共立蒲原総合病院組合(事業会計分):共立蒲原総合病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

当院の主エリアである旧庵原3町及び旧芝川町の地域において、入院施設のある病院は当院のみです。透析のできる施設もなく地域住民にとって存在意義は大きく、患者満足度調査からも当院に対する期待が窺えます。また、救急医療は24時間365日体制で実施しています。医師不足の状況が続いているため、非常勤医師を活用しながら1次救急から2次救急まで、可能な限り救急患者の受け入れを実施しており、救急医療を維持することは、この地域に対しての責務と言えます。さらに、災害医療の面においても静岡市、富士市、富士宮市から救護病院の指定を受けており、地理的特性から大規模地震時には病院の孤立化が懸念される当エリアにおいて、当院の果たすべき役割は大きいと認識しています。

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は、構成市からの損失補填補助金収入により、高い比率になっています。本業である医業収支比率は、類似病院と比較しても低い値になっており、医業費用を医業収益で賄えておりません。当院は、ケアミックス病院であることから1人1日あたり入院収益および外来収益は、類似病院の平均値を下回る一方、職員給与費対医業収益比率は類似病院の平均値を大幅に上回っており、収支双方の経営改善が必要と考える。職員の高年齢化や、医療提供体制を確保するための非常勤医師の賃金などが給与費を押し上げている要因と考えます。このため、経営の健全化に向けて常勤医師化を進めて入院・外来の患者数や単価の増を図るとともに、引き続き費用の削減に努めていきます。

老朽化の状況について

当院は、新築移転から35年が経過し、建物・設備等全体的に老朽化が進行している。特に、空調設備と電気設備の老朽化が著しく、その対策が急務となってきている。・予算上の制約もあり、計画的な設備更新を行うよう努めている。器械備品についても法定耐用年数を超えて使用しているものが多数あるが、過大な設備投資とならないよう計画的な更新に努めている

全体総括

当院は、富士医療圏及び静岡医療圏の境界に位置し、両圏域の患者を受入れています。特に外来患者の約75%、入院患者の約60%は、旧庵原3町と旧芝川町の住民で占められており、この地域には競合する公立・公的病院、民間病院はありません。このため、民間病院との統合や再編は困難と考えます。また、当院はケアミックス型病院であり、近接する両市の市立病院とは病床機能において、急性期、回復期で重複するものの適切な配分になっており、慢性期は、当院だけが持つ病床機能です。今後も圏域の地域病院として、基幹病院と連携しながら経営改善に努めていく。

類似団体【4】

子ども総合医療・療育センター 市立病院 市立病院 国保黒石病院 市立病院 釜石病院 二戸病院 盛岡市立病院 登米市立登米市民病院 宮城県立こども病院 横手病院 角館総合病院 南相馬市立総合病院 公立岩瀬病院 公立相馬総合病院 県西総合病院 佐野市民病院 栃木県立がんセンター 循環器病センター 佐原病院 こども病院 海浜病院 柏病院 市立病院 足柄上病院 循環器呼吸器病センター 十日町病院 あがの市民病院 富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 金沢医科大学 氷見市民病院 松本市立病院 岡谷市民病院 大町総合病院 木曽病院 こども病院 多治見市民病院 羽島市民病院 下呂病院 浜松市リハビリテーション病院 伊東市民病院 菊川市立総合病院 静岡県立こども病院 共立蒲原総合病院 愛知病院 あいち小児保健医療総合センター 常滑市民病院 名張市立病院 尾鷲総合病院 伊賀市立上野総合市民病院 桑名西医療センター 紀南病院 高島市民病院 綾部市立病院 京丹後市立弥栄病院 市立病院 貝塚病院 市立柏原病院 十三市民病院 こども病院 中央病院 高砂市民病院 川西市立総合医療センター 加西病院 公立宍粟総合病院 生駒市立病院 国保中央病院 南奈良総合医療センター 国保野上厚生総合病院 雲南市立病院 尾道市立市民病院 尾道市公立みつぎ総合病院 光市立光総合病院 光市立大和総合病院 山陽小野田市民病院 三好病院 小豆島中央病院 市立八幡浜総合病院 あき総合病院 飯塚市立病院 福岡市立こども病院 福岡市民病院 地方独立行政法人筑後市立病院 地方独立行政法人くらて病院 伊万里有田共立病院 市立大村市民病院 島原病院 壱岐病院 対馬病院 荒尾市民病院 山鹿市民医療センター 中津市民病院 国東市民病院 出水総合医療センター 医師会医療センター