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地方財政ダッシュボード

沖縄県大宜味村の財政状況(2020年度)

🏠大宜味村

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

対前年度比で0.02ポイント増であり、類似団体平均を0.22ポイント上回っている。要因として、平成25年度より大保ダムに係る国有資産所在地市町村交付金等を収入していることがあげられる。しかし、同交付金については毎年度減価償却に伴う減少があることから、公有資産の売却や徴収業務の強化等による歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均を4.7ポイント上回っており、対前年度比1.1ポイントの増となっている。要因として、令和元年度から大宜味小・中学校建設事業等に係る元金償還額が増加し、公債費に係る経常収支比率が対前年度比3.2ポイント増となったことなどがあげられる。今後も、公債費が増となることが確実となっていることから、事務事業の効率化や内部管理経費の点検等、歳出の効率化・節減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を下回っているが、前年度より38,252円の増額となった。要因としては、会計年度任用職員制度の導入により、報償費等が増加したことで、人件費が増加したことがあげられる。今後、行財政改革の取組みを通して人件費のコスト低減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均を0.8ポイント上回っているため、給与の適正化を図り、引き下げるよう努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均を2.3人上回っている。要因として、大型公共事業への対応のため、技術職員等の配置増を図ったことや保育所運営を直営で行っていることなどがあげられる。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均より0.9ポイント上回っている。その要因として、小・中学校建設事業等の元金償還が開始となったことで、対前年度比1.1ポイントの増となっている。また現在、新庁舎建設事業が実施されており、今後も多額の借入を見込んでいることから、その他の新規事業については抑制を図るなど、類似団体を上回ることがないように、健全な財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

財政調整基金及び財産形成基金の充当可能基金等が大きいことから、将来負担比率は算定されていないが、今後も適正な基金積立を行うなど、一層の財政健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

大型公共事業への対応のため、技術職員等の配置増を図ったことや認定こども園、包括支援センター運営を直営で行っていることなどにより、類似団体平均よりも5.7ポイント高い状況にある。類似団体平均、沖縄県平均を大きく上回っていることから、行財政改革への取組みをとおして人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

保有する公共施設数が少ないこともあり、類似団体平を4.2ポイント下回っているが、今後は施設の経年劣化等に伴う経費の増加も見込まれることから、公共施設総合管理計画の着実な推進を図るとともに、事務事業の効率化や内部管理に係る経費削減等に努めていく。

扶助費の分析欄

障害者自立支援費等が増加傾向にあるため、類似団体平均を0.5ポイント上回っている。今後も扶助費の上昇が予想されるため、制度の適正な運用と負担の増大に備える。

その他の分析欄

類似団体平均を1.4ポイント下回っている。要因として、簡易水道事業特別会計や公共下水道事業特別会計の繰出金が減額となったことがあげられる。今後も、使用料の見直しや収納率の向上を図ると同時に、事業内容を精査し、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費に係る経常収支比率については、対前年度比0.3ポイントの減であり、類似団体平均を0.5ポイント下回っている。今後も各種補助金の必要性、公益性、費用対効果などを検証し、適正な執行に努める。

公債費の分析欄

過疎対策事業債(平成26年度同意)の元金償還開始等により、公債費に係る経常収支比率は対前年度比で4.0ポイント増となっている。類似団体平均を4.6ポイント上回っている。現在、新庁舎建設事業実施により多額の借入を予定しているため、その他の新規事業については事業の重要性や緊急性等を十分に検討し、公債費の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率については、類似団体平均を0.1ポイント上回っている。経年的に人件費の割合が類似団体平均、沖縄県平均と比較して高い水準となっていることから、行財政改革への取組みをとおして人件費の削減に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

目的別歳出については、14項目中3項目において類似団体平均を上回っており、とりわけ、商工費及び公債費での乖離が比較的大きくなっている。商工費については、住民一人当たり84,752円となっており、類似団体平均と比較して一人当たりコストが17,421円高くなっている。これは平成30年度からの繰り越し事業である、やんばるの森ビジターセンター整備事業によるものである。公債費につては、住民一人当たり158,177円となっており類似団体平均と比較して8,023円となっている。大宜味小・中学校建設事業等に係る元金償還額の増加が要因となっている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり1,351千円となっている。普通建設事業費については、住民一人あたり176,025円となっている。扶助費については年々増加傾向にあり、住民一人当たりのコストは約96,441円であり、平成28年度の一人当たり78,681円より約14%の増となっている。これは、障害者自立支援費の増加が主な要因となっている。また、人件費については、住民一人当たり255,029円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが30,931円高い状況となっている。現在、本村は沖縄県内でも職員の平均年齢が低い状況にあり、今後はさらに人件費が増加することが見込まれることから、行財政改革の取組みを通して適切な定員管理を推進し、人件費の抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

財政調整基金については、前年度より5.01ポイント減少し47.06%となった。実質収支額(率)については、標準財政規模と比較し3~5%が望ましいとされているところだが、ふるさと納税の寄附額の伸び等もあり、10.89%と高い比率となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

