経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率が100%を超えた要因としては、比較的規模の大きい定期点検業務が無い年であったこと及び、公営企業会計適用に伴う打切り決算であったことがあげられる。⑤上記理由による。⑥上記理由による。④地方債償還に要する資金をすべて一般会計繰入金において負担していることから、一般会計に依存している状況にある。徐々にではあるが適切な料金水準に近づいている。また施設利用率が類似団体と比較して極端に低くなっているのは、吉備高原都市内における宅地分譲・企業誘致の低調化によるものであるが、徐々に販売も進んでいることから施設利用率も緩やかではあるが上昇するものと考える。
老朽化の状況について
昭和62年4月に供用開始以降30年経過し、各施設において老朽化しており特に浄化センター・各ポンプ場の老朽化が進んでいることから、浄化センター・各ポンプ場の長寿命化対策を実施している。また管渠については、腐食の疑わしい箇所の修繕をH24・H25年度において実施しており、今後においても腐食等の調査を行い随時修繕を実施する。
全体総括
老朽化した施設の長寿命化対策を計画的に実施するとともに、さらなる経費節減により経営の健全化を図り効率のよい汚水処理に努める。