経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は一般会計繰入金の減により12.66ポイントの減となり、100%を下回る状況となりました。②累積欠損金は当町では発生しておりません。③流動比率は、一般会計繰入金の減により対前年比48.63ポイントの減となり、マイナスとなりました。④企業債残高対事業規模比率は、企業債償還のピークが過ぎ下降傾向にありますが、類似団体平均値と比べると高い状況で推移しております。⑤経費回収率は対前年比1.97ポイント改善しましたが、100%以上に向け経費の抑制など対策が必要です。⑥汚水処理原価は類似団体平均値より低く、汚水処理費が抑えられている現状にあります。⑦施設利用率が類似団体平均値より低いのは、近年の水の使用量の低下及び少子高齢化による使用者の減少等が考えられます。⑧水洗化率は類似団体平均値を上回っております。経営の健全性・効率性を考えるうえで、引き続き経費の節減に向けた検討を進めていきます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は対前年比5.14ポイント上昇し、法定耐用年数に近づいている固定資産が増加傾向にあることを示しています。③管渠の更新・改良は、現在ありません。施設供用開始から20年経過しつつあり、経年劣化による修繕等がでてきております。R2年度に策定した機能保全計画により、計画に沿った施設の整備を進めていく必要があります。
全体総括
R2年度に策定した機能保全計画を経営戦略に盛込み、投資の合理化を図り、健全で効率的な経営を目指していきます。