経営の健全性・効率性について
①単年度の収支比率はH30に比べ減少した原因は使用料過年度分の収入が予定額を下回ったためである。徴収業務に力を入れて収益改善に取り組む。④起債償還はH30で完結し借入の計画も現在はない。⑤R1年に料金改定(消費税分のみ)をしているが、十分な料金水準とは言えず、経費回収率は30よりは減少している。⑥汚水処理原価はH30からほぼ横ばいとなった。⑦施設利用率はH30から横ばいである。⑧平均値を下回っており、引き続き水洗化率向上に向けて普及啓蒙活動の強化に取り組む。
老朽化の状況について
③管渠改善については5年以上実施されていないが、施設稼動から年数が経過していることから、今後は老朽化の優先順位等を策定しながら継続して管渠改築更新の実施に努めたい。
全体総括
経営の健全性・効率性から鑑みると、今後は料金水準適正化の検討、普及啓蒙活動の強化などを実施し、他会計繰入金の依存度を下げる必要性があるが、料金水準は町民の理解や議決を得る必要があるために他の市町村と比較して、高額な料金設定はできず、又事業運営開始から28年を経過し、施設・管渠の更新事業等必要な事業の実施を行いこれらのバランスを考慮しながらの経営となるため、今後は老朽化の進んだ箇所等、必要最小限の改修を実施していく。