各会計とも経年的に黒字となっているが、実質収支比率は3~5%が望ましいとされているため、適正な実質収支比率になるよう健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

過疎対策事業債など交付税措置のある地方債を優先的に活用してきている。今後計画をしている大型事業等の実施に伴い、地方債の発行が増える見込みとなっていることから、これまでと同様に交付税措置のある有利な地方債を活用し、緊急性・住民ニーズを的確に把握した事業の選択を行いながら、計画的な発行に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

将来負担額については、一般会計等に係る地方債の現在高が高い水準で推移しているが、そのほとんどが交付税参入率の高い過疎対策事業債となっている。また、充当可能財源等については、財政調整基金をはじめ、充当可能基金が増加傾向にあることで、将来負担比率(分子)は近年大きくマイナスとなっている。しかし、今後は新庁舎整備事業などの地方債の発行により、将来負担額は増加する見込みとなっているため、事業の厳選による地方債発行額の急激な増加を抑えるとともに、充当可能財源の増を図り、適正な財政運営に努める。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)地方財政法第7条第1項に基づき、前年度繰越金の増(地方交付税等の増)により実質収支が増加したため基金全体として対前年度比123百万円の増となった。(今後の方針)令和2年度より財政調整基金を取り崩して新庁舎整備事業に充当するため、中期的には減少していく見込み

財政調整基金

(増減理由)地方財政法第7条第1項に基づき、当初、算定額として計上していた地方交付税が計上額よりも多く入ってきたためによる増(今後の方針)令和2年度より財政調整基金を取り崩して新庁舎整備事業に充当するため、中期的には減少していく見込み

減債基金

(増減理由)平成30年度に繰り上げ償還を行うため充当を行い、今後の起債償還に充てる財源確保するために増となる。(今後の方針)令和6年度に地方債償還のピークを迎えるため、それに備えて計画的に積立てを行う予定

その他特定目的基金

(基金の使途)財産形成基金:主に結の浜(埋立地)にかかる公用及び公共用施設の整備費等結い基金:むらづくり応援寄附(ふるさと納税)としての寄付であり、寄付者が使途を指定(産業の振興など)人材育成基金:教育、文化、スポーツ、産業、福祉等で有為な人材を育成(増減理由)財産形成基金:基金運用や国有所在市町村交付金等で30百万円の積み立てによる増(当初予定していた宅地分譲払戻金が36万円と低かったため)人材育成基金:寄附金による増結い基金:寄附金額の増(平成30年:151百万円、令和元年:166百万円令和2年:222百万円)(今後の方針)財産形成基金:結の浜(埋立地)等に係る公共用施設施設整備のため、条例等に基づき今後も以下により積立を行う予定国有資産等所在市町村交付金については、毎年度定額10百万円で積立予定結の浜宅地分譲地売払金の全額を積立予定

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

本村の有形固定資産減価償却率は42.2%であり、類似団体と比較して著しく低い水準にある。これは平成25年度に大宜味村企業支援賃貸工場を建設、平成26年度~平成27年度にかけて大宜味小・中学校を整備建設、平成30年度に村ビジターセンター建設整備、加えて令和2年度~令和5年度まで、大宜味村役場仮庁舎移転・新庁舎整備がを実施。ただし、今後は1980年代(昭和55年)以降に建設した公共施設が老朽化により更新時期を迎えていくため、個別施設計画を策定し、施設の更新、維持管理を適切に進める必要がある。

債務償還比率の分析欄

本村の債務償還比率は169.7%であり類似団体と比較して低い水準にある。しかし今後は、認定こども園、ビジターセンター整備等の事業、現在進行中の庁舎建設等の事業による増額が見込まれるため、債務償還比率に注意しながら適切に事業の実施を行う必要がある。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

過疎対策事業債などの交付税措置のある地方債を優先的に活用し、基金の積立を積極的に行ってきた結果、将来負担比率はマイナスとなっている。有形固定資産減価償却率についても、大型公共施設を近年整備したことで、類似団体内平均値を大きく下回っている。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、基金等の充当可能財源等の控除によりマイナスとなったことで数値は算定されなかった。実質公債費比率については、類似団体と比較して低い水準で推移しているが、小・中学校の建設に伴う地方債の元金償還が平成31年度から始まったため、実質公債費比率が上昇に転じている。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して、これまで、特に有形固定資産減価償却率が高い施設が「認定こども園・幼稚園・保育所」であった。これは、村内にある2つの保育所が建築後35年以上経過していることが主な理由となってたが、令和2年度から保育所2園と幼稚園1園を統合し、認定こども園として運営が始まったため率が減少している。

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較して、特に有形固定資産減価償却率が高い施設は、「庁舎」と「市民会館」である。庁舎は役場本庁舎が築48年、議事堂が築37年経過している。役場本庁舎については耐震性にも課題があるため、令和2度~令和5年度にかけて建替えの整備事業を現在開始している。また、市民会館については、村内唯一の市民会館が建築後39年が経過しており、その施設の数値がそのまま反映されるためである。

