事業・施設概要
| 都道府県 | 大阪府 | 経営主体 | 大東市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 115,597人 |
| 現在給水人口 | 115,593人 | 給水区域面積 | 1,827ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
給水人口が年々減少し、年間総有収水量が減少することなどで給水収益が減少しているものの、①経常収支比率は100%以上を堅持しており、令和6年度は加入金の増や受水費の減などにより類似団体平均値を上回った。③流動比率も100%以上かつ類似団体平均値を大きく上回っているうえに、⑤料金回収率も100%以上かつ類似団体平均値より高く、企業の健全性や短期的な支払能力に問題はない。なお、令和2年度に8か月間、令和4年度に6か月間の水道料金の基本料金無料化を実施したことで供給単価が下がり、一時的に⑤料金回収率が低下している。④企業債残高対給水収益比率は類似団体平均値と比較して低い水準であり、給水収益と比較して債務が過大でないことを示しているが、老朽化が進んでいることもあり、将来的に多額の設備投資が必要になることも考えられる。また、配水量の減少に伴い⑦施設利用率が低下している。こうしたことから、平成29年度に策定した「大東市水道施設アセットマネジメント・耐震化・再構築計画」に基づいたダウンサイジング等によって効率性を高めていく必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は平成30年度に行ったポンプ場の新設の影響により類似団体平均値と比較して低くなっていたが、令和5年度には類似団体平均値を若干上回っており、②管路経年化率を踏まえても、施設の老朽化が進んでいることがうかがえる。過去より②管路経年化率は類似団体平均値を上回り、③管路更新率は類似団体平均値を下回るという状況が続いているため、平成29年度に「大東市水道施設アセットマネジメント・耐震化・再構築計画」を策定し、計画に基づいた効率的な管路更新を進めている。なお、上記計画に基づいた重要施設配水ルートの耐震化を優先的に進めている影響によって、令和5年度に引き続き令和6年度も③管路更新率の一時的な低下が目立っている。
全体総括
現状、経営状況は類似団体と比較しておおむね良好であるが、給水収益の減少により経常収益は減少傾向にある。一方で、水道施設や管路の老朽化が進行しており、今後は更新費用の増大が見込まれる。このため、平成29年度に策定した「水道施設アセットマネジメント・耐震化・再構築計画」に基づき、施設の効率的な再構築や計画的な耐震化を進めている。管路についても、基幹管路等の耐震化を優先し、ダウンサイジングや点検・補修による長寿命化を図っている。さらに、経営戦略では令和10年度に単年度赤字が見込まれることから、企業債の発行も視野に入れて効率的な経営に努め、水道施設の維持・管理に必要な財源の確保を行っていく。
経営状況
収支構造
総額22.0億円
総額19.9億円