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他の類似団体に比べ税収が少ないことから、類似団体平均を下回っている。近年は横ばいの状況が続いており、平成24年度は前年度と変わらず0.54となった。今後も財政基盤の強化に向け、市税等の収納率向上や広告事業の取組などにより、自主財源の確保を図るとともに、経常経費の削減、定員管理・給与の適正化に努めていく。
平成19年度から実施している高利率の地方債の借換等により公債費の削減を図ってきたこと等から、近年は類似団体平均を下回っていたが、平成24年度は市税収入の減少や生活保護受給世帯の増加、少子高齢化の進展に伴う福祉関係経費の増加により比率が悪化し、類似団体平均と同程度となった。今後も、行財政改革の取組を通じた義務的経費の削減や、市税等経常収入の確保により、比率の低減と健全な財政運営に努めていく。
類似団体平均を上回っているが、前年度より人口1人当たり2千57円減少している。人件費については、平成25年度から住宅手当の見直しによる削減を図るなど、抑制に努めていく。物件費については、公共施設の維持管理における指定管理者制度の導入などにより低減を図ってきているが、今後も、民間で実施可能な事業については民間に委託するなど、更なるコストの低減に努めていく。
類似団体平均値を下回っており、この傾向はここ数年続いている。また、国家公務員の給与減額措置がない場合の参考値について、平成23年4月1日時点では98.7であったのに対し、平成24年4月1日時点では99.4となっており、職員の年齢構成の変動等により上昇している。平成25年度からは持ち家に係る住居手当の廃止を実施しているほか、今後も人件費全体の抑制に努めていく。
昨年度と比較すると減少しているが、類似団体平均と比較すると人口千人当たりに対し依然1人以上多い状況である。定員適正化計画(平成16年度~平成21年度)では163名の減員、その後平成22年度~平成25年度の計画では約45名の減員を進めてきた。平成26年度以降の計画は現在策定中であり、今後においても事務事業精査や民間委託の推進等、継続して適正な職員配置に努めていく。
類似団体平均を上回っているものの、地方債元利償還金の減、一部事務組合等の起こした地方債に充てられたと認められる補助金、負担金の減などに伴い前年度より改善している。今後も経済状況を総合的に見極めながら、臨時財政対策債等を除く地方債(通常債)の計画的な発行に努め、将来負担が累増することがないよう健全な財政運営に努めていく。
類似団体平均を上回っており、平成23年度決算に基づく比率より0.3ポイント悪化した。債務負担行為に基づく支出予定額の減、職員の定員適正化等に基づく退職手当負担見込額の減などに伴い、将来負担の総額は減少傾向にあるが、都市計画税収入の減等により充当可能特定歳入も減少傾向にあることから、比率は若干悪化したもの。今後も引き続き将来負担が累増することのないよう健全な財政運営に努めていく。
物件費に係る経常収支比率は、昨年度よりも0.9ポイント増加しているものの、類似団体平均を下回っている。民間委託を進めると、人件費の比率が下がる一方、物件費の比率が増加することになるが、歳出全体の削減のため、民間でも実施可能な部分については民間に委託するなど、コストの低減に努めていく。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を上回り、悪化傾向にある。要因としては、社会保障費の額が急激に膨らんでいることが挙げられる。扶助費の抑制に向け、自立支援プログラムの実施、資格審査等の適正化などに努めていく。
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を大幅に下回っている。公営企業会計等については、独立採算の原則に立ち財政の健全化をすすめ、今後も繰出金が増加していくことのないように努めていく。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均と同程度となっている。これは後期高齢者医療費など医療給付費の負担が減少したことによるものである。今後も、人間ドック、特定健康診査の推進等により医療費の適正化を図り、経常収支比率の上昇幅を抑制するように努めていく。
公債費に係る経常収支比率は、過去の積極的な公共投資の結果、類似団体平均を上回っているが、15年度から臨時財政対策債等を除く地方債(通常債)の計画的な発行に努めていることにより、元利償還額は減少している。今後も景気の動向や世代間の負担を考慮しながら、地方債の計画的な発行などに努めていく。
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