事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 三島市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 104,401人 |
| 現在給水人口 | 104,257人 | 給水区域面積 | 2,929ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、全国平均を上回ったものの、類似団体平均を下回り、前年度比4.69ポイントの減少となった。②累積欠損金比率は、引き続き0%を維持できる見込みである。③流動比率は、昨年度をやや下回り、現金が減少傾向にあるが支払い能力に問題はない。④企業債残高対給水収益比率は、物価高騰に伴う更新投資の増加で借入が拡大し若干上昇した。今後は必要な更新投資を確保しつつ、企業債の活用を財務バランスに配慮して行う。類似団体より比率が高いのは、料金水準が相対的に低いためと考えられる。⑤料金回収率は、類似団体及び全国平均を上回り良好を維持しているが、給水収益の増加が見込めない中、料金の見直しや更なる費用削減が求められる。⑥給水原価は、動力費等の物価高騰の影響でやや上昇傾向ではあるが、地下水を利用しているため、類似団体平均及び全国平均を大幅に下回っており良好である。⑦施設利用率は、若干減少してはいるものの、概ね横ばいで推移している。施設能力の余力については、災害など緊急時の備えを保持しつつ、将来的な更新規模の適正化を図っていく。⑧有収率は、漏水対策として、従来方式の漏水探知器による調査に加えて音圧センサーによる相関調査を追加し、より多くの漏水箇所の改善に努めた結果、近年では改善が見られたが、それを上回る管の老朽化による漏水等が原因で減少したものと考えられる。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、上昇傾向にあり施設等の経年劣化が進んでいる。しかし、類似団体平均及び全国平均を下回っており、引き続き必要な更新投資を行っていく。②管路の経年化率は類似団体平均及び全国平均を上回り、法定耐用年数超過の管路が増加しているため、計画的な更新が必要である。③管路更新率については、管路経年化率を引き下げるために、類似団体平均及び全国平均を上回るペースで管路更新を行っているが、近年は1%を下回る状況が続いており、検討の余地がある。
全体総括
物価高騰などの影響により、経常収支比率は減少する一方で、管路経年化率は類似団体及び全国平均を上回り、法定耐用年数を超えた区間が増加しているため老朽化が進行している。これに伴う更新投資の増加は借入や財務負担を押し上げ、収支の中長期的な悪化を招く可能性があるため、適正に管理していくことが必要である。人口減少や節水型設備の普及により有収水量の拡大は難しく、給水収益は今後も減少が見込まれることから、より一層効率的な事業運営に努めるとともに、水道ビジョン及び経営戦略に基づく計画的な管路更新と、費用削減・料金見直し・財務バランスの確保を組み合わせた持続可能な収支対策を推進する必要がある。
経営状況
収支構造
総額15.0億円
総額13.9億円