横手市:横手病院

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

地域に必要な医療を公平、公正に提供し、住民の生命と健康を守り、地域の健全な発展に貢献することを目的とし、県南唯一の消化器センターを設置し、当地域だけではなく他地域からの患者を受け入れている。また、在宅療養後方支援病院として、地域包括ケア病棟を開設し、在宅医療への関与を進めて来ており、多職種の医療従事者が在宅・施設での療養に繋がる連携を行っている。今後、更なる継続と医療・介護・福祉の連携体制の強化を図っていく。

経営の健全性・効率性について

経営の健全性を示す各指標については、新型コロナウイルス感染症の影響から入院・外来共に患者数減があったものの医療機関別係数増により類似病院と比較して良好な数値を示している。効率性を示す指標については、外来患者1人1日あたり収益と材料費対医業収益比率が平均を下回っている。高額薬剤を使用する化学療法や肝炎、在宅自己注射患者数減が原因と考えられる。今後、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、入院・外来とも患者数についてはさらに減少し、極めて厳しい病院経営となることが予想される。

老朽化の状況について

施設及び器械備品の老朽化が平均値より進行している。施設については、3棟のうちの1棟及び屋外の受水槽・地下重油タンク等施設の移設及び給食厨房改装等を盛り込んだ病院施設整備計画を策定、基本設計・実施設計の実施、翌年度から2か年で施工することとなった。一方、1床当たり有形固定資産については年々、平均値に近づいてきているものの、まだ上回っている状況であり、H29年度のCT装置入替、R元年度の電子カルテシステム等の更新及び上記の施設改修もあることから、平均値との乖離は広がるものと思われる。

全体総括

経営的に今後も急性期病棟と地域包括ケア病棟の効果的な運用により、安定的経営を図ろうとするものであるが、新型コロナウイルス感染症の影響により収益の悪化は免れない。また少子高齢化に伴う人口減をはじめ、施設・医療機器・医療情報システムの老朽化に伴う改築・更新と今後、建設改良費に係る費用の増大が見込まれるため、一定患者数及び医療の質の確保はもちろん、令和2年の診療報酬改定の経営への影響度の分析と結果の反映、引き続き補助金・起債の有効な活用について検討していく必要がある。

類似団体【4】

子ども総合医療・療育センター 市立病院 市立病院 国保黒石病院 市立病院 釜石病院 二戸病院 盛岡市立病院 宮城県立こども病院 横手病院 角館総合病院 公立岩瀬病院 西部メディカルセンター 栃木県立がんセンター 循環器病センター 佐原病院 こども病院 海浜病院 柏病院 市立病院 足柄上病院 循環器呼吸器病センター 十日町病院 富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 金沢医科大学 氷見市民病院 岡谷市民病院 国保浅間総合病院 こども病院 多治見市民病院 羽島市民病院 下呂病院 浜松市リハビリテーション病院 伊東市民病院 菊川市立総合病院 静岡県立こども病院 共立蒲原総合病院 あいち小児保健医療総合センター 常滑市民病院 名張市立病院 尾鷲総合病院 伊賀市立上野総合市民病院 紀南病院 高島市民病院 綾部市立病院 市立病院 貝塚病院 市立柏原病院 十三市民病院 こども病院 中央病院 高砂市民病院 川西市立総合医療センター 加西病院 生駒市立病院 国保中央病院 南奈良総合医療センター 国保野上厚生総合病院 雲南市立病院 尾道市立市民病院 尾道市公立みつぎ総合病院 光市立光総合病院 光市立大和総合病院 山陽小野田市民病院 三好病院 小豆島中央病院 市立八幡浜総合病院 あき総合病院 飯塚市立病院 福岡市立こども病院 福岡市民病院 地方独立行政法人筑後市立病院 地方独立行政法人くらて病院 伊万里有田共立病院 市立大村市民病院 島原病院 壱岐病院 対馬病院 荒尾市民病院 山鹿市民医療センター 中津市民病院 国東市民病院 日南病院 出水総合医療センター 医師会医療センター