野沢温泉村:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

当村の公共下水道は昭和36年から整備が進められ、昭和37年12月に単独公共下水道としては全国の村で最初に供用開始となった。このため、処理区域内人口に対しての水洗化率は100%に近い数値となっており当初の目的は概ね達成できている。経営状況では、歳入は職員が協力して使用料の徴収にあたり徴収率の向上をはかっているが、新型コロナウイルスの影響により観光客が激減し使用料収入の増加が見込めずにいる。歳出では汚泥消化ガスの再利用による燃料費の削減など、維持管理経費の削減に努めながら効率的な事業運営を進め資源循環にも努めている。現在のところ施設の維持管理費用は使用料収入等でまかなえており、企業債償還財源として一般会計より必要最小限の繰入を受けて運営している。また企業債残高については平成24年度以降減少してきている一方、施設の老朽化に伴う長寿命化等の事業も進めており、一時的に借入金が増加することも想定されているが、今後も計画的に事業を進めるよう努めている。

老朽化の状況について

供用開始より59年が経過し布設後50年を経過する管渠があることから、平成24年度に管渠長寿命化計画を策定し、平成25年度より計画に沿って下水道管渠の長寿命化を進めているが、布設時からの管渠の屈曲と温泉街を中心とした道路の融雪設備等により改築費用が嵩み、老朽化に長寿命化が追い付いていないのが現状である。また、処理施設についても汚泥処理施設の老朽化が進んでいることから、ストックマネジメント計画により令和2年度より改築を進めている。

全体総括

コロナ禍による観光客の減少及び人口減少に伴う使用水量の減少が見込まれるが、地方創生計画による人口減少抑制や観光客の増加に期待しつつ、使用料の徴収率向上に努め、施設の維持管理費の抑制方法や効率化を模索しながら、引続き経営の健全化に努める。また、処理場施設も含めたストックマネジメント計画が令和4年度で切れることから、以降のストックマネジメント計画を令和4年度中に策定し、施設の再構築を進め持続可能な汚水処理ができるよう努めていく。

類似団体【Cd1】

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