簡易水道事業
簡易水道事業
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
特定地域生活排水処理
📅2023年度📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度📅2015年度📅2014年度📅2013年度📅2012年度📅2011年度
財政力指数の分析欄令和5年1月1日現在の人口は2,899人で昨年同時期から103人減少し、人口減少に歯止めがかからない状況が続いている。また、高齢化率は49.8%(令和5年3月)と秋田県でも上位に位置している。町主要産業の農林業を取り巻く状況は、高齢化や後継者問題により将来的に規模が縮小されることが予測されている。昨今では、物価高騰に伴う経費の増等による営業所得や農業所得の減少に加えて、現役世代人口の減等に伴う給与所得の減少が厳しい状況となっており、個人町民税収額は2.4%の減となった。しかしながら、木材産業の業績の好調により法人町民税収額は35.8%の増となり、町税全体では3.3%の増となった。財政力指数は、類似団体平均値を0.09ポイント下回っている。人口減少による税収減等、財政基盤の脆弱性が加速しており、藤里町まちづくり計画に盛り込まれた計画を着実に実行し、これまでの財政健全化の努力を今後も継続し、「農山村特有の小規模自治体だからできる簡素で効率的な行財政システム」の確立を図る。 | 経常収支比率の分析欄前年度から1.4ポイント増の87.2%となり、類似団体平均値を4.3ポイント上回っている。物価高騰の影響による各公共施設における管理経費の増額による物件費の増等により分子が1.3%増加し、臨時財政対策債が減少したことによる一般財源等の減少等により分母が0.3%減少し、比率全体では増加となったものである。今後の公債費については、令和5年度をピークに償還額が減少していく見込みとなっているため、簡易水道事業や各下水道事業における使用料の見直しによる繰出金の削減、適正な定員管理、既存事業の見直し等により経常経費を削減し、比率の改善を図る。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体平均値を68,474円下回り、前年度に比べ30,212円増となっている。人件費については、新型コロナウイルスワクチン接種関連業務に係る人件費の減等により、前年度から3.6%の減となった。物件費については、義務教育学校開設に向けた施設用備品の購入等により、前年度から7.6%の増となった。今後も適正な定員を維持し、一定額以上の需要額予算の定率削減、新規備品購入の抑制等による物件費の抑制に努め、数値の改善を図っていく。 | ラスパイレス指数の分析欄数値は1.8上昇し96.7となり、類似団体平均値を2.2上回っている。今後も人事院並びに県人事委員会勧告、近隣自治体との均衡及び民間の動向を考慮し、給与水準の適正化に努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄退職等により令和4年度は定員数に達していないものの、人口の減少により前年度から0.12人増の22.77人となっている。類似団体平均値を2.30人下回っているが、今後も事務事業の効率化や組織機構の見直しにより人員の有効活用を図るとともに、住民ニーズに対応した勤務体系と勤務環境を考慮した適正な定員管理と人員配置に努める。 | 実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は前年度から0.1ポイント増の6.1%となり、類似団体平均値を0.7ポイント下回っている。元利償還金の増により分子が2.8%増加し、臨時財政対策債発行可能額の減少に伴い標準財政規模が減少したことにより分母が減少したため比率が増加した。義務教育学校整備事業に伴い令和2年度から令和4年度は地方債発行額が当該年度の元金償還額を上回っており、今後元利償還金は令和5年度まで増加していくことから、公営企業会計における歳入確保の推進、第三セクターの経営状況の改善対策に取り組むことで、比率上昇の抑制を図りたい。 | 将来負担比率の分析欄将来負担比率については、主に地方債の現在高の増加により分子が51.2%増加したことに加え、臨時財政対策債発行可能額の減により分母が減少したことによって将来負担比率は6.9ポイント増加した。今後も後世への負担を軽減するため、計画的な基金積立により充当可能額を増加させることで分子の減少を図り、比率の改善に努める。 |
