幕別町:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

駒畠・大豊・新和・幕別・忠類の5箇所の簡易水道により給水を行っている。給水区域は、水道事業を除く区域を対象としており、給水人口が非常に少ないうえ、今後の人口増加もあまり見込まれないため、料金収入の増加を見込むことは困難である。また、給水区域面積が広範囲となっているため、資本費が割高となっているほか、平成24年度から平成26年度まで、幕別簡易水道において無水地区対策として新設の管路整備を実施したほか、平成26年度から平成28年度まで駒畠簡易水道において新設の管路整備を実施した。維持管理費については、平成20年度から管理業務を5年間で委託し、経費の節減に努めているが、企業債残高は、新規事業を実施したため緩やかな減少にとどまっている。

老朽化の状況について

現状では、必要最低限の機器等の更新を行っているが、計画的な更新に向けて、5箇所の簡易水道のうち、大豊、幕別簡易水道で基礎調査を実施し、調査結果を基に詳細設計を行った。また、残りの簡易水道についても同様に対応する予定である。管路更新については、配水管の総延長が241.44㎞あり、対象となる管路が膨大となることから、簡易水道ごとに更新計画を策定し、計画的な更新に向けた対応が必要となる。

全体総括

大豊、幕別簡易水道で実施した基礎調査を基に、詳細設計を実施、今後計画的な機器更新を実施する予定であり、残りの簡易水道については、更新に向けた優先順位の選定と財源確保に向けた検討を進める予定である。また、全ての管路を更新することとなった場合、相当の期間を要するものと考えられるため、老朽化の状況把握に努め、慎重に更新箇所を選定する必要がある。有収率については、ここ数年減少傾向が続いていたが、若干の改善が見られた。今後も漏水調査等有収率向上に向けた対応が必要と考えられる。簡易水道区域は、給水人口が少ないため、料金収入のみで事業を継続することは不可能であるが、安全で安定した水道の供給を行うため、必要な財源の確保に努め、継続して事業を実施する予定である。

類似団体【D3】

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