地域において担っている役割
・へき地拠点病院として民間医療機関の立地が困難な過疎地等における一般医療の提供。・救急・精神などの不採算・特殊部門に関わる医療の提供、看護専門学校の運営。
経営の健全性・効率性について
*不要な投資などは行わず経営健全化に努めています。診療においては新型コロナウイルス感染症の影響で患者数・医業収益ともに昨年度より減少しましたが、医業外収益の増収、医業費用の減により純損益は昨年度決算値より56.2%の伸び率となった。コロナ禍で医業収益のはあるが常勤不在となっている医師の確保も含め、更なる経営改善の取り組みを行う。
老朽化の状況について
*構築物の更新は24年度の給食施設が最終で、現時点において建物の老朽はありません。医療機器および周辺機器については耐用年数・使用時間等をみて大きな負担とならないよう計画的に更新しています。
全体総括
*新型コロナウイルス感染症の影響で、入院外来患者数・収益ともに昨年度より減少し、医業収益は昨年度比で2.9%の減となった。医業外収益については今年度から不採算地区中核病院の対象となり特別交付税で増収となった。費用面では、電子カルテの償却が終了したことにより、減価償却費が大きく減少した。*コロナ禍で収益に大きな影響を受け赤字決算ではあるが、交付税の増額、減価償却費の減少により、純損益は昨年度より56.2%の伸び率となった。当年度純損失は、昨年度より109,143千円回復し、85,106千円となった。今後もへき地拠点病院として地域の医療を担い、病院事業の安定した運営に努めていく。