人件費の分析欄令和元年度退職者増に伴う退職手当負担金における調整負担金26,015千円の減等により、前年度から0.7ポイントの減となり、類似団体平均との差は0.6ポイントまで縮小した。今後も適正な定員管理を図り、数値の上昇を抑制していく。 | 物件費の分析欄義務教育学校開設に向けた施設用備品購入費37,822千円の皆増等により前年度から1.0ポイントの増となっており、類似団体平均を1.9ポイント上回っている。今後も既存事業の内容を再度精査し、経常的な物件費の削減に努める。 | 扶助費の分析欄対象医療費の減に伴う福祉医療費4,166千円の減等により、前年度から0.2ポイントの減となり、類似団体平均と同値となった。当町は少子高齢化に歯止めがかからず、扶助費の増加は避けられないが、町民の健康寿命の延伸を図るため、町民の健康増進の取組を推進していくことにより、扶助費の増加をできる限り抑制していきたい。 | その他の分析欄健康保養館における維持修繕費3,510千円の減等により、前年度から0.1ポイントの減となっているものの、類似団体平均を2.9ポイント上回っている。今後、老朽施設の維持補修費、下水道関係特別会計に係る地方債の償還額、介護保険給付費が増加していく見込みであるため、公共施設の維持管理については藤里町公共施設等総合管理計画に基づき適切に実施し、特別会計については独立採算の原則に立ち返り、上下水道料金及び保険料の適正化を図る等、より一層の経営改善に努めていく。 | 補助費等の分析欄特用林産物生産出荷施設等管理費補助金7,953千円や藤里町簡易水道事業補助金4,310千円の増等により、前年度から0.9ポイントの増となっており、類似団体平均を2.2ポイント上回っている。今後は数値の改善を図るため、特用林産物生産出荷事業については独立採算となるように経営の改善を促し、その他補助対象事業については明確な基準を設けて、必要性の低い補助金は見直しや廃止を行い、経費の削減に努めていく。 | 公債費の分析欄平成30年度に実施した「スキー場圧雪車購入事業」や「複合経営推進助成事業」等に係る過疎対策事業債の元金の償還が開始したため、公債費全体では9,419千円の増となっており、比率は前年度から0.5ポイントの増となった。今後、義務教育学校整備事業等の大型事業に係る地方債償還が予定されているため、比率は増加していく見込みであるが、引き続き厳正な事業計画に基づき、費用対効果の十分な検討に加えて、後年度負担軽減など多角的な視点からの検討により地方債充当事業の取捨選択をしていく。 | 公債費以外の分析欄比率の分子は補助費、物件費、投資及び出資金・貸付金が増となり、分母は普通交付税の減により減少したため、前年から0.9ポイントの増となっており、類似団体平均値を7.6ポイント上回っている。今後、既存事業の内容を再度精査し、費用対効果の検討、利用料または使用料が伴うものは、適正な料金設定を図るなどの改善を検討し、今後増加が予想される繰出金については、特別会計の独立採算の原則に立ち返り、上下水道料金及び保険料の適正化を図る等、より一層の経営改善に努めていく。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費は住民一人当たり186,257円、前年度から15,607円の減となっており、類似団体平均値を273,766円下回っている。主な要因としては光ケーブル復旧工事費8,412千円の皆減等が挙げられる。民生費は住民一人当たり222,932円、前年度から7,288円の増となっており、類似団体平均値を35,234円下回っている。歳出額は子育て世帯への臨時特別給付金事業26,500千円の皆減等により、民生費全体で1,083千円の減となっているが、分母である1月1日時点の人口の減少により、人口一人当たりのコストが増となっている。衛生費は住民一人当たり94,441円、前年度から1,252円の増となっており、類似団体平均値を55,374円下回っている。歳出額は健康管理システム改修業務委託料5,431千円や、新型コロナウイルスワクチン接種業務における非常用電源購入費1,452千円の皆減等により、衛生費全体で5,969千円の減となっているが、分母である1月1日時点の人口の減少により、人口一人当たりのコストが増となっている。農林水産業費は住民一人当たり160,220円、前年度から23,622円の減となっており、類似団体平均値を52,132円上回っている。主な要因としてはメガ団地等大規模園芸拠点整備事業費補助金61,586千円(繰越明許分含む)の皆減等が挙げられる。商工費は住民一人当たり111,942円、前年度から7,823円の増となっており、類似団体平均値を21,259円上回っている。主な要因としては新型コロナウイルス感染症対応消費喚起助成金(お買い得商品券)19,371千円の皆増等が挙げられる。土木費は住民一人当たり121,219円、前年度から4,099円の増となっており、類似団体平均値を49,422円下回っている。歳出額は橋梁補修調査設計業務委託料18,612千円の減等により、土木費全体で5,436千円の減となっているが、分母である1月1日時点の人口の減少により、人口一人当たりのコストが増となっている。消防費は住民一人当たり51,118円、前年度から2,306円の増となっており、類似団体平均値を9,607円下回っている。主な要因としては能代山本広域市町村圏組合(消防)負担金5,151千円の増等が挙げられる。教育費は住民一人当たり408,774円、前年度から124,190円の増となっており、類似団体平均値を250,759円上回っている。主な要因としては義務教育学校整備事業における体育館改修及びプール整備工事費228,140千円、外構整備工事62,425千円の皆増等が挙げられる。公債費は住民一人当たり119,382円、前年度から7,234円の増となっており、類似団体平均値を44,579円下回っている。