地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額46.9億円
総額46.9億円
総額47.7億円
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額46.9億円
総額46.9億円
総額47.7億円
令和6年度の財政力指数は0.13となり、前年度と同数値で推移したものの、類似団体平均を0.08ポイント下回っている。本町は、離島という地理的条件に加え、人口減少や少子高齢化の進行、基幹産業である水産業や観光業の低迷などにより、財政基盤は極めて脆弱な状況にある。後年度においても厳しい財政運営が見込まれるが、引き続き行政運営に係る経常経費の徹底的な見直しを行うとともに、「行財政改革実行プラン」に基づく施策の重点化を図る。活力あるまちづくりを展開しつつ、行政運営の効率化を推進し、財政の健全化に努める。
令和6年度の経常収支比率は91.2%となり、前年度比で3.1ポイント上昇し、類似団体平均と比較すると4.9ポイント上回っている状況にある。今後、人口減少に伴う町税や普通交付税の減収が見込まれる中、全ての事務事業について聖域なき総点検を行い、計画的な廃止・縮小を進めることで、経常経費の抑制に努める。
令和6年度の人口1人当たり人件費・物件費決算額は1,039,792円となり、前年度比219,234円の増加で、類似団体平均を大きく上回っている(+393,091円)。主な要因は、人件費の高さとなっており、これは、離島という特性上、多業種において直営による職員配置が必要であることに加え、平成28年度からの高等学校町立化に伴う職員増が影響している。今後は、適正な定員管理の推進や経常経費の節減等により、経費全体の抑制を図る。
令和6年度のラスパイレス指数は93.8となり、前年度比0.9ポイント上昇し、類似団体平均を0.7ポイント下回る結果となった。これは、厳しい財政状況を鑑み、平成15年度から断続的に実施している給与の独自削減(令和2年度からは5%相当削減)によるものである。今後においても給与体系全般の総点検を行い、給与の適正化に努める。
人口1,000人当たりの職員数は56.59人であり、前年度比5.03人の増となった。類似団体平均と比較しても大幅に上回っている(+30.33人)状況にある。主たる要因は、離島という地理的条件から民間委託や近隣市町村との広域化が困難であること、及び町立高等学校の教育職員を抱えていることによる。増加傾向は継続しているが、行政サービスの水準維持に配慮しつつ、「行財政改革実行プラン」等に基づく事務事業の見直しを進め、定員管理の適正化を図る。
令和6年度の実質公債費比率は、前年度同数の8.2%となった。現況では類似団体平均を上回って推移しており、今後は総合庁舎建設事業に係る元利償還も開始される。将来世代への負担を軽減するため、行財政改革の推進に加え、投資的事業の見直しや新規地方債の発行抑制を行い、比率の改善に努める。
令和6年度の将来負担比率は、奥尻町総合庁舎等建設事業の財源として地方債を借り入れたことにより地方債現在高が増加し、前年度比7.5%の増となった。総合庁舎等建設事業は令和6年度で完了したが、持続可能な財政運営のため、行財政改革を着実に進めるとともに、投資的経費の精査・検証を行い、新規地方債の発行抑制を通じて財政の健全化に努める。
人件費については、平成28年度の高等学校町立化に伴う教育職員の増加に加え、会計年度任用職員制度の導入等の影響により、給与費の独自削減を実施しているものの、前年度比0.6%の増となった。類似団体平均との比較では5.2ポイント高くなっている。離島特有の多業種にわたる職員配置が必要な状況ではあるが、今後も行政改革の推進や機構改革等を通じて、人件費の抑制に努める。
令和6年度の物件費は、前年度比3.1%の上昇となり、類似団体平均との比較においても、3.7ポイント上回っている。今後、システム関連経費等の委託料を中心に経費の上昇が見込まれるため、業務内容の精査や需用費(各施設の維持管理経費等)の見直しを継続し、現行水準の維持および更なる縮減を図る。
扶助費については、人口減少の影響もあり、経常収支比率における割合は類似団体平均と比較して0.5ポイント低い水準で推移しており、令和6年度決算額は前年度対比で、1.2ポイント上昇となった。扶助費の大部分は法令等に基づく義務的経費であり、自助努力による削減は困難であるが、各種制度の有効活用等を検討し、適正水準の維持に努める。
その他(繰出金等)については、類似団体平均を下回っており(-2.2%)、前年度比でも2.1%減少した。主な要因は、維持補修費の減少によるものである。今後においても、公債費財源の繰出状況等を注視しつつ、独立採算の原則に立ち返った公営企業の経営健全化を進め、歳入確保や経費節減により一般会計からの負担軽減を図る。
