事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 掛川市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A3 | 行政区域内人口 | 114,678人 |
| 現在給水人口 | 113,585人 | 給水区域面積 | 13,886ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
R6は前年度と比較して給水収益が微減し、営業費用が増加したため、①経常収支比率は低下したが、経常損益においては引き続き黒字を達成した。また、未払金の減少により、流動負債が減少したため③流動比率については増加した。そのほか、労務単価や物価の上昇により、修繕費、人件費、動力費などの費用が全体的に増加し⑥給水原価が大幅に増加したことで⑤料金回収率が減少し、100%を下回った。⑦施設利用率は平均を大きく上回っており、効率的な利用ができていると考えられる。⑧有収率については、R2及びR3において重点的に漏水調査を行ったことにより、R3の有収率は大きく向上したが、その後、有収率が継続して低下している。有収率の向上は非常に重要な経営課題のため、重点事項として今後も引き続き改善に向けて取り組む必要がある。管路更新工事に対する新規の起債について、償還額を上限としていたが、投資財政計画の見直しにより、R4から起債額を増額したため、④企業債残高対給水収益比率は、上昇傾向にある。※数値訂正⑤料金回収率R05誤105.12→正102.51⑥給水原価R05誤166.81→正171.04
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は平均を下回っているが、上昇傾向が続いており、管路や施設の老朽化度合が増している。②管路経年化率は耐用年数を経過した管路の増加により僅かに上昇した。③管路更新率は前年度より増加したものの、全国平均値、類似団体平均値を共に下回った。今後、AIを活用した管路劣化診断により、効率的な管路の更新を予定しており、老朽化状況の改善と有収率向上への取り組みを強力に進めていく。
全体総括
人口減少による家庭用使用水量の減少や大口使用者である工場の節水の取り組みなどの影響により、水需要は減少傾向にある。今後、水需要の減少傾向が継続するなか、物価の継続的な上昇が見込まれるため、水道料金の改定も検討しながら、持続性のある健全な経営に努めたい。安定的で強靭な水道サービスを維持するため、老朽化した管路や施設の更新ペースを加速させ、耐震化率の向上を図るとともに、AIを活用した管路更新計画の策定により、効率的に管路の更新を行い、有収率の向上に努めていく。また、近隣市町と料金収納事務等を共同化するなどの広域的な取り組みを行うことや、施設管理業務の包括委託など、費用の削減・管理体制の強化及び事業の持続性を確保できるよう努めていく。
経営状況
収支構造
総額28.4億円
総額27.5億円