阿久根市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率については、類似団体平均を上回ってはいるものの、平成22年116.53%と黒字であったものが、平成23年より赤字へと転落し、徐々に持ち直してきてはいるものの、単年度収支では赤字となっている。また、④企業債残高対給水収益比率が類似団体平均と比較し、かなり高い状況であり、これまでの投資経過からすると、これらの指標は今後も悪化すると想定されるが、この状況に陥った要因としては、平成22年度より整備の遅れていた簡易水道整備事業を積極的に行ってきた結果であり、平成30年度までは右肩上がりに企業債残高が増えていくことが予想される。さらに、⑤料金回収率については、徐々に低下しており、⑥給水原価は上昇傾向にあることから、給水収益以外の収入(一般財源からの繰り入れ等)に依存せざるを得ない経営状況が、一層進む傾向にある。⑦施設利用率及び⑧有収率が類似団体平均値を上回ってはいるものの、厳しい財政運営を迫られていることは確かであり、将来的な上水道への統合のためにも、料金体系の見直し(段階的簡易水道料金値上げ)について長期的な経営計画の策定を急ぎ、早急に検討していく必要がある。

老朽化の状況について

③管路更新率は、0.25%程度であるが、国庫補助事業の導入により、少しづつではあるが、着実に進めてきている。今後についても、厳しい財政状況等を勘案しながら、有利な国庫補助金等を活用し、引き続き管路更新を図っていきたい。また、財政状況が厳しいがゆえに、敷設菅整備の優先順位や必要性を精査するなどといった、長期的な更新計画の策定が必要であり、対費用効果の面においても計画の中に盛り込んでいく必要がある。

全体総括

簡易水道事業については、人口の少ない地域、地区を対象としているため、維持管理の効率化や施設規模の見直し等についても厳しい状況にある。また,簡易水道会計自体も経営的に厳しい状況にあることから、今後、人口減少など不可避な要因を加味した上で、施設・管路の長寿命化やダウンサイジングなども含めた長期的な投資計画を策定する必要がある。併せて、料金水準の適性化を踏まえた長期的な経営計画の策定を急ぎ、将来へ向けた上水道への統合へ向け、段階的な料金引き上げについて検討及び地元説明会等について実施していく必要がある。

類似団体【D2】

八雲町 今金町 せたな町 佐呂間町 大空町 士幌町 標津町 東北町 大船渡市 葛巻町 西和賀町 岩泉町 三種町 八峰町 尾花沢市 舟形町 二本松市 矢祭町 常陸太田市 鹿沼市 那珂川町 高崎市 嬬恋村 昭和村 長岡市 糸魚川市 妙高市 胎内市 阿賀町 津南町 黒部市 朝日町 白山市 川北町 おおい町 若狭町 山梨市 大月市 上野原市 市川三郷町 南部町 富士河口湖町 長和町 阿智村 喬木村 豊丘村 木曽町 大垣市 関市 飛騨市 池田町 白川町 静岡市 島田市 川根本町 設楽町 松阪市 大台町 度会町 大紀町 南伊勢町 長浜市 東近江市 豊郷町 京都市 綾部市 亀岡市 海南市 田辺市 印南町 みなべ町 日高川町 倉吉市 伯耆町 安来市 雲南市 邑南町 津和野町 吉賀町 隠岐の島町 井原市 美作市 吉備中央町 庄原市 廿日市市 安芸高田市 大崎上島町 山口市 萩市 柳井市 美馬市 那賀町 東みよし町 まんのう町 西予市 久万高原町 四万十市 香南市 中土佐町 日高村 津野町 大月町 八女市 太良町 松浦市 東彼杵町 菊池市 宇土市 宇城市 高森町 南阿蘇村 山都町 錦町 あさぎり町 苓北町 竹田市 由布市 都城市 日南市 美郷町 高千穂町 阿久根市 東串良町 錦江町 南大隅町 南種子町 龍郷町 喜界町 天城町