補助費等については、令和6年度決算は類似団体比較で2.8ポイント下回っており、は前年度比0.1%の増となっている。今後は、公営企業の経営効率化による収益性の向上を図るとともに、各種補助金については交付基準に照らした見直しや廃止を進め、一層の節減に努める。
公債費については、前年度比0.2%の上昇となった。今後においても類似団体平均を上回る推移が見込まれるが、歳入財源の確保に努めるとともに、普通建設事業の優先順位を厳格に見極める。「公共施設等総合管理計画」及び各種長寿命化計画と連動した実情に即した運用を行い、後年度における公債費負担の平準化と抑制を図る。
公債費以外の経費についても類似団体平均を上回っている(+3.4%)。今後は、普通交付税の減少傾向に加え、老朽化する公共施設の維持補修費や改修費の増嵩(ぞうすう)により、経常収支比率の悪化が懸念される。緊急性を考慮した普通建設事業の実施と事務事業の抜本的な見直しを進め、経常経費の削減に努める。
主たる費目の増減要因として総務費:住民一人当たり632,045円(前年度比-774,729円)となり、減額の主な要因は、総合庁舎等建設事業の本工事完了に伴う事業費の減少による。衛生費:住民一人当たり285,160円(前年度比+21,965円)となり、増額の主な要因は、病院会計繰出金の増による。土木費:住民一人当たり243,730円(前年度比-68,442円)となり、減額の主な要因は、町道改良事業及び河川災害対策事業の事業完了による減による。教育費:住民一人当たり272,160円(前年度比-45,431円)となり、減額主な要因は、高校寄宿舎改築事業の完了による減による。
類似団体内順位48位/ 94団体
類似団体内順位32位/ 94団体
類似団体内順位42位/ 94団体
類似団体内順位10位/ 94団体
類似団体内順位33位/ 94団体
類似団体内順位48位/ 94団体
類似団体内順位26位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
類似団体内順位94位/ 94団体
類似団体内順位59位/ 94団体
類似団体内順位34位/ 94団体
類似団体内順位17位/ 94団体
類似団体内順位39位/ 94団体
類似団体内順位24位/ 94団体
主な構成項目である人件費について、平成28年度からの高等学校町立化に伴う教育職員の増により、住民一人当たり496,446円となり、増加傾向が継続している。加えて、離島という地域特性から多くの業務を直営で行わざるを得ないため、類似団体平均と比較して206,888円高い水準にある。今後も会計年度任用職員の手当増等により、高水準での推移が予想される。補助費等について、前年度比63,853円増の住民一人当たり415,683円となっており、令和6年度以降においても、各種補助事業の見直しや公営企業会計(特に病院事業)の経営健全化を図る必要がある。
類似団体内順位25位/ 94団体
類似団体内順位25位/ 94団体
類似団体内順位34位/ 94団体
類似団体内順位12位/ 94団体
類似団体内順位27位/ 94団体
類似団体内順位66位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
類似団体内順位39位/ 94団体
類似団体内順位54位/ 94団体
類似団体内順位44位/ 94団体
類似団体内順位24位/ 94団体
類似団体内順位71位/ 94団体
類似団体内順位75位/ 94団体
類似団体内順位53位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
平成19年度まで多額の取崩しを行っていたが、平成26年度以降は国の交付金措置等により積立が増加傾向に転じた。その後、公共施設等整備基金の創設等により平成29年度から令和元年度までは減少傾向となったが、令和6年度は総合庁舎建築事業の影響もあり残高が減少した。今後は町税や普通交付税の減少を見据え、中長期的視点に立った計画的かつ安定的な運用に努める。
全体額としては、総合庁舎建設事業等に係る一般財源充当分の象もあり、黒字幅が減少した。しかし、各会計の収支均衡は一般会計からの繰入金に依存する割合が高いため、事業収益の確保と歳出削減による経営改善努力が不可欠である。特に簡易水道及び下水道事業については、施設の老朽化に伴う修繕費の増加が見込まれることから、使用料の適正化を視野に入れた収益確保策を講じていく。
実質公債費比率はほぼ横ばいであるが、奥尻町総合庁舎等建設事業に係る起債の償還開始により、後年度の元利償還金は増加が見込まれる。また、公営企業債の繰入は横ばいで推移しているが、水道事業等の大型事業に伴う償還開始により増加が予想され、今後においては「公共施設等総合管理計画」及び各施設の長寿命化計画と連携し、起債発行の抑制と財政健全化を図る。なお、満期一括償還地方債は借り入れていないため、積立は行っていない。
