経営の健全性・効率性について
①「経常収支比率」は83.13%と昨年度比△36.74%となっている。これは、一般会計補助金が減少したためである。②「累積欠損金比率」は59.13と他団体より低い数値となっている。③「流動比率」については、他団体より高い数値となっている。現金預金が少額なため、100%を下回っている。④「企業債残高対事業規模比率」は他団体よりも低い数値となっているが、中長期の財政収支に注視しながら起債発行の抑制を行っていく。⑤「経費回収率」については、100%を下回っているものの、他団体よりは高い数値となっている。より一層の経費の削減に努める。⑥「汚水処理原価」については、他団体より低い数値となっているが、さらなる経費の削減に努める。⑦「施設利用率」については、他団体より高い数値となっているが利用率は56.36%と低い数値となっている。将来的にさらに人口減少が進む見込みであり、ダウンサイジングなども検討していく必要がある。⑧「水洗化率」については、他団体より高い数値となっているが、さらなる接続率向上に向けた取り組みを行っていく。
老朽化の状況について
①「有形固定資産減価償却率」については10.36%と他団体に比べ、老朽化した資産は少ない状況である。②「管渠老朽化率」については、耐用年数を経過した施設はない。③「管渠改善率」については、ゼロである。必要に応じて改修等を行っていく。
全体総括
集落排水事業については、高齢化世帯が多く人口減少が急速に進むことが想定される。そのため、使用料の増加を見込むことは難しい状況であり、さらなる経費の削減やダウンサイジングを検討しながら、事業を進めていく必要がある。