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愛媛県四国中央市の財政状況(2019年度)

愛媛県四国中央市の財政状況について、2019年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2019年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2019年度)

財政力指数の分析欄

全国有数の製紙工業都市として、紙加工業などの紙関連企業も多く、市民の大半が何らかの紙関係の仕事に従事しており、活発な地場産業に支えられ比較的財政力に恵まれている。令和元年度財政力指数は、固定資産税等増収に伴い基準財政収入額が増であったが、基準財政需要額も増となったため前年度より0.1ポイント低い0.75となっている。依然として類似団体平均や愛媛県平均より上回っている。しかし、産業構造が「紙」に特化した単一構造のため、原油高や円安と言った外的要因を受けやすく脆さも併せ持っている。また、近年低下傾向にあるため、第二次総合計画に沿った施策を重点的に実施することにより活力のあるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

平成19年度以降大幅な経常的経費の削減を進めた結果、最も数値が悪かった平成18年度決算の96.4%と比較すると改善されてきた。しかし、平成30年度決算では87.4%であったが、令和元年度は、公債費や人件費、扶助費などの義務的経費が高止まりする中、分母となる地方税や地方交付税などの経常一般財源収入が減少したことにより、昨年度より1.4ポイント上昇し88.8%となり、比率は年々悪化している。今後、普通交付税合併算定替終了の影響や合併特例債の元金償還が本格化するなど、さらなる財政の硬直化が進むことが予想されることから、積極的な繰上償還の実施や、選択と集中による経常経費の削減を図りながら現在の水準以下を目標に取り組む。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回り、かつ上昇傾向にある要因として、令和元年度に実施したプレミアム付商品券事業や市民文化ホール開館に伴う開館準備・管理委託等、学校ICT環境整備に係る端末購入費などにより物件費が増加し、人口1人当たり人件費・物件費等決算額も7,613円の増となった。定員管理及び給与の適正化による人件費の抑制に努めるとともに,民間委託等の推進や指定管理者制度の活用などによる物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度より0.3ポイント上昇し98.3で、類似団体平均とほぼ同じ水準である。定員適正化計画に基づき適正化を進めてきた結果、採用抑制によって世代間のアンバランス解消が課題となっているが、引き続き人件費の抑制に努め本市の財政状況等を踏まえた給与水準の適正化等に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

合併に伴い一部事務組合職員の身分を新市に引き継いだため、平成16年度は職員数が1,270人と類似団体平均に比べ約200人超過していた。定員適正化計画に基づき適正化をすすめたことにより職員数は減少してきたものの、類似団体と比較しても依然高く推移している。また、採用抑制や再任用制度の開始により世代間のアンバランスが生じており、将来に渡って安定的に業務を遂行できる職員配置が急務となっている。短期での大幅な減員が見込めない状況にあるが、施設の統廃合・民営化など行政のスリム化により抑制を図る。

実質公債費比率の分析欄

最も数値が悪かった平成19年度決算における実質公債費比率は20.7%であった。令和元年度は8.6%と確実に改善されてきているが、類似団体平均6.6%と比べると依然高い数値となっている。継続事業については容易に市債に頼ることなく適正な事業量を執行していくよう努めるとともに、減債基金の積立額を確保し繰上償還を行う等、地方債残高の縮減に取り組み類似団体の平均水準を目指す。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率を算定する際の分子となる公営企業債等繰入見込額が減少したものの、新庁舎建設事業などの大型建設事業の実施に伴う合併特例債の発行などによる一般会計等における地方債残高の増加により、前年度と比較して3.8ポイント増の108.0%で、類似団体平均の25.5%と比較して依然高い水準である。合併後の新市建設計画に基づいた大型建設事業については令和元年度で概ね終了したことから、今後は将来負担比率の低減に向け、借入額の抑制や財源の確保を図るとともに、減債基金や特定目的基金の積立等により財政健全化に努め、類似団体並の将来負担比率を目標とする。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費の分析欄

平成18年の32.5%をピークに定員適正化計画を進めた結果、類似団体平均に近づきつつあったが、平成25年度の7月から3月まで国家公務員給与減額措置に応じて実施した減額分を平成26年度に復元したことの影響が続いていることや、平成29年度より特別会計閉鎖による職員給の増により、令和元年度は類似団体平均より2.1ポイント高い数値となっている。施設の統廃合やアウトソーシング、事務量の把握と精査による効率的な人員配置を行いながら、給与水準の適正化に努める。

物件費の分析欄

類似団体との比較においては概ね中間に位置しており、前年度と比較して0.6ポイント上昇の15.3%で概ね横ばいに推移している。施設の維持管理経費、アウトソーシング等による委託料等の増加が見込まれることなどから、類似施設の統廃合、事業の選択と集中を図ることが急務となっている。今後もコスト削減を進めながらもサービス水準の向上を図るため計画的な財政運営に努める。

