地域において担っている役割
・へき地拠点病院として民間医療機関の立地が困難な過疎地等における一般医療の提供・救急・精神などの不採算・特殊部門に関わる医療の提供、看護専門学校の運営
経営の健全性・効率性について
不要な投資等は行わず経営健全化に努めています。平成28年度の医師確保により患者数の増加とそれに伴い収益も上向いてきました。また28年12月から算定を開始した地域包括ケア病棟の運用が29年度は安定し、収益改善の方向となりました。しかしながら患者1人あたりの単価は未だ全国平均を大きく下回っており、そのため費用の収益に対する比率は逆に全国平均を上回ってしまっています。今後もスタッフ間の連携を更に強化し、一丸となって経営改善に取り組みます。
老朽化の状況について
構築物の更新は24年度の給食施設が最終で、現時点において建物の老朽はありません。医療機器および周辺機器については耐用年数・使用時間等をみて大きな負担とならないよう計画的に更新しています。
全体総括
周辺地域の人口減少もあり、病院を取り巻く環境は年々厳しさを増している状況です。その中で昨年度比で約50%の収支改善を行えました。今後もへき地拠点病院として地域の医療を担っていくことは当然のこと、病院事業の安定した運営に努めていきます。