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平成20年秋以降の世界同時不況の影響により、法人及び個人市民税が減収となったことから、単年度の指数としては、20年度の1.041から21年度は0.992と1を割り、6年ぶりに交付団体に転じることとなった。また、長引く景気低迷の影響により、基準財政収入額は減少傾向にあり、22年度は0.915、23年度は0.901、24年度は0.890と減少を続けた結果、この3年間で0.025減少した。24年度は、前年度に比べて、基準財政需要額が臨時財政対策債振替前で+212,665千円であったものの、臨時財政対策債発行可能額が+222,176千円の増となったことから、振替後では-38,294千円(-0.2%)の減となる一方、基準財政収入額は評価替えの影響などにより固定資産税が-323,138千円(-4.3%)と大幅な減となったことなどから、-246,227千円(-1.3%)と基準財政需要額の減の幅を大きく上回ったため、財政力指数(単年度)は前年度に比べて、0.011減少した。
世界同時不況の影響を受けた21年度決算の94.2%をピークに、近年は改善傾向(平成21→平成22:-1.6ポイント、平成22→平成23:-2.5ポイント)にあり、24年度は前年度と比べて0.9ポイント改善した。これは、分母である経常一般財源等収入額が増(+194,281千円、+0.7%)となったことに加えて、分子である経常経費充当一般財源が減(-89,986千円、-0.4%)となったことが要因である、それぞれの要因については、分母では、総合計画に基づき、臨時財政対策債が-70,000千円の減となる一方で、市税(+202,304千円)及び普通交付税(+212,492千円)が増となったためである。また、分子では、高齢者医療関係、介護保険事業に加え、公債費繰出財源が増となったことに伴う下水道事業への繰出金が増となったため、繰出金全体では+218,831千円の増となったほか、障害者自立支援法関係経費や生活保護費などの扶助費が増(+78,046千円)となったものの、退職者数の減(52人→40人)に伴い、人件費が-357,139千円の減となったことなどがあげられる。
前年度より2,723円減少し、今年度も類似団体及び神奈川県の平均を大きく下回った。この要因としては、前年度に比べ、障害児早期療育に係る生活訓練施設の民間への運営委託化や児童手当費の制度改正に伴うシステム改修などにより委託料が、臨時職員の増により賃金が、それぞれ増となり、物件費全体では前年度に比べ0.2%の増となったものの、職員数や職員年齢構成の変動で職員給が132,737千円の減、退職者の減により職員手当等が399,424千円の減となり、人件費全体で6.4%減少したことが挙げられる。今後は、施設の老朽化が進むことによる維持補修費の増が見込まれるが、公共施設再配置計画を中心とした取組みにより、更なる経費節減に努めていく。
類似団体平均を0.1(平成23は0.6)、全国市平均を1.8(平成22は1.5)上回る結果となったが、前年度より差は縮小している。これまでの人件費抑制の取組みとしては、平成18年度の給与体系の見直し(給料月額を平均4.8%引き下げ、中高年層の職員については更に2%引き下げ)に続き、平成22年4月からは、地域手当(支給率10%から6%へ引き下げ)、及び住居手当(持ち家、借家以外の者に対する支給を5,700円から2,800円に減額)の見直し、平成23年4月以降は前述の住居手当の廃止を実施するなど、今後も適正な給与体系の確保に努めていく。
前年度に比べ0.14人減となり、類似団体平均を0.28人、神奈川県平均を0.21人それぞれ下回っている。23年度に続き、民間委託の拡大や退職者数の不補充等により、24年度は職員数を976人から971人に削減した。職員数の適正化については、新はだの行革推進プランにおいて、27年度までに40人を削減(22年度比)することを掲げ、推進を図っているが、欠員が生じている部署や権限移譲への対応などの課題もある。今後とも組織の見直しや委託化等を推進し、着実な実現を目指していく。
下水道特会における元金償還額等の増などにより準元利償還金が増となる一方、市債発行額を元金償還の総額以下とする市債残高縮減の取組み効果による元利償還金の減に伴い、分子が微減となったことに加え、分母を構成する標準財政規模が前年度に比べて+2.8億円の増となったことから、前年度に比べて0.8ポイントの減となった。類似団体平均値との比較では2.1ポイント、全国平均値の比較では4.5ポイント、県内平均値との比較では5.4ポイント、それぞれ下回っている今後においては、市債残高縮減の取組みにより元利償還金が減となる一方、加入する組合において実施したクリーンセンター建設事業の元金償還が始まり、準元利償還金が増となることが見込まれることから、市債発行額を元金償還の総額以下に抑制するという市の方針に基づき、健全性の維持に引き続き努めていく。
分子を構成する将来負担額について、加入する組合が実施したクリーンセンター建設に伴い、組合債残高が増額となったことなどから、9.17億円の増となったものの、将来負担額から控除する充当可能財源等について、財政調整基金現在高の増や臨時財政対策債の発行可能額の累増などによる基準財政需要額算入見込額の増により、24.1億円の増となったことなどから、前年度に比べて6.4ポイントの減となった。全国平均値との比較では5.2ポイント、県平均値との比較では65.7ポイント、それぞれ下回っているが、類似団体との比較では12.8ポイント上回っている。今後も将来に渡る持続可能な行政経営の視点に立ち、より安定した行財政基盤の構築に努めて行く。