主な要因としては、平成30年度に実施した「スキー場圧雪車購入事業」や「複合経営推進助成事業」等に係る過疎対策事業債の元金償還開始に伴い10,746千円の増等が挙げられる。いずれの費目についても、事業の見直しにより経常経費を削減し、施設の改修、更新については藤里町公共施設等総合管理計画に基づき適切な維持管理を実施していく。地方債充当事業については、厳正な事業計画に基づき、費用対効果の検証、事業の取捨選択を徹底していく。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は4,340,424千円で住民一人当たり1,497.214円となっている。人件費は住民一人当たり238,438円で、令和元年度退職者増に伴う退職手当負担金における調整負担金の減等により、451円の減となっており類似団体平均値を17,029円下回っている。物件費は住民一人当たり224,618円、前年度から23,003円の増となっており、類似団体平均値を60,006円下回っている。主な要因としては健康保養館指定管理料13,442千円の増や、義務教育学校における施設用備品購入費37,822千円の皆増等が挙げられる。維持補修費は住民一人当たり26,743円、前年度から2,064円の減となっており、類似団体平均値を1,615円下回っている。主な要因としては健康保養館における維持修繕3,510千円等が挙げられる。扶助費は住民一人当たり93,641円、前年度から2,812円の増となっており、類似団体平均値を8,614円上回っている。歳出額は子育て世帯への臨時特別給付金26,500千円の皆減等により、扶助費全体で1,202千円の減となっているものの、分母である1月1日時点の人口の減少により、人口一人当たりのコストは増額となっている。補助費等は住民一人当たり226,967円、前年度から12,019円の増となっており、類似団体平均値を4,645円下回っている。主な要因としては、コンビニ交付システム構築費負担金21,508千円の皆増等が挙げられる。普通建設事業費は住民一人当たり363,118円、前年度から114,172円の増となっており、類似団体平均値を67,025円上回っている。主な要因としては義務教育学校整備事業における体育館改修及びプール整備工事費228,140千円、外構整備工事62,425千円の皆増等が挙げられる。積立金は住民一人当たり47,657円で、前年度から42,688円の減となっており、類似団体平均値を108,128円下回っている。主な要因としては財政調整基金積立金21,350千円、町有林有効活用基金積立金43,360千円、公共施設等維持整備基金積立金30,000千円の減等が挙げられる。投資及び出資金は住民一人当たり15,929円、前年度から1,797円の増となっている。類似団体平均値を14,980円上回っているが、これは簡易水道事業会計への出資金によるもので、水道料金の適正化を図るなど、より一層の経営改善に努めていく。貸付金は住民一人当たり18,248円となっており、前年度から673円の減となっている。類似団体平均値の4,359円を13,889円上回っているが、これは第三セクターである藤里開発公社へ運営資金を貸し付けているためで、町の財政に悪影響を与えないよう、経営状況の把握や適切な関与に努め、経営力の向上を図る。操出金は住民一人当たり122,474円で、前年度から792円の増となっており、類似団体平均値を16,339円下回っている。歳出額は介護サービス特別会計操出金(施設分)5,000千円の皆減等により、繰出金全体で10,236千円の減となっているが、分母である1月1日時点の人口の減少により、人口一人当たりのコストは増額となっている。今後増加が予想される繰出金については、特別会計の独立採算の原則に立ち返り、下水道料金及び保険料の適正化を図る等、より一層の経営改善に努めていく。 |
基金全体(増減理由)積立額138百万円に対し、取崩額216百万円により、77百万円の減となった。要因としては、財源不足等により財政調整基金の取崩しを行ったことに加え、特定目的基金においてふるさとづくり推進基金、地域福祉基金、町有林有効活用基金で取崩し額が積立金額を上回ったこと等が挙げられる。(今後の方針)財政調整基金及び減債基金については、地方債の償還財源の確保を図るため、財政調整基金500百万円、減債基金500百万円を目標に基金残高を確保していく。特定目的基金については、基金設置目的に合致する事業の財源を確保するため、財政状況や基金残高を勘案しながら積立を行っていく。 | 財政調整基金(増減理由)前年度繰越金を原資として70百万円を積立てた一方で、財源不足等により129百万円を取り崩したことによる減少。(今後の方針)事業等の見直しにより経常経費を削減することで一般財源を確保するとともに、基金の取崩し額を抑制することにより、災害等不測の事態への備えとして目標残高の500百万円(標準財政規模の約20%程度)を維持していく。 | 減債基金(増減理由)令和4年度は積立も取崩しも行わなかったので、増減なし。(今後の方針)財政状況を勘案しながら500百万円を目標に積立を行っていく。 | その他特定目的基金(基金の使途)公共施設等維持整備基金:公共施設の改修や維持管理に充てる。