地域において担っている役割
・へき地拠点病院として民間医療機関の立地が困難な過疎地等における一般医療の提供。・救急・精神などの不採算・特殊部門に関わる医療の提供、看護専門学校の運営。
経営の健全性・効率性について
不要な投資などは行わず経営健全化に努めています。診療においては、入院患者数・収益ともに昨年度より改善し、医業収益で、前年度比3.4%の増となりました。外来患者数・収益は、昨年度より診療日数が4日少なかったこともあり、延べ患者数は減、外来収益は前年より微増となりました。赤字決算ですが、純損益は、昨年度より14.5%の増となり、院内で経営改善への取り組みを行ったことも含め収益面において良い結果が出ました。今後も、常勤医師不在科の医師確保、経営改善への取り組みを強化していきます。
老朽化の状況について
構築物の更新は24年度の給食施設が最終で、現時点において建物の老朽はありません。医療機器および周辺機器については耐用年数・使用時間等をみて大きな負担とならないよう計画的に更新しています。
全体総括
周辺地域の人口減少、地域医療構想の中「再編統合について特に議論が必要」とする病院の公表もあり病院を取り巻く状況は年々厳しくなってきています。その中で前年度比、収益は1.50%増、費用は0.30%の増で決算しました。増収を図るため加算の見直しを行い「認知症ケア加算」「検体検査管理加算」「栄養サポートチーム加算」の算定を開始、「禁煙外来の開始」「経営管理システムを活用した全職員へ向けの研修会の開催」「健診等の料金見直し」を行った。今後もへき地拠点病院として地域の医療を担っていくことは当然のこと、病院事業の安定した運営に努めていきます。