愛知県西知多医療厚生組合(事業会計分):公立西知多総合病院の経営状況(最新・2024年度)
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公立西知多総合病院
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割当院は、知多半島構想区域において、医療従事者・医療設備ともに最も充実した病院の1つであり、これらの医療資源を最大限に有効活用し、地域医療計画で位置づけられている5疾病6事業のうち、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、救急医療、災害時医療、小児医療等の医療を提供することで、地域住民の生命を守る中心的役割を果たしています。令和6年度からは、「愛知県がん診療拠点病院」に指定され、手術、化学療法及び放射線治療を中心に、地域のがん診療の更なる充実に加え、診療報酬改定への対応による転院搬送の運用開始や、令和7年5月からのドクターカー運用開始に取り組むなど、地域医療を支える中核病院として、地域の医療提供体制の強化・構築に努めています。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和6年度は、常勤医師の増員に伴う入院患者数の増加により、「④病床利用率」が上昇しました。また、入院患者数の増加に加え、手術件数の増加による入院単価の増や、紹介患者の増加により、「⑤入院患者1人1日当たり収益」、「⑥外来患者1人1日当たり収益」がそれぞれ改善しました。費用面では、人事院勧告による給与改定及び非常勤医師、初期研修医業務委託料の組替え分などにより、「⑦職員給与費対医業収益比率」が上昇し、類似病院平均値を大きく上回りました。また、入院患者数の増加により、「⑧材料費対医業収益比率」がわずかに上昇しました。入院収益をはじめとする医業収益が増加し、経営改善は進んでいるものの、給与改定に伴う給与費の増加及び患者数の増に伴う材料費の増加など、医業費用の増加が大きく影響して、「①経常収支比率」、「②医業収支比率」、「③修正医業収支比率」が前年度と比べて低下、「⑨累積欠損金比率」が上昇し、財政状況は厳しさを増しています。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について当院は、平成27年5月に新病院として開院しているため、「①有形固定資産減価償却率」は、類似病院平均を下回っていますが、年々値が上昇しています。「②器械備品減価償却率」については、令和5年度に購入した手術支援ロボットなど減価償却費の対象となる高額な医療機器の償却が進行しており、類似病院平均を上回っております。なお、今後においては、開院時に整備した医療機器等の更新に係る財源確保と、高額な医療機器等の中長期的な更新計画の検討や作成を行ってまいります。 |
全体総括開院10年目となった令和6年度の決算は赤字を計上しました。前年度と比較して医業収益は増加したものの、賃金や物価上昇の影響等医業費用の増加が上回り、非常に厳しい経営状況となっています。令和6年度は、愛知県がん診療拠点病院に指定され、また、卒後臨床研修評価機構(JCEP)の評価を受審するなど医療機能及び体制強化に努めました。同時にホームページの全面リニューアルや、救急車両更新に伴うクラウドファンディングの実施による積極的な情報発信・広報活動も行いました。また、令和5年3月に策定した経営強化プランに掲げた働き方改革及びDX推進等目標達成に向けたプロジェクトチームを立ち上げるなど、病院運営の重点課題に段階的に取り組んでまいりました。一方、今後の経営基盤の強化と健全経営に向け、収益面では、上位施設基準の取得に加え、救急搬送患者の応需率の向上や地域の医療機関との連携強化等による新規入院患者数の増加を図ります。また、費用面では、委託・保守契約、薬品、診療材料、備品等の価格交渉を引き続き行うとともに、診療材料の調達については、共同購入事業を導入するなど、経費削減に努めてまいります。 |
出典:
経営比較分析表
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