町有林有効活用基金:生活環境の整備を図るため、環境の保全と浄化を促進する施策の経費に充てる。ふるさと納税等活用基金:町の福祉、観光、地域コミュニティ活動推進、定住交流推進、自然環境及び生活環境の保全に関する事業の経費に充てる。ふるさとづくり推進基金:自主的、主体的な地域づくりの取り組みを促進し、誇りと愛着の持てるふるさとづくりの実現を目指す人材を育成する経費に充てる。温泉利用施設基金:藤里町健康保養基地ゾーン並びに温泉利用による観光施設開発に伴う施設設備の整備並びにこれらの運営に充てる。(増減理由)公共施設等維持整備基金:町営スキー場の索道設備改修費や野球場スタンド改修工事等の財源として15百万円を充当した一方で、前年度繰越金等を原資として20百万積み立てたことにより増加。町有林有効活用基金:主伐収入相当額等を原資として11百万円積み立てた一方で、造林事業等の財源として28百万円を充当したことにより減少。ふるさと納税等活用基金:ふるさと納税等を原資として、8百万円を積み立てたことにより増加。ふるさとづくり推進基金:子育て応援金(入学祝金)や藤里町集会所建設等助成交付金等の財源として8百万円を充当したことによる減少。温泉利用施設基金:入湯税を原資として7百万円を積み立てたことによる増加。(今後の方針)公共施設等維持整備基金:前年度繰越金を原資として財政状況や基金残高を勘案しながら積立を行っていく。町有林有効活用基金:財政状況や基金残高を勘案しながら主伐収入、分収林収入及び搬出間伐木売払収入相当額を積み立てる。ふるさと納税等活用基金:ふるさと納税等を原資として、積立を行っていく。ふるさとづくり推進基金:前年度繰越金を原資として財政状況や基金残高を勘案しながら積立を行っていく。温泉利用施設基金:入湯税を原資として、積立を行っていく。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄公営住宅、幼稚園・保育所、体育館、庁舎等の建物の多くが耐用年数を超えているため、有形固定資産減価償却率は類似団体平均を上回っている。令和4年度は義務教育学校藤里学園開校に向けた藤里小学校校舎の大規模改修が完了、建設工事等関連として資産計上したことにより1.8ポイント減少している。引き続き藤里町公共施設等総合管理計画に基づいた施設の維持管理に努め、長寿命化に繋がる老朽化対策を実施していく。 | 債務償還比率の分析欄債務償還比率は類似団体平均を大きく上回っている。令和4年度は地方債現在高の増加により将来負担額が増加したこと等により、前年度から55.2ポイント増加している。今後、繰上償還等で将来負担額の上昇を抑えるとともに、事業等の見直しにより経常経費の節減に取り組むことで、引き続き充当可能財源の増加を図る。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率、有形固定資産減価償却率ともに類似団体平均を上回っている。将来負担比率は分母は横ばいで推移しているものの、地方債現在高の増加により被減数である将来負担額が増加したことにより分子が増加したため、前年度から6.9ポイント増加している。有形固定資産減価償却率は、昭和30年代に建設した役場庁舎、昭和40年代に建設した藤里中学校校舎が、いずれも有形固定資産減価償却率90%以上となっていることなどが比率を押し上げる要因となっているものの、義務教育学校藤里学園開校に向けた藤里小学校校舎の大規模改修により前年度から1.8ポイント減少している。施設の更新等については藤里町公共施設等総合管理計画に基づき、今後も長寿命化改修工事に着手するなど老朽化対策に積極的に取り組んでいく。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率は類似団体平均を上回っている。将来負担比率は、分母は横ばいで推移しているものの、地方債現在高の増加により被減数である将来負担額が増加したことにより分子が増加したため、前年度から6.9ポイント増加している。実質公債費比率は、類似団体平均を下回っている。普通交付税額の減少に伴い標準財政規模が減少したことにより分母が減少したものの、元利償還金の増加に伴い分子が増加したことにより、前年度から0.1ポイント増加している。今後も地方交付税算入率の有利な地方債の選択や計画的な借入を進めることで両比率の過度な増加を抑制していく。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体平均と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は、公営住宅、認定こども園・幼稚園・保育所である。公営住宅については、64棟すべてが耐用年数の22年を経過しているため、有形固定資産減価償却率は100%となっている。今後も藤里町公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化対策に取り組んでいく。認定こども園・幼稚園・保育所については、藤里保育園が耐用年数22年に達したことにより、有形固定資産減価償却率が100%となった。今後も藤里町公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき老朽化対策に取り組み、子育て環境の維持・向上に努める。