事業・施設概要
| 都道府県 | 宮城県 | 経営主体 | 大崎市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 120,944人 |
| 現在給水人口 | 118,365人 | 給水区域面積 | 37,478ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
【④企業債残高対給水収益比率】企業債残高対給水収益比率については,令和6年度数値として307.06%と全国平均より42.2ポイント,類似団体平均値より84.61ポイント上回っている。前年度比較で6.37ポイント低下しており,当該比率は改善傾向にある。今後も施設更新に伴う借入を予定しているが、将来世代への過度な負担とならないよう、事業費の平準化を図るとともに、起債充当率を抑制することで企業債残高の増加を抑え、比率の更なる改善が見込まれる。【⑤料金回収率】及び【⑥給水原価】93.56%と全国平均より4.03ポイント低く,類似団体平均値より6.77ポイント低い数値であり,給水原価については,285.73円と全国平均より104.07円,類似団体平均値より116.42円高い数値となっている。人口減少等による有収水量の減少が続いているため,費用の節減に努めていく。【⑦施設利用率】施設利用率については令和6年度数値として58.87%と全国平均より1.34ポイント,類似団体平均値より3.82ポイント下回っている。今後予定している施設更新にあたっては,水需要に見合った施設規模への改良を計画的に進めていく。【⑧有収率】有収率については,令和6年度数値として79.94%と全国平均より9.27ポイント,類似団体平均値より8.38ポイント下回っており,前年度比較でも1.57ポイント低下している。山間部等においては地形的要因のため漏水対策に苦慮しているところであるが,今後も継続的な漏水調査と計画的な老朽管更新を実施し,有収率の向上に努めていく。
老朽化の状況について
②管路経年化率については,26.65%と全国平均より0.13ポイント下回りが,類似団体平均値より0.8ポイント上回っている。③管路更新率については,令和6年度数値として0.63%と全国平均より0.04ポイント,類似団体平均値より0.06%上回っている。前年度と比較して,更新需要が到来している管路延長が増加したことを示す数値となっているが,管路の更新工事,耐震化工事については,アセットマネジメント等による更新計画に基づき,優先順位を把握し配水管更新を計画的に行うこととしており,加えて,経営戦略に基づき令和4年度より老朽管更新を加速して進めていることから,今後の指標の改善が見込まれる。
全体総括
大崎市水道事業は,平成26年12月にアセットマネジメントを策定し,管路・施設の耐震化や長寿命化を推進するとともに,令和4年2月に経営戦略を改定して人口減少を見据えた更新計画・財政計画の見直しを行い事業を進めている。一方,人口減少等に伴う有収水量の減少により,料金回収率は100%を下回り,給水原価は高水準となっているほか,有収率の低下や施設利用率の低位も課題である。当面の間は,経費節減や水道料金以外の収入の確保に務め,現行料金を据え置くが,将来的に事業の継続を行うためには,料金改定が必要と見込まれる。今後,更新・耐震化、漏水対策、施設規模の適正化、経費削減を進めつつ,給水原価に見合った適正料金のあり方を検討し,安心・安全な水の供給に努めていく。
経営状況
収支構造
総額35.7億円
総額35.6億円