地域において担っている役割
①佐賀県西部地域の地域医療支援病院として、急性期医療などの質の高い医療を提供する役割②安心安全で受診できる地域住民のための病院としての役割③患者の紹介・逆紹介や高度医療機器の共同利用、診療情報伝達システム等を活用し、地域における病病・病診の医療連携を強化する役割④地域の医療従事者の資質の向上を図るため研修会等を開催し、地域医療の充実を担う役割⑤災害拠点病院として、災害発生時における医療救護活動及び県等の要請による医療救護班を派遣する役割
経営の健全性・効率性について
独立採算制を原則として効率的な経営を目指しているが、不採算部門に要する経費等については、佐賀県西部の地域包括ケアにおける中心的な役割を果たしていくため、安定的・継続的に質の高い医療を提供できるよう、国の定める繰出し基準の範囲内において、市町の財政当局と協議しながら適正な繰入を行っていく。
老朽化の状況について
H24.3.1に不具合が生じている箇所も出てきている。
全体総括
当院は、佐賀県西部医療圏域内において急性期病院の中核病院として地域住民のニーズも高く、急性期病床の急激な削減等は医療現場に混迷を生じる可能性は否定できない。安心安全の医療環境を維持していく為に時間をかけての充分な協議が必要と思われる。また、病床機能の見直しやネットワーク化などに関して、地域で十分な協議を行うとともに地域医師会との協調を保ちつつ病院事業の経営改革に総合的に取り組んでいきたい。