那須町:公共下水道

地方公共団体

栃木県 >>> 那須町

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経費回収率は45.18%、水洗化率(接続率)は76.38%と類似団体と比較し平均を下回っており、一般会計からの繰入金に依存した経営となっている。施設利用率は24.00%と類似団体と比較し下回っている。湯本処理区は、主な汚水流入が観光汚水流入であり、観光シーズンピーク時の処理量と平常時の処理量に差があるため、施設利用率の低下に影響している。また、人口減少や大型ホテルの撤退による処理量の減少も利用率を下げる要因となっている。処理場の運転・維持管理業務については、複数年契約による民間委託によってコスト縮減を図り維持管理を行っている。企業債残高は減少傾向にあるが、今後は下水道施設の老朽化に伴う長寿命対策や耐震対策工事に係る債務の増加が見込まれる。

老朽化の状況について

那須町には、湯本処理区と黒田原処理区の二つの処理区があり、湯本処理区においては、昭和59年3月に供用開始、黒田原処理区においては、平成14年3月に供用を開始している。湯本処理区については、供用開始から30年以上が経過し、施設・管渠の老朽化が進んでいるが、令和3年度は、管渠の改良・更新等を実施していないため管渠改善率は0.00%と類似団体(0.10%)と比較し、下回っている。今後は、事故の未然防止及びライフサイクルコストの最小化を図るため、ストックマネジメント計画に基づく計画的な改修を行う必要がある。また、長寿命化対策と耐震対策との整合性を図りながら工事費の縮減に努める。

全体総括

令和3年度公共下水道事業の歳出合計3億7千7百万円に対し、一般会計からの繰入金が1億9千2百万円となっており、繰入金に依存している。整備予定の下水道全体の整備が完了しても、普及率は人口全体の約15%程度で、負担公平の観点から適正な料金改定の検討が必要となってきている。人口減少や高齢者世帯の増加による水洗化率(接続率)の低迷や節水型製品の普及等も使用料収入が増加しない要因となっている。今後も戸別訪問や広報による周知などの未接続対策の充実を図り、経営改善に向けた取組を行う必要がある。

類似団体【Cd1】

美唄市 赤平市 紋別市 士別市 名寄市 砂川市 深川市 南幌町 奈井江町 長沼町 栗山町 美瑛町 上富良野町 浜頓別町 枝幸町 斜里町 興部町 大空町 白老町 洞爺湖町 新得町 清水町 芽室町 広尾町 池田町 本別町 浦幌町 標茶町 中標津町 田舎館村 雫石町 気仙沼市 白石市 角田市 村田町 川崎町 丸森町 男鹿市 仙北市 八郎潟町 村山市 長井市 高畠町 川西町 白鷹町 相馬市 猪苗代町 浪江町 ひたちなか・東海広域事務組合 益子町 那須町 草津町 みなかみ町 箱根町 南魚沼市 湯沢町 砺波市 小矢部市 南砺市 珠洲市 勝山市 あわら市 越前町 五領川公共下水道事務組合 山梨市 甲州市 忍野村 山中湖村 富士河口湖町 小諸市 東御市 辰野町 山ノ内町 野沢温泉村 瑞浪市 下呂市 加西市 篠山市 丹波市 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 高野町 高梁市 備前市 美作市 和気町 早島町 勝央町 吉備中央町 長門市 美祢市 善通寺市 さぬき市 多度津町 阿蘇市 西都市 出水市 指宿市 本部町 嘉手納町 北谷町