愛南町:漁業集落排水施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

・収益的収支比率については、直近2年間は50%を割っている。主な要因は、施設にかかる工事費の増加による維持修繕費の増額であると考えられる。施設の老朽化に伴い、今後は施設の機能保全工事を予定しており、この先数年は数値の改善は見込めない。・経費回収率については、近年下落が続き、令和3年度は18.71%まで低下し、類似団体平均のほぼ半分である。収益については、使用料以外の収入に大きく依存している影響が考えられ、経営の効率性を低下させる要因となっている。・汚水処理原価については、類似団体と比較しても非常に高い数値で推移していることから、今後も維持管理費の削減や接続率の向上等の経営改善が必要である。・施設利用率については、近年ほぼ横ばいであるが、類似団体平均と比較すると下回っているため、適切な施設規模となっているか検討する必要がある。・水洗化率についても、近年は若干の改善傾向にあるが、類似団体平均との比較では下回っている。今後は未接続者への水洗化普及促進に努める必要がある。

老朽化の状況について

本町の漁業集落排水施設は、供用開始から20年以上経過している施設もあり、経年による老朽化が懸念されている。また、施設自体が海岸沿いにある点も、施設の劣化を早める要因にもなっている。近年ではポンプ施設等、機械施設の故障が頻繁に発生しており、これらの修繕費の増加が経営の効率性を低下させている要因である。このため、機能保全計画に基づく施設改修工事を令和4年度から実施し、施設の長寿命化やライフサイクルコストの縮減を図り、計画的な維持管理・更新を行う予定である。

全体総括

1.経営の健全化・効率性について分析した結果、本町において、特に改善が必要だと考えられるのは、収益的収支比率、経費回収率及び汚水処理原価である。収益が使用料以外の収入で賄われている傾向が顕著にあらわれていることから、適切な使用料への見直しや、水洗化の普及促進により利用効率を高め、有収水量の増加により使用料収入を確保し、経営改善に努めることが必要である。2.老朽化の状況については、近年、経年による施設の故障等が多くみられ、修繕費による経営負担も増加していることから、新たに策定した機能保全計画に基づき、老朽化した施設の改修・更新等を計画的に実施することで、必要経費の削減に努める。

類似団体【H2】

北見市 北斗市 上ノ国町 乙部町 奥尻町 せたな町 泊村 積丹町 猿払村 枝幸町 利尻町 佐呂間町 湧別町 五所川原市 むつ市 平内町 深浦町 中泊町 東通村 佐井村 階上町 宮古市 久慈市 陸前高田市 大槌町 普代村 野田村 石巻市 塩竈市 気仙沼市 南三陸町 男鹿市 由利本荘市 八峰町 鶴岡市 北茨城市 新島村 糸魚川市 氷見市 入善町 七尾市 輪島市 穴水町 能登町 福井市 敦賀市 越前町 高浜町 沼津市 下田市 南伊豆町 南知多町 志摩市 南伊勢町 舞鶴市 京丹後市 伊根町 姫路市 豊岡市 南あわじ市 香美町 新温泉町 和歌山市 有田市 日高町 由良町 鳥取市 海士町 西ノ島町 知夫村 隠岐の島町 笠岡市 瀬戸内市 呉市 三原市 福山市 大竹市 大崎上島町 下関市 山口市 長門市 周南市 周防大島町 上関町 平生町 美波町 海陽町 さぬき市 三豊市 宇和島市 八幡浜市 伊方町 愛南町 須崎市 宿毛市 奈半利町 黒潮町 北九州市 糸島市 唐津市 太良町 佐世保市 松浦市 対馬市 壱岐市 五島市 西海市 南島原市 東彼杵町 小値賀町 臼杵市 豊後高田市 姫島村 日出町 日南市 串間市 川南町 薩摩川内市 いちき串木野市 南さつま市 長島町 宇検村 宮古島市 南城市 座間味村 与那国町