該当なし。
地方債現在高は、平成28年度の地域総合整備資金貸付金事業による借入で増加したが、貸付先からの償還元金は充当可能特定歳入となる。令和6年度は総合庁舎等建設事業の本工事に伴う借入もあり、現在高は前年度より減少しているものの、引き続き高水準を維持している。充当可能基金については、平成28年度をピークに減少傾向にあるが、総合庁舎建設等の公共施設整備への充当後も効率的な運用を含め、一定水準の残高保持に努める。
(増減理由)基金全体としては、前年度比1億6,000万円の減となった。区分別では、財源調整のための財政調整基金が減少(-5,522万円)したほか、減債基金については地域総合整備資金貸付金の運用に伴う元金剰余金及び令和7・8年度分に係る臨時財政対策債分としての積立を行った。特定目的基金については、将来の公共施設更新財源として平成29年度に創設した公共施設整備基金を、総合庁舎等建設事業の財源として一部取り崩したため減少したが、特定目的基金全体としての令和6年度末残高は2億1,229万円となった。(今後の方針)町の重要課題である公共施設整備の財源となる公共施設整備基金については、総合庁舎建設事業完了後も病院等の大規模改修・更新が見込まれるため、今後も年5,000万円程度の積立を継続する。減債基金についても、地域総合整備資金貸付金の元金剰余金を積み立て、後年の地方債償還に充当する。これら2基金の積立等により、財政調整基金は平成28年度以降減少傾向にあったが、令和元年度以降は国の特定財源の増加もあり、増加傾向となっていたが、令和6年度は、普通建設事業における財源としての取り崩しもあり、減少となった。今後においても財源調整機能という本来の目的を果たすため、一定額の保持に努める。t
(増減理由)歳入面での大きな変動はないものの、令和6年度においては一部取崩しを行ったため、減少となった。(今後の方針)基金の残高は適正規模(標準財政規模の10~20%)を上回っているが、特定目的基金との効率的な運用を図りつつ、災害対応等の不測の事態に備え、今後においても、5~6億円程度の残高維持を目標とする。
(増減理由)後年の地域総合整備資金貸付金元金償還に加え、令和7・8年度分に係る臨時財政対策債分もあり、前年度積立額より4,900万円の増となった。(今後の方針)地域総合整備資金貸付金の元金償還額が後年増加する見込みであるため、引き続き計画的な積立を継続する。
(基金の使途)灯油備蓄施設管理基金:灯油備蓄施設の維持管理に必要な財源の確保。ふるさと振興基金:住民主体の地域づくり事業の財源確保。地域福祉基金:地域福祉推進事業に必要な財源確保。豊かな森づくり基金:豊かな森の造成・育成に必要な財源確保。公共施設整備基金:公共施設の整備、大規模修繕、改修及び解体に要する財源確保。森林環境譲与税基金:森林整備施策及びその促進に必要な財源確保。企業版ふるさと納税基金:企業版ふるさと納税により指定された事業の財源確保。公共施設建設基金:将来の公共施設更新を見据えた建設目的特化の財源確保。(増減理由)将来の公共施設更新に備え、公共施設整備基金への積立を継続した一方で、総合庁舎建設事業の財源として充当を行った。(今後の方針)公共施設整備基金については、総合庁舎建設や病院等大型公共施設の更新財源として、年5,000万円程度の積立を継続する。令和5年度に創設した企業版ふるさと納税基金については、寄附者の意向に沿った事業へ充当を行う。また、財政調整基金の適正化を図るため、新たな特定目的基金の創設及び運用についても検討を進める。
本町の有形固定資産減価償却率は、前年度から0.9%減少し、55.0%となった。施設の老朽化は進んでおり、類似団体平均からは7.5%下回っている。学校等大型施設の更新の影響もあるが、以後の見込みとして公共施設等総合管理計画個別計画及び総合管理計画に基づき,老朽化した公共施設の集約化・統廃合等の推進により健全化を図る。
類似団体内順位18位/ 91団体
債務償還比率については、令和3年度まで減少傾向にはあったが、総合庁舎建設事業により、地方債残高が前年度から229.4ポイントと大幅に上昇し、類似団体平均を大きく上回っている状況である。類似団体と比較し、離島という立地特性のため職員数が多く、人件費が高い水準にあるため、今後においても人件費の抑制を図る。
類似団体内順位91位/ 94団体
将来負担比率については、類似団体平均より大きく上回っているが、有形固定資産減価償却率については、類似団体平均より低い水準で推移している。令和6年度までの本庁舎・分庁舎等の集約化を図る段階での将来負担比率については上昇が継続し、有形固定資産減価償却率についてはゆるやかではあるが減少が見込まれ、その他の事業の見直しも含め、償還額の平準化や施設の老朽化対策に取り組んでいく。
