長崎県小値賀町の財政状況(最新・2024年度)
長崎県小値賀町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
小値賀町
簡易水道事業
簡易水道事業
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
漁業集落排水
特定地域生活排水処理
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
就業者の高齢化と後継者不足に伴う就業者数の減少が続いている。また離島という地理的要因により企業の誘致は困難であり、財政基盤は弱く、類似団体を下回っている。基幹産業である農漁業とそれを支える商工業の振興策を継続しつつ、起業支援策の拡充を図り、就業者の確保と育成を進める。また、町の強みを生かした6次産業化、観光業やふるさと納税等を推進し、外貨獲得による税収増に繋げるなど、財政の基盤づくりに努める。
経常収支比率の分析欄
前年度から1.9ポイント増加し、84.6%となったものの、類似団体平均を下回っている。増加の主な要因は、職員や会計年度任用職員の給与改定等の増による人件費の増や生活保護医療扶助費の増によるものである。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均と同程度で推移しているが、最小値と比較すると多額である。これは、離島という地理的要因等によりごみ・し尿処理施設やこども園を直営で行っているためで、人件費、物件費及び維持補修費に多額の経費を要するからである。この分野に関しては、町内に民間事業者が存在せず、民間委託によるコスト削減が難しいため、事業の効率化等によるコスト削減を図るよう努力する。
ラスパイレス指数の分析欄
前年度から0.2ポイント減少し、94.0となり、類似団体平均を下回っている。平成17年度以降、退職時特別昇給の廃止、昇給停止年齢の適正化などを実施している。今後とも、さらなる適正・効率的な人事配置を目指すとともに、給与の適正化に努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体平均を上回っている。これは、一島一町であることから、ゴミ・し尿処理・こども園の運営を、町が直営で行っているためである。この分野に関し、町内に民間事業者が存在せず、民間委託による職員数の減は見込めないため、事業の更なる効率化を進め、適正な定員管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
前年度から0.4ポイント増加し、9.3%となり、類似団体平均を上回っている。増加の主な要因は、令和2年度借入の小値賀港ターミナルバリアフリー事業等の過疎対策事業債の償還開始と、令和2年度借入の過疎対策事業債ソフト分等の償還が開始となったことに伴う元利償還金の増によるものである。今後は、令和7年度完成予定のふるさと留学学生寮整備事業や総合体育館改修事業に係る借入や令和4年度完成した診療所建設事業等の償還開始により上昇することが見込まれる。
将来負担比率の分析欄
平成23年度以降は、0.0%以下を堅持している。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
類似団体と比較すると、人件費に係る経常収支比率は高くなっている。これは、ごみ・し尿処理施設やこども園等の施設の運営を直営で行うことで職員数が多くなっていること及び令和2年度から始まった会計年度任用職員制度による増加が主な要因である。ごみ・し尿処理施設やこども園分野に関し、町内に民間事業者が存在せず、民間委託による職員数の減は見込めないため、事業の更なる効率化と適正な定員管理に努め、人件費の抑制につなげる。
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は類似団体平均より下回っている。人件費同様ごみ・し尿処理施設やこども園等の施設の運営を直営で行っているため、施設の維持管理に多額の経費を要している。この分野に関し、町内に民間事業者が存在せず、民間委託によるコスト削減は見込めないため、事業の更なる効率化を進め、事業費の抑制に取り組む。
扶助費の分析欄
前年度から1.3ポイント増加し、3.9%となり、類似団体平均を上回っている。平成25年度から福祉事務所を設置したことで、これまで県が行っていた生活保護費の支給を町が行っている。生活保護受給者の高齢化に伴う医療扶助費が増加傾向にあり、入院等の理由で医療扶助が増加している。
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均より下回っている。簡易水道事業と下水道事業が令和6年度から公営企業会計へ移行したことにより繰出金から補助費等へ変更となり前年度から5.1%減となっている。今後は、使用料・手数料等の見直しやコスト削減等を検討し、繰出金の抑制に取り組む必要がある。
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を大きく下回っている。簡易水道事業と下水道事業が令和6年度から公営企業会計へ移行したことにより繰出金から補助費等へ変更となり前年度から4.4%増となっている。第三セクターへの運営費補助金が多額であり、経営状況の分析等により、経営の健全化に向けて取り組む必要がある。
公債費の分析欄
前年度から0.6ポイント減少し、18.6%となっている。減の主な要因は、平成24年度借入の小中学校建設事業に係る過疎債の償還完了や平成26年度借入の小中学校給食共同調理場建設事業の償還完了によるものである。
公債費以外の分析欄
