事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 焼津市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 134,668人 |
| 現在給水人口 | 133,860人 | 給水区域面積 | 6,689ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
「①経常収支比率」は類似団体平均値と概ね同等な数値で推移している。昨年度比で、営業収益、営業外収益は微増したものの、営業費用が増加したことにより、経常収支比率は4.75%マイナスとなっている。しかしながら、数値は100%を超えており収支は健全な状況にある。「②累積欠損金比率」は欠損金が生じていないため継続して0%であり、健全経営が続いている。「③流動比率」は望ましいとされる200%を超えており、短期債務に対する支払い能力は備えている。昨年度比では、工事等の未払金減少により流動負債が減少したため改善している。しかし、基幹管路等の老朽管更新に伴い、今後も年度末時点の未払金増加が見込まれるため、数値は悪化していく傾向にあると予想される。「④企業債残高対給水収益比率」は、類似団体平均値よりも高い水準で推移している。今後も、施設更新等に必要な企業債借入額の増加が予想されることから、指標数値の悪化傾向は続いていくと予想される。「⑤料金回収率」は、昨年度比で5.24%マイナスであるものの、類似団体平均値よりも良好な数値で推移している。また、指標数値は100%を超えているため、給水に係る費用は水道料金収入で賄われていると判断できる。「⑥給水原価」は類似団体平均値を下回っており、効率性が確保できている。引き続き業務の効率化を推進する。「⑦施設利用率」は類似団体平均値と比べて低い水準で推移している。安定供給やリスク管理等の観点から予備能力の確保は必要だが、水需要の減少傾向を踏まえ、適切な施設規模を検討する必要がある。「⑧有収率」は類似団体平均値を上回っており、90%を超える良好な数値で推移している。引き続き漏水調査及び修繕と計画的な老朽管の更新を進めていく。
老朽化の状況について
「①有形固定資産減価償却率」は悪化傾向にあり、類団平均より低い数値で推移している。資産の老朽化が進んでいると捉えられるが、令和6年度までの資産更新は、概ね経営戦略に沿って実施できている。令和6年度に「焼津市水道ビジョン・経営戦略2020」の中間見直しを実施したことから、見直し後の経営戦略に沿って計画的な更新を進めていく。「②管路経年化率」は、類似団体平均値より低い値で推移している。指標数値は悪化傾向にあるため、経営状況を考慮しつつも、見直し後の経営戦略に沿って、計画的かつ効率的な管路更新を進めていく。「③管路更新率」について、令和6年度は基幹管路を優先し、その他の工事として水源・井戸施設、電気装置工事等を実施したことから、昨年度比で数値指標は悪化している。また、同様の理由により、類似団体平均値よりも低い数値となっている。管路経年化率とあわせて、計画的な管路更新を進めていくことで、指標数値の向上に努めていく。
全体総括
「1.経営の健全性・効率性」の指標は、一部類似団体よりも悪い数値もあるが、料金回収率や給水原価を比較して、概ね良好な経営状況と評価できる。しかしながら、近年の傾向として、給水収益の減少や費用の増加傾向があり、「水道ビジョン・経営戦略2020(中間見直し)」では、令和8年度に赤字経営に陥る試算となった。そのため、令和7年度中に水道料金の在り方について審議会を立ち上げ、検討した水道料金の改定を行う予定であるため、引き続き経営の健全性・効率性の向上に努めていく。「2.老朽化の状況」の指標は、資産の老朽化が進んでいると捉えられる指標もあるが、基幹管路を中心に計画的な更新事業を実施している状態である。今後の施設更新においても、適正規模での投資の合理化を図るとともに、計画的な更新を進めていく必要がある。今後の経営については、「水道ビジョン・経営戦略2020(中間見直し)」に基づき、投資財政計画や企業債充当率の見直しによる投資の合理化と財源の確保に努めるとともに、継続的に安定した事業運営に努めていく。
経営状況
収支構造
総額21.2億円
総額19.6億円