将来負担比率及び実質公債費比率についても、類似団体平均を大きく上回っている状態が続いているが、将来負担比率は総合庁舎等建設事業の財源としての地方債残高の上昇により、前年度比46.2ポイントの大幅な上昇となり、実質公債費比率については、地方債の償還が順調に推移していることから前年度比0.6ポイントの減少となった。以後においては、公共施設等総合管理計画個別計画の策定による施設集約化等も検討し、交付税算入が見込まれる地方債借入の適正な運用、加えて将来の更なる公用施設の再編を見据えた財政運営を図る必要がある。
類似団体平均との比較において、【認定こども園・幼稚園・保育所】の有形固定資産減価償却率については、他の公共施設の更新もあり優先順位として未着手となっている状況から平均値を大きく上回っている。幼稚園園舎については、耐震化の観点もあり、施設の更新については、喫緊の過大となっていることもあり、子ども・子育て支援制度や今後の人口減少・少子化の動向を注視しながら、町のあり方を検討していく。公営住宅については長寿命化計画に基づきストック改善事業等を行っており、除却についても、令和7年度以降に計画的に実施しながら推進を図る。橋りょう・トンネルの一人当たり有形固定資産(償却資産)額についても、同様に未着手となっている状況から平均値を大きく下回っている。港湾・漁港については、現時点においても整備が計画的に実施されている中で、町の基幹産業である漁業とも関連し、人口に対し類似団体平均を大きく上回っている。
類似団体内順位24位/ 91団体
類似団体内順位24位/ 85団体
類似団体内順位47位/ 87団体
類似団体内順位9位/ 22団体
類似団体内順位77位/ 82団体
類似団体内順位39位/ 89団体
類似団体内順位1位/ 62団体
一般廃棄物処理施設における有形固定資産減価償却率については、優先順位の関係により老朽化施設の除却等が進んでいないため、類似団体平均と比較しても非常に高い数値となっている。庁舎における有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を大きく上回っている現況ではあるが、令和6年度までに他の公共施設との集約化を含めた更新を実施することにより健全化が図られる見込みとなっている。庁舎における一人当たり面積についても現行本庁舎が昭和30年度に建設された現況で現在に至っており、令和6年度までの更新事業実施により改善が図られる見込みとなっている。
類似団体内順位63位/ 68団体
類似団体内順位62位/ 66団体
類似団体内順位9位/ 67団体
類似団体内順位72位/ 91団体
一般会計等においては、資産については旧庁舎解体等に伴う有形固定資産の減、負債については地方債の増加に伴い、それぞれ増減が生じた。資産総額は前年度比1,273百万円(3.8%)の減、負債総額は前年度比42百万円(0.6%)の増となった。資産総額のうち有形固定資産の占める割合は91.6%と高く、これらの資産は将来の維持管理・更新等に係る支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画及び各施設に係る長寿命化計画に基づく集約化・複合化により、公共施設等の最適化に努める。負債総額のうち主なものは地方債等(固定負債)であり、負債総額に占める割合は88.2%と高い水準にあることから、施設整備に係る財源を地方債に大きく依存している状況となっており、平成29年度に創設した公共施設整備基金については、基金残高が大きく減少しているが、引き続き公共施設の整備に係る財源の確保に努める。全体においては、水道事業及び下水道事業に係るインフラ資産等を含むため、資産総額は一般会計等より4,262百万円多くなっている。連結においては、一部事務組合、第三セクター及び広域連合を加えているが、各事業の規模が小さいため、資産総額は全体とほぼ同額となっている。
一般会計等における経常費用は4,830百万円となり、前年度比517百万円(12.0%)の増となった。主な要因は、業務費用のうち人件費が65百万円、物件費等が496百万円増加したことによるものである。業務費用が移転費用を上回っており、最も金額が大きいものは物件費等(2,705百万円、前年度比496百万円の増)で、純行政コストの55.9%を占めている。全体においては、普通会計以外の公営事業会計及び公営企業会計を含むため、一般会計等と比較して経常収益が696百万円、純行政コストが2,471百万円それぞれ多くなっている。今後は、病院事業、水道事業及び下水道事業を中心に、人件費及び物件費等を含めた経費の縮減に努める必要がある。連結においては、移転費用のうち補助金等の影響により、全体と比較して純行政コストが654百万円多くなっている。