内訳は、人件費29.1%、物件費15.4%、維持補修費0.9%、扶助費3.9%、補助費等9.8%、繰出金6.9%である。人件費、公債費、扶助費が平均より高いものの、それ以上に残りの費目が低いため、類似団体平均よりも低くなっている。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
主に総務費、民生費、衛生費、土木費、消防費、教育費、災害復旧費が増加している。総務費については、定住促進住宅整備事業、マイクロ無線による超高速ブロードバンド環境整備工事や小値賀港新ターミナルビル改修工事等に係る費用の増が主な要因である。民生費については、小値賀こども園改修事業や調整給付金(定額減税関係)等に係る費用の増が主な要因である。衛生費については、新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費負担金、国民健康保険診療所特別会計繰出金や簡易水道事業会計補助金等に係る費用の増が主な要因である。土木費については、下水道事業会計補助金や下水道事業会計出資金等に係る費用の増が主な要因である。消防費については、第7分団消防ポンプ自動車購入費等に係る費用の増が主な要因である。教育費については、旧野首教会保存修理事業等に係る費用の増が主な要因である。災害復旧費については、農地災害復旧工事測量設計業務委託料や町道災害復旧工事測量設計業務委託料等に係る費用の増が主な要因である。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
人件費については、ごみ・し尿処理施設やこども園等の施設の運営を直営で行うことで職員数が多いことや給与改定の影響により、前年度より8.6%の増加となっている。扶助費については、平成25年度以降、類似団体平均を上回っている。これは、平成25年度から福祉事務所を設置したことで、これまで県が行っていた生活保護費の支給を町が行っているためである。普通建設事業については、令和6年度は小値賀港新ターミナル改修事業、し尿処理場補修事業及びマイクロ無線による超高速ブロードバンド環境整備事業等を実施したことにより、前年度より普通建設事業費が42.6%増加となり、類似団体平均を上回っている。簡易水道事業会計と下水道事業会計が令和6年度から公営企業会計へ移行したことにより、前年度より繰出金は減少し、補助費等と投資及び出資金が増加している。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
・財政調整基金残高については、取崩しを行わず、前年度とほぼ同額を維持している。・実質収支については、117百万円となっており、普通交付税の影響で標準財政規模の増減があるものの、例年4~7%で推移している。・単年度実質収支については、取崩しを行わなかったものの、前年度と比べ積立ができなかったため、赤字となっている。今後も健全な財政運営に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
全会計において、連結実質赤字額は発生していない。一般会計においては、前年度より実質収支が減少し、歳入の普通交付税において標準財政規模が減少となり、単年度収支が赤字となったため、前年度比0.58ポイントの減少となっている。下水道事業会計と簡易水道事業会計においては、令和6年度から特別会計から公営企業会計移行したため、皆増となっている。今後も計画的な財政運営に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和2年度借入の小値賀港ターミナルバリアフリー事業等の過疎対策事業債の償還開始等もあったが、平成24年度借入の小中学校建設事業に係る過疎債の償還完了や平成26年度借入の小中学校給食共同調理場建設事業の償還完了により、元利償還金は減少している。今後は、令和7年度完成予定のふるさと留学学生寮整備事業や総合体育館改修事業に係る借入や令和4年度完成した診療所建設事業等の償還開始により元利償還金、算入公債費等については増加傾向で推移するものと見込んでいる。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度は小値賀港新ターミナル改修事業、し尿処理場補修事業及びマイクロ無線による超高速ブロードバンド環境整備事業等の借入額が償還額を上回ったため、地方債現在高が増加している。地方債は、普通交付税措置率が高い過疎対策事業債、辺地対策事業債の活用により、基準財政需要額算入見込額も合わせて増加しており、将来負担比率の分子は、引き続きマイナスとなっている。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)財政調整基金については、取崩することなく、利子分の積立し、微増となっている。減債基金については、将来の償還に備え8百万円積立て、町債の償還に充てるため20百万円取崩したため減少している。振興基金については、獣医師住宅整備事業や松材線虫病被害木処理事業等に充てるため、154百万円取崩し、減少している。ぎばれ!小値賀ふるさと応援基金は、県営防災林造成事業等に充てるため、10百万円取崩したが、ふるさと寄附金分等を34百万円積立することができたため増加している。基金全体としては、取崩額が積立額を上回ったため、149百万円の減少となった。(今後の方針)今後老朽化した公共施設の改修等が控えているため、計画的に積立・取崩しを行う。
財政調整基金
(増減理由)財政調整基金については、取崩することなく、利子分の積立し、微増となっている。(今後の方針)災害への備え等のため、財政調整基金の残高は標準財政規模の15%~20%の範囲内となるよう努める。
減債基金
(増減理由)減債基金については、将来の償還に備え8百万円積立て、町債の償還に充てるため20百万円取崩したため減少している。(今後の方針)診療所建設事業等の大型事業の元金償還が開始され、地方債の償還額が多額になることが見込まれることから、計画的に積立・取崩しを行う。
