彦根市:彦根市立病院

地方公共団体

滋賀県 >>> 彦根市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

当院は、湖東保健医療圏唯一の公立病院、また基幹病院として、急性期医療のほか救急医療や小児医療などの不採算部門を担ってきた。平成30年3月に地域医療支援病院の承認を受けたほか、在宅診療科を中心に、在宅医療の推進にも努めている。令和2年の初頭から新型コロナウイルス感染症(以下、同感染症)が流行し、本院は感染拡大による地域の医療崩壊を防ぐために、県から同感染症対策の重点医療機関の指定を受け、その役割を果たしている。

経営の健全性・効率性について

【健全性】令和2年度は、①経常収支比率が向上し、経営成績が大きく改善されたように見えるが、同感染症の影響による受診控えから患者数が減少したことで②医業収支比率が悪化していることが見てとれる。依然として③累積欠損金比率は類似病院平均値を大きく上回っていることからも、安定した経営を継続するための取り組みが必要である。【効率性】同感染症の影響で④病床利用率が大きく落ち込んだことからも、今後、コロナ禍前の水準まで回復を図る必要がある。

老朽化の状況について

現在の建物は平成14年度に完成したもので、①有形固定資産減価償却率から考えると類似病院と比べ比較的新しいと考えられるものの、空調等の設備面で不具合が発生してきており、令和3年度に策定する長寿命化計画に基づき、更新や修繕を進めていく必要がある。医療機器については、老朽化したもの、業務効率の改善を図れるものから順に継続的な更新を行っており、②器械備品減価償却率は類似病院平均値を下回っている。

全体総括

令和2年度は、同感染症の影響で患者数が大幅に減少したことから、②医業収支比率が大きく悪化した。しかしながら、国や県からの様々な支援策を活用したことにより医業外収益が大幅に増加したことから、①経常収支比率は大きく向上した。今後、同感染症の収束の目途が立たない状況のなか、令和3年度に策定した中期経営計画に基づいた経営改善を行い、医業収支を回復させることが急務である。施設面については、令和3年度に策定する長寿命化計画に基づき、必要な改修を進め、施設の長寿命化を図っていく。

類似団体【2】

市立旭川病院 総合病院 市立病院 青森市民病院 むつ総合病院 つがる総合病院 大船渡病院 中部病院 総合病院 秋田総合病院 新庄病院 公立置賜総合病院 伊勢崎市民病院 桐生厚生総合病院 越谷市立病院 がんセンター 医療センター 広尾病院 町田市民病院 公立昭和病院 市民病院 うわまち病院 平塚市民病院 市立病院 市立病院 市立病院 がんセンター こども医療センター がんセンター 新発田病院 魚沼基幹病院 高岡市民病院 黒部市民病院 市立砺波総合病院 公立能登総合病院 小浜病院 甲府病院 飯田市立病院 長野市民病院 静岡市立清水病院 焼津市立総合病院 榛原総合病院 東部医療センター 半田病院 西知多総合病院 総合医療センター 桑名市総合医療センター 彦根市立病院 近江八幡市立総合医療センター 大津市民病院 地方独立行政法人公立甲賀病院 京都中部総合医療センタ- 岸和田市民病院 大阪はびきの医療センター 堺市立病院 市立吹田市民病院 西宮病院 淡路医療センター がんセンター 伊丹病院 市立病院 西神戸医療センター 北播磨総合医療センター 市立病院 岡山市立市民病院 中央病院 三豊総合病院 市立宇和島病院 佐賀県医療センター好生館 延岡病院 南部医療センター・こども医療センター 那覇市立病院