財務書類に関する情報①(2020年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

・一般会計等においては、資産総額が前年度末から4,372百万円の減少(-18.4%)となった。これは固定資産の一部を法適用会計に移管したなどの調査判明処理に伴うものである。資産総額のうち有形償却資産の割合が64.0%となっており、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等の適正管理に努める。負債総額が前年度から206百万円減少(-4.3%)しているが、負債の減少額のうち最も金額が大きいものは、地方債の減少(-207百万円)である。今後も計画に沿った地方債の適正管理に努める。・特別会計を加えた全体では、資産総額は前年度末から4,325百万円減少(-16.8%)し、負債総額は前年度末から213百万円減少(-4.0%)した。資産総額は、特別会計に属する資産を計上していることにより、一般会計等に比べて1,996百万円多くなるが、負債総額も468百万円多くなっている。・一部事務組合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から4,315百万円減少(-15.6%)し、負債総額は前年度末から207百万円減少(-3.5%)した。資産総額は、一部事務組合等の資産を負担割合に応じて計上していること等により、一般会計等に比べて3,849百万円多くなるが、負債総額も一部事務組合で起債した地方債等が要因となり、1,011百万円多くなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は3,299百万円となった。令和2年度はコロナ関連の補助金等が含まれているため、前年度より大幅に増加している。また、今後も大きな金額の計上が予定されるのは減価償却費(526百万円、前年度比-70百万円)であり、純行政コストの16.0%を占めている。即ち526百万円のペースで資産の老朽化が進んでいるとも言えることから、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。・全体では、一般会計等に比べて、特別会計にかかる使用料及び手数料等を計上しているため、経常収益が82百万円多くなっている一方、負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が316百万円多くなり、純行政コストは454百万円多くなっている。・連結では、一般会計等に比べて、一部事務組合等の事業収益を計上し、経常収益が95万円多くなっている一方、人件費や物件費を始めとした経常費用が1,488百万円多くなり、純行政コストは1,388百万円多くなっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

・一般会計等においては、財源(3,498百万円)が純行政コスト(3,296百万円)を上回って、本年度差額は202百万円となったが、固定資産の一部を公営事業会計に移管したことなどの調査判明処理により、純資産残高は4,166百万円の減少となった。・全体では、一般会計等と比べて財源が509百万円多くなっており、本年度差額は256百万円となり、純資産残高は4,112百万円の減少となった。・連結では、一部事務組合等の歳入が案分の上で含まれることから、一般会計等と比べて財源が1,451百万円多くなっており、本年度差額は265百万円となり、純資産残高は4,108百万円の減少となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、本年度末資金残高は前年度から14百万円減少し、297百万円となった。業務活動収支は311百万円であったが、投資活動収支については、固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから、-90百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったから、-207百万円となっている。全体では、特別会計の収入が含まれる一方、特別会計としての支出も含まれることから、本年度末資金残高は前年度から36百万円増加し、384百万円となった。連結では、一部事務組合の収入の一部が業務収入に含まれる一方、人件費や物件費等も案分の上含まれることから、本年度末資金残高は前年度から52百万円増加し、448百万円となった。

財務書類に関する情報②(2020年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

・住民一人当たり資産額は前年度末に比べて123.6万円減少している。固定資産の一部を公営事業会計に移管したなどの処理によるためである。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、公共施設等総合管理計画に基づき、施設保有量の適正化に取り組む。歳入額対資産比率については、類似団体平均をと同水準であった。しかし、前年度と比較すると、歳入の減少により歳入額対資産比率は0.1年増加することとなった。有形固定資産減価償却率については、類似団体より低い水準にある。公共施設等の老朽化に伴い、前年度より5.3%上昇している。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

・純資産比率は、類似団体平均よりも低いが、純行政コストが税収等の財源を上回ったことが資産の一部移管等により純資産が減少し、昨年度から4%減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、人件費の削減などにより、行政コストの削減に努める。・将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っている。新規に発行する場合でも、交付税措置のある地方債の活用するなど将来世代の負担の減少に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

・住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、地方債の償還等と新たな起債の関係から、前年度から7万円増加・減少している。来年度以降も計画的な起債及び償還によって、地方債残高の縮小に努める。・基礎的財政収支は、投資活動収支の赤字分が基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた業務活動収支の黒字分を上回った・下回ったため、407百万円となっている。類似団体平均を上回って下回っているが、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、公共施設等の必要な整備を行ったためである。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

・住民一人当たり負債額は類似団体平均を下回っている。地方債の償還等と新たな起債の関係から、前年度から-7万円減少している。来年度以降も計画的な起債及び償還によって、地方債残高の縮小に努める。・基礎的財政収支は、投資活動収支の赤字分が基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた業務活動収支の黒字分を上回ったため、407百万円となっている。類似団体平均を上回っているが、今後新庁舎建設などによる投資活動支出の増加が見込まれるため、経年変動に注意する。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体よりも低くなっている。経常費用の中でも減価償却費の占める割合は大きく526百万円となっていることから、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の長寿命化などを行うことにより、経常費用の削減に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,