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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
平成21年度より0.01低くなったが、類似団体平均を0.32上回っている。景気の低迷が続く中、税収も横ばいの傾向にある。平成22年度町税現年度の徴収率は集中改革プランの目標値である98.5%を上回る99.1%であった。今後もこの水準を維持できるよう徴収の強化を図っていく。
平成21年度に比べ4.2%減少し、類似団体平均を4.3%下回っている。これは、平成21年度に比べ固定資産税が増収となったことによる町税の増、および臨時財政対策債の発行可能額の増によるものである。しかし、景気の低迷による町民税の落ち込み、土地の下落等が予測されるため楽観はできない。引き続き歳出削減に努めるとともに徴収の強化を図っていく。
類似団体平均を2,502円下回っている。人件費は22.3%と類似団体平均を下回っているが、物件費は23.4%上回っている。これは文化交流センターに指定管理者制度を導入したことによる委託料の増加が大きな要因である。維持補修費は類似団体平均を20.9%下回っている。
類似団体平均とほぼ同水準で推移しているが、平成22年度は類似団体平均と同数となっている。平成21年度に比べ0.3低くなっているのは職員構成の変動によるものであるが、近隣市町と比較すると低くなっている。今後は人事評価制度の導入により職員のモチベーションを高める仕組みづくりをしていく。
新規採用職員を抑制してきたため類似団体平均を3.86人下回っている。現在指定管理者制度を3施設で導入し組織の効率化に努めてきたが、さらに職員配置を流動的に実施できる柔軟な組織作りの必要がある。
類似団体平均を4.2%上回り高い比率となっている。これは実質公債費比率は3年間平均となるが、平成18年度から平成20年度の3年間、土地開発公社の土地買取の債務負担行為の履行により単年度の実績公債費比率が高くなっているためであり、平成20年度の高い単年度実質公債費比率の影響を受け、平成22年度実質公債費比率も類似団体平均を4.2と大きく上回る比率となっている。平成22年度の単年度実質公債費比率は8.9%となっており、投資的事業に対する起債については、今後も住民ニーズに合った事業を優先し、起債に大きく依存しない財政運営に努める。
類似団体平均を69.4%上回り高い比率となっている。土地開発公社の債務残高が116.9%のうち約83.7%を占めており、将来負担比率を高くしている要因となっている。現在、土地開発公社の経営健全化計画を実施し、健全化を進めているところである。
類似団体平均に比べ人口千人当たり3.86人少ないこともあり、人件費の経常収支比率は類似団体平均を1.7下回っている。しかし、時間外勤務手当は類似団体平均を上回る傾向にあるため、職員の健康面も考慮し機能的な組織への転換を図る必要がある。
物件費にかかる経常収支比率は類似団体平均を6.7%上回っている。文化交流センターに指定管理制度を導入しているため委託料が高くなっていることが要因と考えられる。指定管理者制度は平成21年度までに3施設で、平成22年度から4施設で導入しており、物件費がさらに増加することが予想される。そのため今後もコスト削減に努める。
その他にかかる経常収支比率は類似団体平均を3.6%上回っている。これは、後期高齢者医療事業会計や国民健康保険事業会計への繰出金が要因として挙げられる。高齢者の医療費の高い水準は続きことが予想され、繰出金の増加傾向は続くと考えられる。
補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を4.9%下回っている。平成17年度に行財政改革の取組みとして町独自の補助金等について見直しを実施したが、久山町社会福祉協議会や久山町森林組合等に対する運営費補助金の大きな削減はできていない。団体独自の競争力のある事業展開がなされるよう指導を強化していくことを目標としているため今後も経営状況と補助金額との精査を行っていく必要がある。
公債費にかかる経常収支比率は類似団体平均を7.4%下回っている。これは投資的事業に係る起債借入を抑制してきた成果である。しかし、実質公債費比率の構成要素を見ると公共事業債の償還の財源に充てたと認められる人口一人当たり決算額が類似団体平均より58.5%高くなっている。これは下水道事業への負担が大きくなっていることが要因となっている。下水道整備事業は整備が完了していないため、今後も下水道事業の起債は増加することを考慮し、町全体の事業ベースで起債に大きく頼らない財政運営に努める。
公債費以外にかかる経常収支比率は類似団体平均を3.1%上回っている。町独自の補助金等についての見直しなどを行ってきたが、物件費は18.2%を占め、さらに増加することが予想される。そのため今後もコスト削減に努める。
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