地方独立行政法人桑名市総合医療センター:桑名西医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

当法人は平成21年10月に地方独立行政法人化し、平成24年4月より桑名東・西・南医療センターの3センター体制にて運営を行っている。平成30年度には新病院が開院し3センターの集約を予定している。その中で桑名西医療センターは旧市民病院としての役割を継承し、病院群輪番制病院として二次救急医療対応を担い、地域の医療機関と連携を行いながら医療の提供を行っている。

経営の健全性・効率性について

平成28年度に一部医師・看護師職員が桑名東医療センターへ集約されたことに伴い患者確保が困難となり「病床利用率」の減少傾向は継続したが、「患者1人1日当たり収益」は循環器医師のスポット配置、外科系の手術収益が増加したことにより前年から大きく増加した。ただし収益自体は減少傾向が継続し「医業収支比率」は悪化、「経常収支比率」も同様の傾向となった。「職員給与費対医業収益比率」は桑名東医療センターへの職員集約により給与費は減少したが、収益の減少幅がそれを上回り増加傾向となった。「材料費対医業収益比率」は収益の減少に伴い材料費も減少傾向であったが、前年度から手術件数が増加したことに伴い材料費も増加となった。

老朽化の状況について

建物を含む有形固定資産は老朽化が進んでいるが、平成30年度の新病院統合を控え修繕や賃借等で対応を行っている。器械備品は29年度は30年度の新病院統合を控え、既存病院での新規購入はほぼ行っておらず、既存機器の償却が進んでいる。

全体総括

新病院開院を前に、人員的に非常に厳しく非効率な運用を行わなければならない状況の中、循環器医師のスポット配置、手術収益の増加など最低限の収益を確保することに努めた。

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