その他特定目的基金
(基金の使途)・振興基金:「自ら考え自ら行う地域づくり」事業を推進するため、①活力と個性のある地域づくり事業、②地場産業の育成事業、③観光推進に関する事業、④国際交流、文化活動に関する事業、⑤その他町長が必要と認める事業に充当する。・社会体育施設整備基金:社会体育施設整備に充当する。・公民館建設基金:公民館建設に充当する。・ぎばれ!小値賀ふるさと応援基金:ふるさと寄附金を財源に地域づくりの事業に充当する。・医療施設建設基金:医療施設建設に充当する。(増減理由)・振興基金:獣医師住宅整備事業や松材線虫病被害木処理事業等に充てるため、154百万円取崩し、減少している。・社会体育施設整備基金:1百万円積立することができ、増加している。・庁舎整備基金について、1百万円積立することができ、増加している。・ぎばれ!小値賀ふるさと応援基金:県営防災林造成事業等に充てるため、10百万円取崩したが、ふるさと寄附金分等を34百万円積立することができたため増加している。・医療施設建設基金:取崩することなく、1百万円の積立することができ、増加している。(今後の方針)・振興基金:過剰な積立額にならないよう、基金の使用目的に沿って、計画的な取崩し及び積立てを行う。・社会体育施設整備基金:社会体育施設の老朽化が進んでおり、将来、修繕費等が多額となってくることが想定されるため、計画的に積立てを行う。・公民館建設基金:老朽化が進んだ各公民館施設等について、今後修繕及び建替えが想定されることから、計画的に積立てを行う。・ぎばれ!小値賀ふるさと応援基金:ふるさと寄附金の寄附者の思いを具現化する重要施策に対して、計画的に取崩しを行う。・医療施設建設基金:施設整備は当分予定していないが、将来のために計画的に積立てを行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
令和元年度から令和5年度の有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を上回っている。今後は、令和3年度に見直しを行った公共施設等総合管理計画及び令和2年度に策定した個別施設計画に基づき、稼働率の低い施設の統廃合・整理を検討し、公共施設等の延床面積を削減することを目標としている。
債務償還比率の分析欄
平成30年度から令和3年度までの債務償還比率は類似団体平均を下回っていたが、令和4年度から令和5年度は類似団体平均を上回った。主な要因としては、令和4年度においては診療所建設事業に伴う医療施設建設基金の取崩しがあり、また令和5年度においては松材線虫病被害木処理事業等に充当した振興基金の取崩しがあり、充当可能財源である基金が減少したことによるものである。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、0.0%未満を堅持している。有形固定資産減価償却率は類似団体を上回っている。主な要因としては、道路の有形固定資産減価償却率が95.0%であること、公民館の有形固定資産減価償却率が80.9%であることなどが挙げられる。公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、老朽化対策に積極的に取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、0.0%未満を堅持している。実質公債費比率は、平成30年度から令和2年度まで類似団体内平均値を下回ったが、公共施設の改修事業等に係る地方債の借入に伴い、令和3年度から令和5年度は上回った。今後は、平成30年度から平成31年度に実施した光ブロードバンド環境整備事業(借入額:166,500千円)をはじめとしたハード事業や平成30年度から令和4年度にかけて実施した診療所建設事業に係る地方債の償還により、今後も実質公債比率が上昇してくことが考えられるため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して、【道路】、【公民館】、【認定こども園】の有形固定資産減価償却率が特に高くなっている。令和2年度に策定した個別施設計画に基づいて、公共施設等の整備を進めていく。【学校施設】については小学校・中学校が老朽化していたため、平成24年度に小学校・中学校合同校舎を新しく建設したことにより、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が低くなっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
ほとんどの施設において、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっている。特に、【一般廃棄物処理施設】、【消防施設】、【庁舎】については有形固定資産減価償却率が70%を超えており、老朽化が著しい。今後は令和2年度に策定した個別施設計画に基づいて、老朽化対策に取り組んでいく。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額のうち有形固定資産の割合が79.8%となっている。これらの資産は将来、維持管理・更新等の支出を伴うものであるから、公共施設等総合管理計画等に基づき、適正管理に努める。簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計等を加えた全体では、資産総額は、水道・下水道施設のインフラ資産が合算され、一般会計等と比べて4,993百万円多くなるが、負債総額も、特に下水道事業会計の地方債が多額のため、2,446百万円多くなっている。連結では、小値賀交通、小値賀町担い手公社等の事業用資産が合算され、一般会計等と比べて5,292百万円多くなるが、負債総額も小値賀町担い手公社の長期借入金等により2,643百万円多くなっている。