扶助費の分析欄

前年度と比較して0.2ポイント低下の11.0%で、類似団体との比較においては、概ね同水準となっている。扶助費の経常一般財源については、生活保護費や障がい者福祉サービス費、施設型給付費等の恒常的な高止まりに加え、平成27年度から実施した子ども医療費の完全無償化の影響や平成29年度より直営であった養護老人ホームを民間移譲したことによる老人ホーム入所事業費の増などにより上昇傾向となっている。国の制度に基づくものが大半であるが、資格審査等の適正化を進めていくことで、上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率が前年度と比較して0.4ポイント上昇の12.4%となっている。類似団体平均の13.7%と比較して下回っているが、上昇傾向にある。繰出金については、介護保険事業や後期高齢者医療事業特別会計の給付費の増加や、国民健康保険事業の加入者の高齢化、医療技術の高度化などに伴う医療費増加によって国民健康保険事業特別会計の財政悪化も懸念されることから、歳入歳出の適正化を図ることにより負担増加を抑制する。

補助費等の分析欄

類似団体との比較では大きく平均を下回っている。これは合併により市町村で構成されていた一部事務組合が解散になり多額の負担金が不要となったことが挙げられる。また、合併した直後から財政の危機的状況を打破するために外部団体の補助金のあり方の検証、行政監査等の取り組みにより、その結果が成果として表れている。また、平成30年度より公共下水道事業の法適化に伴い、一般会計からの繰出金の一部が補助費等に分類されたことにより比率が上昇している。今後も適正な執行に努める。

公債費の分析欄

令和元年度は前年度と比較して0.2ポイント上昇の19.8%で、類似団体平均の15.6%と比較しても高い状況にある。公債費については、これまで改善傾向にあったが、新市建設計画に基づく合併特例債を活用した建設事業の実施により地方債現在高が増加した影響で、地方債の元利償還金が増となった。新庁舎建設事業など大型建設事業が令和元年度で完成し、これらの償還が今後の公債費を押し上げる見込みとなっていることから、市債の新規発行を伴う普通建設事業を抑制していくほか、減債基金の積立額を確保し繰上償還を行う等、地方債残高の縮減に取り組み公債費の低減に努める。

公債費以外の分析欄

令和元年度は前年度より1.2ポイント上昇の69.0%で、類似団体平均を下回り推移している。経常収支比率が88.8%であることから公債費が占める割合が非常に高いことが判る。これまで経費削減のため恒常的に削減を行ってきたため、これ以上の削減が厳しい状況下にあるが、事業の選択と集中を図りながら現在の水準を超えないよう、歳入・歳出両面で財政の質を高めるように努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

合併に伴う一部事務組合の正規雇用等による人件費の大幅な増加や合併前の大型事業による公債費の増加によって、平成18年度の経常収支比率は96.4%と硬直した財政状況であった。定員適正化計画による職員削減や補助金の見直し、補償金免除繰上償還の積極的な活用等の行財政改革により平成20年度以降は経常収支比率も改善されてきている。実質収支は、平成20年度以降は黒字決算が続いている。事務事業の見直し・施設の統廃合など歳出の合理化等行政改革を推進し、引き続き健全な財政運営に努める。実質単年度収支が赤字となっているのは、新庁舎建設事業や市民文化ホール建設事業等の普通建設事業費が増加したことなどが主な要因となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

住宅新築資金等貸付事業特別会計については、これまでの収入未済の積み重ねにより、前年度繰上充用で会計を運営している状況であるが、貸付事業は終了していることから、収入未済額の確保に努めることが、もっとも重要な事業となっている。その他一般会計等の会計は黒字を達成しているが、使用料等の適正な負担額への見直しや事務事業の再点検等、歳入歳出両面から質を高める取り組みを通じ健全な財政運営に努めることとしている。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

平成19年度以降、政府資金の公的免除繰上償還や高利率の起債の積極的借換、公債費負担適正化計画等の実施により公債費の低減を図ったことで着実に改善されてきていたが、新市建設計画に基づく合併特例債を活用した大型建設事業が集中したため元利償還金が増加傾向となっている。また、算入公債費等についても合併特例債や臨時財政対策債等の交付税算入率の高い市債借入により増加となっており、結果として実質公債費比率の分子は減となっている。今後も選択と集中により事業費の抑制を図るとともに、基準財政需要額の算入率が高い起債の活用、減債基金を増額し計画的に繰上償還を行うなど実質公債費比率の低減に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

