地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額304億円
総額304億円
総額323億円
総額304億円
総額304億円
総額323億円
基準財政需要額においては前年度比1.9%増、基準財政収入額においては前年度比3.1%減となっている。その結果、財政力指数は前年同程度となった。東日本大震災の影響により、人口の特例措置が設けられているためほぼ横ばいとなっているが、今後の見通しは不透明であり、業務の効率化や一般財源の確保に努め、財政の健全化を図る必要がある。
福島県人事委員会勧告に伴う人件費の増により経常経費充当一般財源が増額した一方で、普通交付税の増により経常一般財源が増額した。そのため、経常収支比率は83.9%となり、前年度から1.5ポイント減少した。
前年度に引き続き、復旧・復興事業に関する人件費や物件費の増加により依然として高い値で推移している。また、東日本大震災以降、住基人口は年々減少の一途をたどっており、震災時21,434人の人口に対し、令和7年1月1日現在は6,806人減の14,628人であり、当面は分母の人口が大幅に上昇することは困難であると思われる。今後も復旧・復興事業需要は継続し、当面の間横ばい傾向で推移していく見通しである。
通常業務に加え、復旧・復興事業に対応する必要があることから、社会人経験者や行政経験者を積極的に採用したことにより給与水準が高くなるケースが多く、前年度と比較すると1.3ポイントの増となっているものの、類似団体平均と比較すると低い水準となっている。今後も国・県の動向に準じて100以下の水準を維持していく。
通常業務に加え、復旧・復興事務に対応する必要があることから、正規職員のみならず、任期付職員や応援職員の受入れにより、必要な人員を確保しているため、全国平均及び福島県平均をやや上回っているが、類似団体内順位では全国2位となっている。今後は、業務の民間委託等の効率化や、復旧・復興事業の進捗に合わせた適正な定員管理に努める。
償還終了等により公債費が減少したこと等により改善傾向にある。
将来負担比率は検出されなかった。この要因としては、新規起債の抑制による地方債現在高の減及び復旧・復興事業に係る交付金の基金化による財源の増があげられる。しかし、基金については特定目的基金のため、復旧・復興事業の進捗に伴って減少するものであることから、将来負担比率の非検出は一時的なものとして捉え、今後注視していきたい。
東日本大震災以降増大している復旧・復興事業に対応するため、人件費は増加しており、類似団体の平均を上回る状況が続いている。
前年度比1.4ポイント増となり、類似団体平均と同水準となっている。震災により被害を受けた施設の解体が進む一方、復興事業により整備した施設が完成し、また、今後も整備が進んでいくことから管理に係る経費の増加が想定されるため、経費の節減・合理化を図っていく必要がある。
障がい児給付費、障がい者自立支援給付費等の増により扶助費全体としては増となっているものの、普通交付税等の増により経常一般財源が増えていることから数値としては0.5ポイント減となっている。
全国平均や類似団体平均を大きく上回る数値となった。主な要因としては、操出金の増額によるものである。東日本大震災以降、復旧・復興事業が大規模化していることもあり、赤字補てん的な操出金が見られるため、各種事業の見直しや適正化を図るとともに、経常一般財源の確保に努める。
取水場建設工事や配水場建設工事の進捗に伴い、事業費が増加したことや衛生センター焼却施設更新に伴う双葉地方広域市町村圏組合負担金の増により、前年度比2.5ポイント増となっているものの、類似団体平均は下回る水準となっている。
新規借入の抑制、償還終了等により、平成24年度以降減少傾向にある。令和6年度においては0.7ポイント減となり、類似団体平均を下回る結果となったが、引き続き財政健全化に留意していく。
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均と比べると高い値となっている。復興事業により整備した施設等の維持管理費用の増が見込まれることから、経費の節減・合理化により効率的な行政運営を図っていく。
総務費は、基金に積み立てて実施する事業に係る積立金が復旧・復興事業の進展により増額となったことから増となっている。衛生費は、小野田取水場建設及び小野田配水場建設の進捗により増となっている。農林水産業費は、さけふ化施設及び採捕施設等整備事業の進捗により増となっている。消防費は、防災拠点整備事業及び津島防災備蓄倉庫整備事業の完了により減となっている。
類似団体内順位44位/ 45団体
類似団体内順位8位/ 45団体
類似団体内順位31位/ 45団体
類似団体内順位2位/ 45団体
類似団体内順位5位/ 45団体
類似団体内順位2位/ 45団体
類似団体内順位44位/ 45団体
類似団体内順位1位/ 45団体
類似団体内順位44位/ 45団体
類似団体内順位10位/ 45団体
類似団体内順位27位/ 45団体
類似団体内順位7位/ 45団体
類似団体内順位11位/ 45団体
類似団体内順位42位/ 45団体