2.行政コストの状況
一般会計等において、経常費用は3,347百万円となっている。業務費用の方が移転費用よりも多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等であり、純行政コストの45.1%を占めている。公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。全体では、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、一般会計等と比べて経常収益が321百万円多くなっている。一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、一般会計等と比べて移転費用が373百万円多くなり、純行政コストは827百万円多くなっている。連結では、連結対象法人等の事業収益を計上しているため、一般会計等と比べて経常収益が358百万円多くなっている。一方、一般会計等と比べて人件費が289百万円多くなっているなど、経常費用が1,725百万円多くなり、純行政コストは1,367百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、国県等補助金、税収等の財源(3,087百万円)が純行政コスト(3,225百万円)を138百万円下回った。国県等補助金を積極的に活用し、財源の確保に努める。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて財源が795百万円多くなっている。連結では、長崎県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることなどから、一般会計等と比べて財源が1,318百万円多くなっている。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は310百万円であったが、投資活動収支については、大島分校体育館改修事業・小値賀港新ターミナルビル改修事業、旧野首教会保存修理事業等を行なったことから、△262百万円となっている。財務活動収支については、地方債償還支出が地方債発行収入等を上回ったことから、△28百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額が類似団体平均を少し下回っている。これは、道路や橋梁の老朽化が進み、帳簿価格1円で評価しているものが大半を占めているためと考えられる。有形固定資産減価償却率については、老朽化した資産が多く、更新時期を迎えていることなどから、類似団体より少し高い水準にある。今後、公共施設等総合管理計画や個別施設計画等に基づき、公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均を少し下回っている。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を、過去及び現世代が費消して恩恵を受けたことを意味するため、事業の効率化等による行政コストの削減に努める。社会資本形成に係る将来世代の負担程度を示す将来世代負担比率は、類似団体平均を少し上回っている。新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を上回っている。離島という地理的要因等により、ごみ・し尿処理施設やこども園を直営で行っているため、人件費、物件費及び維持補修費に多額の経費を要している。この分野に関しては、町内に民間事業者が存在せず、民間委託によるコスト削減が難しいため、今後も、事業の効率化等によるコスト削減を図るよう努力する。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は、類似団体平均を少し上回っていあるが、負債総額は前年度から13,884万円減少(3.5%)している。金額の変動が大きいのは、地方債(固定負債)であり、令和元年度借入の光ブロードバンド環境整備事業等の過疎対策事業債と令和元年度借入の過疎対策事業債ソフト分等に係る地方債の償還が始まったことから、地方債償還額が発行額を上回り、36百万円減少した。基礎的財政収支は、基金の取崩収入や基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を上回ったため、△54百万円となっている。類似団体平均を下回っている投資投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、大島分校体育館改修事業・小値賀港新ターミナルビル改修事業、旧野首教会保存修理事業等を実施したためである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担割合は比較的低くなっている。類似団体平均まで受益者負担比率を引き上げるためには、仮に経常収益を一定とする場合は、767百万円経常費用を削減する必要がある。老朽化した施設が増え、今後維持補修費等の増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画や個別施設計画等に基づき、公共施設等の適正管理に努め、経常費用の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
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データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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