前年度より1.4ポイント減少したが、類似団体平均を1.8ポイント、神奈川県平均を2.4ポイント上回っている。職員給については、職員数の減や年齢構成の変化により近年は減少傾向にあるが、近年の大きな改正では、平成21年度及び22年度での、期末手当支給率の引き下げ(平成20:4.5、平成21:4.15、平成22:3.95)を実施している。退職金については、定年退職者数及び早期退職者数は年度によって変動があるが、24年度は、退職者数が、前年度と比べて、12人の減(52人→40人)となっている。24年度の全体の傾向としては、退職者数の減により、前年度に比べて、退職金が-399,424千円(-37.8%)と大幅な減となったほか、職員数が-18人の減(1,024人→1,006人)による職員給の減(-132,737千円、-2.2%)などにより、全体としては-600,495千円(-6.4%)の減となっている。
類似団体平均を0.7ポイント下回り、前年度と比較して差が若干拡大したものの、県平均と比較すると、ほぼ平均並みとなった。この要因としては、前年度に比べ、新学習指導要領完全実施に伴い備品購入費(-27.9%)が減額となる一方、新たに定期接種化された不活化ポリオワクチンの購入や教科書改訂に伴う教師用指導書の購入により需用費(+1.8%)が、市税のコンビニ収納の開始、児童手当の事業移行や小児医療費助成の対象年齢の拡大に伴い役務費(+6.9%)が、それぞれ増額となったことから、物件費全体では0.2%の増となったことが挙げられる。
類似団体平均を0.1ポイント上回っているが、神奈川県平均を3.6ポイント下回り、差が大きく開いている。平成20年度は7,976,676千円であったが、24年度には11,417,118千円と、この5年間で+3,440,442千円の増、+43.1%の伸びとなっている。特に、22年度は子ども手当が創設されたこともあり、対前年度比+2,696,746千円(+27.4%)と大きく伸びた。24年度は、前年度に比べて+166,282千円(+1.5%)の増となっているが、これは、児童福祉費が児童手当への制度改正に伴う子ども手当費の減などにより、-253,741千円の減となったものの、社会福祉費が障害者自立支援法関係経費である介護給付・訓練等給付費事業費の増などにより+293,654千円の増となったことや、生活保護費が引き続く景気低迷を背景とした生活保護受給者の増により、+128,521千円の増となったことなどが要因である。今後も、高齢化の進行に伴う社会保障関係経費の増が見込まれる。
前年度に比べ、維持補修費全体では+4,085千円、+1.3%、繰出金全体が+388,680千円、+6.0%の増となり、類似団体平均を3.1ポイント、県平均を5.1ポイント上回った。繰出金が増となった要因は、大根川ポンプ場の供用開始に伴い下水道事業特別会計への繰出金が、一般被保険者に係る療養費及び高額療養費が増となったことにより、国民健康保険事業特別会計への繰出金が、高齢化社会の進展に伴い、介護保険事業特別会計及び後期高齢者医療事業特別会計への繰出金がそれぞれ増となったことによるものである。
前年度に比べ、補助費等全体では-97,542千円、-4.5%の減となったが、類似団体平均を4.3ポイント、県平均を6.6ポイント下回った。この要因としては、クリーンセンター稼働に伴う既存施設にかかる維持管理経費の減により秦野市伊勢原市環境衛生組合への負担金(-62,493千円)が、事業の終了により節電応援プレミアム商品券発行事業補助金(-39,926千円)が、それぞれ減となったことが挙げられる。
元利償還額は、臨時財政対策債の元金償還開始に伴い、20年度までは年々増加してきたが、21年度は12年ぶりの減となった。22年度は、19年度に借り入れた臨時財政対策債等の元金の償還開始に加え、公的資金補償金免除繰上償還も実施したことなどから再び増となった。23年度は、公的資金補償金免除繰上償還を実施したものの、鶴巻中学校用地取得事業などの臨時経済対策事業債の大部分が完済となったことなどから、また、減に転じることになった。24年度は、21年度に借り入れた臨時財政対策債、20年度に借り入れた減収補填債、その他渋沢駅前落合線街路築造事業債等の元金償還が始まったものの、鶴巻温泉弘法の里湯及び宮永作品等展示施設の建設事業に係る地域総合整備事業債及び臨時経済対策事業債が完済となったことなどから、2年連続の減となった。本市では近年、地方債の発行額を当年度の元金償還以下に抑制する取組みをしていることから、公債費は徐々に減少していくものと推計している。
前年度に比べ、公債費以外全体では-619,075千円、-1.6%の減となり、類似団体平均を0.2ポイント、県平均を2.8ポイント下回った。これは、介護給付・訓練等給付事業の新法移行に伴う介護報酬の増や生活保護者の増により、扶助費全体で+166,282千円の増額となったものの、職員数の減や職員年齢構造の変化等により人件費全体では-600,495千円の減額となったことによる。引き続く景気低迷の影響等により、税収が減となる一方で、扶助費の増が続くことが見込まれることから、特別会計における事業の適正化を図り、普通会計からの繰出しを抑えるとともに、新はだの行革推進プランに基づく行財政改革を推進することで、歳出の抑制に努めていく。
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