歳出決算総額は、住民一人当たり2,075,057円となっており、前年度に比べ248,951円の増となっている。平成22年度における一人当たりのコスト(平成23年3月31日現在人口「21,434人」にて算出)は412,065円であり、比較すると約5倍の負担となっている。主な要因としては、復旧・復興事業の増加によるものである。普通建設事業費は、住民一人当たり646,392円となっており、農林水産業再興のための大規模畜産施設整備事業やさけふ化・採捕施設整備事業、ため池放射線物質対策工事などにより、全国平均及び類似団体平均を大幅に上回っている。積立金は、事業費の基金化のため全国平均及び類似団体平均を大幅に上回っている。公債費は、地方債の償還が進んだことにより年々減少傾向にある。
類似団体内順位45位/ 45団体
類似団体内順位10位/ 45団体
類似団体内順位27位/ 45団体
類似団体内順位10位/ 45団体
類似団体内順位23位/ 45団体
類似団体内順位6位/ 45団体
類似団体内順位1位/ 45団体
類似団体内順位23位/ 45団体
類似団体内順位45位/ 45団体
類似団体内順位2位/ 45団体
類似団体内順位42位/ 45団体
類似団体内順位26位/ 45団体
類似団体内順位22位/ 45団体
類似団体内順位1位/ 45団体
類似団体内順位1位/ 45団体
財政調整基金残高は、今後の見通しに備え、前年度歳計剰余金を積み立てるとともに、取崩しについては最低限に努めた。実質収支額は、前年度より1.28ポイント増となっており、復旧・復興事業の本格化に伴う大規模事業の経費負担に備えた財源確保により、依然として高い推移となっている。東日本大震災以降発生している多くの復旧・復興事業は、国県支出金(復興財源)により賄っているものであり、こういった特殊な状況の中で単年度ごとの改善は難しい状態である。中長期の財政需要等を見定めながら、本数値についても推移を把握し、継続して適正な状態を維持できるよう努める。
自治体財政全体を考慮しながら、各会計ともに健全な財政運営に努めた結果、黒字となった。しかしながら、今後も厳しい歳入状況であることが予想されるため、効率的かつ適正な事務を行い、健全な財政運営に努める。
地方債の償還が進んだことにより元利償還金残高は年々減少し、実質公債費比率の分子は減少傾向にある。
満期一括償還地方債を利用していない。
将来負担比率は検出されなかった。この要因としては、地方債の償還が進んだことによる地方債現在高の減及び復旧・復興事業に係る交付金の基金化による財源の増が挙げられる。しかしながら、基金については特定目的基金のため、復旧・復興事業の進捗に伴って減少するものであることから、将来負担比率の非検出は一時的なものとして捉え、今後注視していきたい。
(増減理由)後年度の復興関連財源を確保するため浪江町復旧・復興基金に積立てを行ったこと(4,700万円)により増加している。(今後の方針)東日本大震災以降発生している多くの復旧・復興事業は、国県支出金(復興財源)により賄っているものであり、復旧・復興事業の進捗状況により減少していくものであるため、基金残高全体は徐々に縮小する見込みである。
(増減理由)取崩し金額が積立額を上回ったことにより減少した。(今後の方針)東日本大震災以降、当町の事業の大半が復旧・復興事業に係る大型の建設事業や複数年にわたる継続事業等を占め、それら事業は国県支出金(復興財源)で賄われているが、ハード面の整備終了後は施設の管理・運営業務が発生し、その多くは一般財源で賄うこととなるため、財源不足が懸念される。震災当時21,434人であった人口も令和7年3月31日現在では14,443人まで減少しているため、経常一般財源の確保が今後一層厳しくなることが予想される。このことから、今後は財源不足に備えていく必要がある。
(増減理由)令和6年度補正予算に伴う普通交付税の再算定において措置された臨時財政対策債償還基金費を積み立てたことにより増加した。(今後の方針)近年は、地方債の償還が進んだことにより元利償還金残高が年々減少しているため、公債費が経常収支比率を占める割合も減少傾向にある。しかし、町民税をはじめとする経常一般財源の確保がより厳しくなることが想定されるため、今後の償還に備えておく必要がある。
(基金の使途)浪江町復旧・復興基金:復旧・復興に関するソフト事業(住宅支援事業、避難生活支援事業、賠償支援事業等)を使途目的とした基金である。浪江町帰還・移住等環境整備交付金基金:福島再生加速化交付金を財源とする復旧・復興事業を使途目的とした基金である。行財政長期安定化基金:原発事故の影響に対する町の行財政運営の長期的な安定化を図ることを使途目的とした基金である。(増減理由)後年度の復興関連財源を確保するため浪江町復旧・復興基金に積立てを行ったこと(4,700万円)により増加している。(今後の方針)復旧・復興事業の進捗状況に伴い、基金残高は徐々に減少する見込みである。
有形固定資産減価償却率は、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っていいるものの、今後、復旧・復興に係る施設の整備が終息していくことにつれ、償却率が上昇していくことが想定される。今後見直しを行う公共施設等総合管理計画に基づき、適切な財産の管理・運用に努めていく。
類似団体内順位2位/ 43団体
地方債等の将来負担額を充当可能基金残高が上回っている。
類似団体内順位1位/ 45団体