一般会計等においては、税収等の財源(2,977百万円)が純行政コスト(4,835百万円)を下回ったため、本年度差額は△1,332百万円(前年度比△943百万円)となった。また、純資産残高は前年度比△1,315百万円となり、25,079百万円となった。財源のうち税収等については前年度比24百万円の減となっており、引き続き、過年度の滞納繰越分を中心とした税収の確保の強化を図る。全体においては、一般会計等と比較して国県等補助金収入が190百万円多くなっており、純資産残高は一般会計等より462百万円少なく、前年度比では3,350百万円の減となった。連結においては、北海道後期高齢者医療広域連合に対する国県等補助金が財源に含まれるため、一般会計等と比較して税収等の財源は647百万円の増、本年度差額は△2,250百万円となった。また、純資産残高は一般会計等より211百万円少なく、前年度比では3,336百万円の減となった。
一般会計等においては、業務活動収支は移転費用支出が前年度比△117百万円となったことにより、全体で前年度比△255百万円となった。投資活動収支については、歳入において国県等補助金収入が大幅に減少(前年度比△273百万円)した一方、歳出において総合庁舎工事の完了により公共施設等整備費支出が大幅に減少(前年度比△2,305百万円)したことから、総額では前年度比1,925百万円増の△291百万円となった。財務活動収支については、地方債の発行額が大幅に減少したことにより、前年度比△1,760百万円となった。全体においては、物件費等支出が一般会計等より499百万円多く、国県等補助金収入が一般会計等より190百万円多くなったものの、一般会計等における他会計への繰出支出の影響等により、業務活動収支は37百万円の減となった。連結においては、檜山広域行政組合及び北海道後期高齢者医療広域連合の収支が加わることにより、業務活動収支は一般会計等と比較して2百万円の増となった。また、税収等収入は一般会計等と比較して560百万円の増となっているが、業務費用支出のうち人件費支出も663百万円の増となっている。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は1,494.7万円と類似団体平均値を大きく上回っている。これは、離島という立地条件により、ごみ処理施設消防施設及び水道・下水道等のインフラ施設について単独での整備・運用を行っていることが主な要因である。歳入額対資産比率は前年度比1.66ポイント増の6.35年となり、資産額と同様に類似団体平均値を大きく上回っている。これは、更新時期を迎えた資産を多く保有していることによるものである。有形固定資産減価償却率は61.1%と類似団体平均値を下回っているが、今後においても事業用資産を中心に更新が必要な資産が多く、人口減少の加速化も予想されることから、公共施設等総合管理計画及び長寿命化計画に基づき、将来世代への負担も考慮した施設の適正な管理に努める。
純資産比率は類似団体平均値と同水準であり、将来世代負担比率についてもほぼ同水準となっている。人口については引き続き減少することが見込まれ、公共施設についても、今後、インフラ資産を含めた施設の大規模改修、更新及び統合が必要な状況にあることから、負債の増大が懸念される。また、主力産業の停滞も継続することが見込まれる中、より実態に即した施設の管理運営が求められることから、人件費及び物件費等の経常経費について、より一層の削減対策を継続的な課題として取り組んでいく。
住民一人当たりの純行政コストは、令和6年度においては事業量の増加により前年度を上回った。また、一人当たりの金額についても類似団体平均値を大きく上回っている。これは、離島であるという立地特性により直営で運営している施設が多く、各特別会計への繰出金を含め、広範囲にわたる行政サービスの提供が必要となっているためである。加えて、人口減少により一人当たりのコストの増加も予想されることから、行政改革の推進により物件費及び人件費の削減に努める。
住民一人当たり負債額は類似団体平均値を大きく上回っており、令和6年度においては、庁舎建設事業に伴い前年度比4,242万円の増となった。基礎的財政収支については、業務活動収支において、業務収入は減少(税収等収入が前年度比40百万円の減)し、業務支出において人件費及び補助金等支出が増加したため、前年度比284百万円の増となった。投資活動収支については、投資活動支出のうち公共施設等整備費支出が前年度比△2,305百万円と大幅に減少したため、全体で前年度比1,925百万円の減となった。
受益者負担の状況については、経常収益が前年度より49百万円減少し、経常費用が前年度より467百万円増加したことから、引き続き類似団体平均値を上回る水準となっている。今後においても、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化を行うことにより経常費用の削減を図り、財源の確保に努める。
北海道奥尻町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。