令和元年度の将来負担額は、公営企業債等繰入見込額が減少したものの、新庁舎建設事業などの大型建設事業の実施に伴う合併特例債の発行などによる一般会計等における地方債残高が増となったことから、前年度と比較して増加している。また、充当可能財源等も、基準財政需要額算入見込額が増となったため、前年度と比較して増加している。将来負担額及び充当可能財源等はいずれも増加しているが、将来負担額の増加幅が大きいため、将来負担比率の分子は前年度と比較して増加となっている。将来負担比率は、平成19年度267.2%であったが、政府資金の公的免除繰上償還や高利率の起債の積極的借換、土地開発公社を三セク債を活用し解散する等、着実に改善されている。しかしながら依然として他市町に比べて非常に高い数値となっているのは、一般会計地方債現在高や地方債償還元金繰入見込額が大きいことが将来負担比率の分子に影響しているためである。将来負担解消には長期的な視点で財政の硬直化を招かないよう取り組む必要がある。今後、新規事業採択や施設の更新等にあたっては、統廃合を含め長期的に判断することが肝要であり、事業内容及び経費の精査と最適化により地方債への依存を最小限に抑制するとともに、普交合併算定替終了が指標の分子・分母双方の悪化要因となることにも留意しつつ、一般財源の確保及び充当可能基金の計画的な積立てや繰上償還を積極的に行い、財政の健全化に努める。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金全体

(増減理由)新庁舎建設事業の実施に伴い「新庁舎建設基金」を1億2,039万円、市民文化ホール建設事業の実施に伴い「文化ホール建設基金」を1億32万円を取り崩したこと等により、基金全体としては1億2千7百万円の減少となっている。(今後の方針)普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了及び老朽化が進む公共施設の整備更新等に伴う財政調整基金の取り崩しなどにより、基金残高については中長期的に減少傾向にある。

財政調整基金

(増減理由)運用収入のみを積み立てており、実質的な取り崩しはなし。(今後の方針)災害等に備えるための基礎的な積立額とする30億円に加えて、普通交付税の合併算定替の縮減に備えた激変緩和措置や施設の整備更新等に要する財源として38億円とした積立方針に基づき平成26年度までに積み立てを行い、平成28年度までは歳出削減や歳入確保により取り崩しを回避し基金残高68億円を維持してきたが、平成29年度より減少傾向にある。中長期的に普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了などにより、減少していく見込み。

減債基金

(増減理由)増減なし(今後の方針)今後の償還に備え、一定水準は確保していくとともに、市債の償還財源として活用していく。

その他特定目的基金

(基金の使途)・合併振興基金:市民の連帯の強化及び地域振興を図るための事業・ふるさと応援基金:福祉及び医療の充実、教育環境の整備及び文化振興、地場産業の振興並びに生活環境の改善に関する事業その他市政発展に必要な事業・地域福祉基金:高齢者等の保健福祉の増進(増減理由)・新庁舎建設基金:平成28年度から令和元年度で新庁舎建設工事を実施、事業終了年度である令和元年度で取り崩し、事業費に充当したことによる減。・文化ホール建設基金:平成28年度から令和元年度で市民文化ホール建設工事を実施、事業終了年度である令和元年度で取り崩し、事業費に充当したことによる減。(今後の方針)・特定目的基金全体については、将来的に活用が必要となる財源ということも見据え、適切に管理していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

当市の有形固定資産減価償却率は類似団体平均に比べて低い比率となっている。これは各施設の老朽化を調査し、施設の適正な維持管理を進めてきた結果である。今後、減価償却が進むにつれ、施設の老朽化が顕著となることが予想されるため、公共施設等の長寿命化や複合化、集約化及び機能転換等も含め、公共施設等の適正配置と有効活用など計画的な資産管理を進めていく。

債務償還比率の分析欄

当市の債務償還比率は類似団体平均に比べて高い比率となっている。分子となる将来負担額が、新庁舎建設事業等の大型建設事業の実施に伴う合併特例債の発行などによる地方債現在高の増等により増加したことで、債務償還比率が前年度と比べて上昇している。新市建設計画に基づいた合併特例債を活用した大型建設事業が令和元年度で概ね終了したことから、投資的経費は今後減少する見込みであるが、市債発行にあたっては、実質公債費比率などに留意し適正な活用に努め、将来負担額の縮減に向け取組を進めていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、類似団体平均に比べて非常に高い比率にある一方で、有形固定資産減価償却率は類似団体よりも低い比率にある。老朽化した学校施設や庁舎、消防施設等の公共施設の建替えや耐震化を積極的に進めてきたことにより有形固定資産減価償却率は低い水準で推移しているが、これに比して市債の発行による市債現在高が増加した結果、将来負担比率が高い水準となっている。今後は将来負担すべき負債を抑える取組を進めていく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率ともに類似団体平均よりも高い水準にある。主な要因として、川之江小学校及び三島東中学校の建替え、緊急防災事業による小・中学校の耐震化事業、さらに、新庁舎建設事業や市民文化ホール建設事業、消防防災センター建設事業、東部学校給食センター建設事業など新市建設計画に基づいた大規模な建設事業が続いてきたことによる地方債の発行によるものと考えられる。また、令和元年度で合併算定替えが終了となり普通交付税の減などにより将来負担比率及び実質公債費比率の上昇も予想されるが、今後増加を抑制するよう、引き続き財政の健全化に努めていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2019年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2019年度)

財務書類に関する情報②(2019年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

愛媛県四国中央市の2019年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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