地方債等の将来負担額を充当可能基金残高が上回っているため、将来負担比率の数値が計上されない。
将来負担比率は検出されなかった。この要因としては、地方債の償還が進んだことによる地方債残高の減及び後年度の復興関連財源を確保するための積立てを行ったことによる財源の増があげられる。現在は、福島再生加速化交付金をはじめとする各種復興関連交付金や震災復興特別交付税等の財政措置がされているため、健全な財政状況を保持できていると考えられることから、将来負担比率の非検出は一時的なものとして考え、今後注視していきたい。実質公債費比率は、震災後の償還の進捗等によって改善傾向にある。
一部の施設を除き、有形固定資産減価償却率は類似団体よりも低い数値となっている。これは、東日本大震災により被災した建物を解体し、施設数を減らしつつ、新たに施設を建設したためである。類似団体と比べて数値が高い傾向にある橋梁・トンネルについては、「浪江町橋梁長寿命化修繕計画」を踏まえ、必要な改修等を計画的に実施していく。東日本大震災により被災した建物の解体が進む一方で、新たな施設の整備も進めており、公共施設等総合管理計画に基づき適切な財産の管理・運用に努めていく。
類似団体内順位12位/ 42団体
類似団体内順位41位/ 41団体
類似団体内順位2位/ 41団体
類似団体内順位6位/ 36団体
類似団体内順位33位/ 42団体
類似団体内順位1位/ 34団体
一部の施設を除き、有形固定資産減価償却率は類似団体と同程度となっている。東日本大震災により被災した建物の解体が進んでくると数値は下がっていくものと思われる。東日本大震災により被災した建物の解体が進む一方で、新たな施設の整備も進めており、公共施設等総合管理計画に基づき適切な財産の管理・運用に努めていく。
類似団体内順位2位/ 35団体
類似団体内順位30位/ 30団体
類似団体内順位22位/ 25団体
類似団体内順位18位/ 39団体
類似団体内順位18位/ 42団体
一般会計等においては、資産総額が前年度から698百万円(約0.75%)の減少となっている。前年度と比較して固定資産の整理による減少(△20,300百万円)と、現金預金が14,900百万円の増加となっており、全体で698百万円の減となっているものである。負債額は、前年度から197百万円の減少となっている。その結果、資産総額に対する負債の割合は、令和4年度の3.2%から2.1%に減少している。
令和5年度の1年間で行政活動に要した経営経費は19,327百万円で、経常収益は628百万円であった。経常費用から経常収益を差し引いた純経常行政コストは18,699百万円となり、1,603百万円(約10.8%)の減少となっている。これは、物件費等で2,311百万円減少したことが主な要因である。前年度と比較して純行政コストは、1,847百万円減少している。しかしながら、今後も継続的に復興事業が予定されており。復興事業に係るコスト増が見込まれることから、事業の精査・見直し等により経費の抑制に努める。
一般会計等においては、純行政コスト(18,697百万円)が税収等の財源(18,581百万円)を上回ったことから本年度差額は▲115百万円となり、純資産残高は501百万円の減少となった。復興事業の進捗による国県等補助金の増減が指標に大きく影響しており、今後もしばらくはこの傾向が続くものと思われる。
一般会計等においては、業務活動収支は▲68百万円、投資活動収支は1,911百万円、財務活動収支は地方債の新規発行の抑制により184百万円となった。本年度末資金残高は、前年度から1,659百万円増加し、3,044百万円となった。復興事業の進捗とそれに伴う基金への積立て及び取り崩しの増減が指標に大きく影響しており、今後もしばらくはこの傾向が続くものと思われる。
住民一人あたり資産額は、類似団体平均を下回っているが、これは、原発避難の関係で類似団体区分がI-1となっており、人口5,000人未満の自治体との比較となるためである。前年度との比較では、ほぼ同程度であった。歳入額対資産比率についても類似団体を下回る結果となった。復興事業の進捗とそれの伴う国県等補助金の増減が指標に大きく影響している。
純資産比率は、類似団体平均と比べて16.4%高い結果となっている。近年は、復興事業の進展による国県等補助金の増加等により純資産が増加傾向にある。将来世代負担比率は、類似団体と比較して低い状況で推移しており、引き続き地方債の適正管理に努めていく。
住民一人当たりの行政コストは、類似団体平均を上回っているものの、前年度と比較して8.6万円減少している。主な減少の要因は、物件費等が減少したことによるものである。しかしながら、今後も継続的に復興事業が予定されており、復興事業に係るコスト増が見込まれることから、事業の精査・見直し等により経費の抑制に努める。
住民一人当たり負債額は、類似団体の平均を大きく下回る結果となっている。地方債の償還が進んだことにより、前年度と比較して負債合計が19,709万円減となっている。引き続き地方債の適正管理に努めていく。
受益者負担比率は、類似団体平均と同程度となった。今後も経常費用の縮減に努め、受益者負担比率の適正化に努める。
福島県浪江町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。