地域において担っている役割
平成21年10月に地方独立行政法人となり、平成30年5月から新病院での診療を開始した。桑員地区の急性期医療を担う中核病院として、救急搬送患者の積極的な受入れや、地域医療支援病院として、地域の医療機関や介護施設等と連携を図りながら、地域住民の健康増進を推進している。また、地域災害拠点病院や三重県がん診療連携準拠点病院としての役割を担うほか、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として、保健所と連携しPCR検査を実施するとともに、新型コロナウイルス感染症の入院患者の受入れを行っている。
経営の健全性・効率性について
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症患者受入れのための専用病棟を確保するなど、新型コロナウイルス感染症の影響により、新入院患者数及び病床稼働率ともに前年度と同程度となった。しかし、集中治療室の稼働率上昇や中等症以上の新型コロナウイルス感染症の入院患者の受入れ、外来化学療法の増加に伴い、1人1日当りの入院収益及び外来収益が増加したことなどから、医業収支比率は昨年より改善した。また、新型コロナウイルスウイルス感染症患者受入れのための病床確保に対する補償など、各種補助金等の交付により経常収支比率は101.2%となった。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、新病院の建物が固定資産の多くを占めているため、類似病院平均値と比べて低くなっている。
全体総括
令和3年度は感染対策を徹底しながら、急性期医療を担う中核病院として地域に必要な医療を継続し提供するとともに、PCR検査の実施や新型コロナウイルス感染症の入院患者の受入れを行った。また、令和4年3月に、三重大学・桑名市・桑名市総合医療センターにて、「新しい未来の共創に関する協定」を締結し、AIを活用した診断支援など、医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)化の取り組みを始めた。