公民館については、藤里町総合開発センターの1施設のみの設置となっており、耐用年数50年に対して49年が経過しているため有形固定資産減価償却率が高くなっている。橋梁・トンネルについては、平成18年に建設した米代線素波里トンネル及び平成24年に建設した米代線鹿瀬内トンネルの耐用年数が75年であるため、有形固定資産減価償却率が類似団体より低くなっている。学校施設については、学校施設を統合し、令和5年度に義務教育学校を開校する計画である。令和2年度には第一期工事が終了、令和4年度には全工事が終了したため、有形固定資産減価償却率がそれぞれ大きく減少している。今後も藤里町公共施設等総合管理計画及び橋梁長寿命化修繕計画に基づき、老朽化対策に努めていく。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体平均と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は、体育館・プール、消防施設、庁舎である。体育館・プールについては、昭和53年に建設した藤里町町民体育館が耐用年数の34年を経過、平成3年に建設した土床体育館も耐用年数の22年を経過しているため、有形固定資産減価償却率が高くなっている。特に藤里町町民体育館は住民利用の多い施設であるため、耐震化工事による長寿命化ではなく新築による老朽化対策も視野に入れて対策を検討していく。庁舎については、昭和38年に建設し、耐用年数の50年を経過しているため、有形固定資産減価償却率が高くなっている。平成26年度に耐震改修を完了しており、今後も藤里町公共施設等総合管理計画に基づき老朽化対策に努めていく。消防施設については、防火水槽121基のうち昭和37年から平成3年までの間に整備した112基が耐用年数の30年を経過しており、残り9基についても耐用年数を経過しつつあるため、有形固定資産減価償却率が高くなっている。今後も藤里町公共施設等総合管理計画に基づき老朽化対策に努めていく。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、資産総額は義務教育学校整備事業の完了に伴う固定資産の増加等により、前年度末から446百万円増加し、負債総額は地方債の増に伴い前年度末から284百万円の増加となった。資産総額のうち三世代交流施設や健康保養館などの有形固定資産の割合が86.2%となっており、これらの資産は将来にわたって維持管理等の支出を伴うものであることから、藤里町公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努め水道事業会計や下水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から400百万円増加し、負債総額は前年度末から119百万円増加した。負債の中で最も大きい地方債については、原則として償還額を下回る範囲内で起債することとしているが、義務教育学校整備事業に係る地方債の起債に限り償還額を上回っての起債となっている。今後とも計画的な地方債の発行を行い、地方債残高の縮小に努める。る。株式会社藤里開発公社等の関連団体を加えた連結では、資産総額は基金の積立の増等により前年度末から380百万円増加し、負債総額は地方債の増等により前年度末から165百万円の減少となった。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、人件費の増加等に伴う業務費用の増加により、経常費用は3,332百万円、前年度比3百万円の増加となった。経常費用のうち、業務費用は2,102百万円で、そのうち物件費等は1,329百万円で純行政コストの42.1%を占めている。既存施設のあり方の見直しや施設の集約化・複合化など公共施設等の適正管理に努めることにより物件費等経費の縮減を図る。また、移転費用は1,230百万円で、最も金額が大きいものは補助金等(730百万円)であり、純行政コストの23.1%を占めている。補助対象や補助率等の見直しにより経費の抑制に努める。全体と連結の比較における主な減少要因は補助金等の減少に伴うものである。内、全体においては国民健康保険特別会計や介護保険特別会計の負担金を計上しており、移転費用は63百万円の減少となっている。健康診査や重症化予防指導などの保健事業や介護予防事業等の推進により、保険給付費を抑制することで、経費の削減に努める。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等においては、税収等の財源(3,321百万円)が純行政コスト(3,158百万円)を上回っており、本年度差額は162百万円となり、純資産残高は前年度末から163百万円の増で9,854百万円となった。全体では、特別会計の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が459百万円多くなったことにより、本年度差額は241百万円となり、純資産残高は前年度末から281百万円の増となった。引き続き維持補修費の抑制などにより行政コストの削減を図るとともに、普通税は収納率96%の堅持、国保税は収納率90%を目標にし、税収等の増加に努める。連結においては、全体と比べた税収等は632百万円多くなっているが、本年度差額は100百万円少ない218百万円となった。純資産残高は9,476百万円となり、前年度末から215百万円の増となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等においては、業務活動収支は、業務収入の減少に伴い77百万円減少の308百万円、投資活動収支については、義務教育学校整備事業を行ったことから、△514百万円となった。財務活動収支については、地方債発行収入が地方債償還額を上回ったことから、233百万円となり、本年度末資金残高は前年度末から27百万円増加し、175百万円となった。行政活動に必要な資金を財政調整基金及び各種目的基金の取崩しと地方債の発行収入によって確保している状況であり、更なる行財政改革の推進に努める。全体では、業務活動収支は396百万円、投資活動収支は△473百万円、財務活動収支については地方債の発行額が償還額を上回ったことから150百万円となり、本年度末資金残高は前年度末から73百万円増加し、360百万円となった。連結においては、全体と比べて税収等収入が632百万円増加しているが、補助金等支出が794百万円増加したこと等により、業務活動収支は20百万円少ない376百万円となった。投資活動収支については基金積立金支出が145百万円減少したことから△478百万円となっており、本年度資金収支額は26百万円、本年度末資金残高は438百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額が類似団体平均値を大きく下回っているが、当町では、公衆用道路については取得価額不明なものとして取扱い、備忘価額1円で評価しているものが多いためである。資産合計については、投資及び出資金の増による投資その他の資産の増等により、前年度より44,663万円増加している。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均値をわずかに上回る結果となっているが、築30年を経過する公共施設やインフラ施設が多く、償却が終了している固定資産が多いためである。今後も藤里町公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設については点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率は、類似団体平均値を下回っているものの、前年度末に比べて純資産が163百万円増加している。人件費や物件費の削減などにより行政コストの削減に努める。将来世代負担比率は、類似団体平均値とほぼ等しい。費用対効果の十分な検討により地方債充当事業を取捨選択し、起債総額の上限を設定することで地方債残高を抑制し、将来世代の負担の軽減に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値を下回っている。今年度は人件費の増加等に伴う業務費用の増加により純行政コストは増加、住民一人当たり行政コストは前年度から7.4万円の増となっている。今後も藤里町定員適正化計画の定員の数値目標を維持し、人件費の抑制に努め、また、一定額以上の需用費予算の定率削減や新規備品購入の抑制等による物件費の抑制に努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額は類似団体平均値を大きく下回っているが、今後は公共施設等の老朽化に伴う支出の増加が見込まれることから、経常的な支出であっても重要度優先度の高いものに限定することで支出額の縮小に努め、また、地方債の発行にあたっては償還額を下回る範囲内で行い、地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字分が基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分を下回ったため、△279百万円となっている。投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、義務教育学校整備事業など公共施設等の大規模改修等を行ったためである。新規事業については既存事業を廃止したうえで実施したり、優先度の高いものに限定したりするなどし、赤字分の縮小に努める。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均値を下回っている。経常費用は前年度とほぼ同値だが、経常収益が70百万円の減少となり、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合が高くなってきている。受益者負担の適正化を図るため、公共施設や水道等の使用料の見直し等を検討するとともに、人件費や物件費等の支出抑制に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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