地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額266億円
総額266億円
総額278億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額266億円
総額266億円
総額278億円
人事院勧告への対応「給与改定費」の新設等に伴い基準財政需要額が増額となるなど、単年度では指数が低下したものの、低指数であった令和3年度が算定対象(過去3か年平均)から外れたことから、3ヵ年平均は横ばいとなった。今後も、人口減少などの課題に対応するための施策に取り組み、市税収入の確保に努め、財政基盤の強化を図る。
歳出では、令和6年度より会計年度任用職員への勤勉手当支給が開始されたことなど、経常経費の人件費増額等により、前年度と比べ0.6ポイント上昇した。今後も、市税収入の確保や、総人件費の抑制や事務事業の見直しによる経常経費の抑制に努める。
令和5年6月豪雨災害対応への時間外勤務手当や災害廃棄物処理事業が減となる一方で、会計年度任用職員の報酬の増額改定や勤勉手当の支給開始など会計年度任用職員の処遇改善に伴う報酬や手当の増により人件費が増え、基準となる住民基本台帳人口が減となっており、前年度に比べ上昇している。今後も引き続き、総人件費の抑制や事務事業の見直しによる経常経費の抑制に努める。
主に、前歴換算制度を見直し、民間企業等での正規職員としての職務経験の換算率を0.8から1.0とし、前歴のある職員の処遇改善したことにより、ラスパイレス指数が0.6ポイント上昇した。今後も引き続き、職務や能力、実績を重視した給与体系を維持していく。
人口減少のため、人口1000人当たり職員数は増加傾向にあるが、令和6年度は海南下津高等学校の閉校や下津町地域の幼稚園の統合などにより、職員数が減少したことにより、0.27人減少した。今後も効果的・効率的な行政サービスを提供するため、適切な人員配置に努める。
過去に発行した地方債のうち土地開発公社の解散に際し発行した地方債(第三セクター等改革推進債)の元金償還が完了したことなどに伴い、元利償還金が減少し単年度の比率は低下したものの、低指数であった令和3年度が算定基礎から外れ、前年度と比べ0.5ポイント上昇した。今後、市民防災公園や学校適正配置(中学校)などの大型事業により地方債現在高が増加する見込みであるが、交付税措置がある有利な地方債の活用や、計画的な繰上償還の実施等により、実質公債費率の抑制に努める。
臨時財政対策債の新規発行額の減などに伴い地方債現在高が減少したことなどにより、将来負担額が減額となったことに加え、国税収入が堅調なため、普通交付税が増となったことで標準財政規模が増加したことにより、将来負担比率が2.9ポイント改善した。今後、市民防災公園や学校適正配置(中学校)などの大型事業により地方債現在高が増加する見込みであるが、交付税措置がある有利な地方債の活用や、計画的な繰上償還の実施等により、将来負担比率の抑制に努める。
海南下津高等学校の閉校や下津町地域の幼稚園の統合などにより、職員数が減少した一方で、会計年度任用職員の報酬の増額改定や勤勉手当の支給開始など、会計年度任用職員の処遇改善に伴い、前年度に比べ0.3ポイント上昇した。今後も、職務や能力、実績を重視した給与体系を実現するとともに、仕事量と人員配分を柔軟に変化させながら、人件費の適正化に努める。
物価高や人件費の上昇により物件費は増加傾向にある一方で、公共施設の適正化や枠配分方法による経常経費の抑制に努めた結果、0.2ポイント改善した。今後も引き続き経常経費の抑制に努める。
令和6年10月より児童手当が制度改正され、支給対象の拡充や所得制限の撤廃などによる扶助費が増加したことで、前年度と比べて0.7ポイント上昇している。今後も障害者自立支援給付や子育て支援にかかる経費の増加が見込まれることから、市独自制度を含めた総合的な見直しを図り、抑制に努める。
後期高齢者医療保険特別会計や介護保険特別会計への繰出金が増加したことなどにより、前年度と比べ0.4ポイント上昇している。今後も引き続き経常経費の抑制に努める。
国民健康保険野上厚生病院組合への負担金が増加したことなどにより、経常的に支出する補助費等は前年度と比べ増加したことにより、0.2ポイント上昇している。今後も、各種団体への補助金等を継続的に見直すことにより、経常経費の抑制に努める。
公債費の抑制に努めており、第三セクター等改革推進債の償還完了などにより、前年度に比べ0.8ポイント改善している。依然として類似団体平均を上回っていることに加え、今後も公債費の増加が見込まれるため、優先度・緊急度等を踏まえた事業実施により地方債の発行を抑制するほか、繰上償還を計画的に実施することにより、将来の公債費負担の抑制に努める。
前年度と比べ1.4ポイント上昇し、類似団体平均を3.8ポイント上回っている。今後も引き続き枠配分方式による予算編成や事務事業の見直しを継続することにより、さらなる経常経費の抑制に努める。
総務費では、ローカルブレイクアウト環境構築等による総合行政情報システム運営事業の増やふるさと海南応援寄附金事業の増などにより、前年度比6,750円の増となった。民生費では、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業が皆減となった一方、定額減税補足給付金給付事業の皆増などにより、前年度比5,466円の増となった。農林水産業費では、道の駅整備事業の皆減やため池等災害危機管理対策事業の減などにより、前年度比3,730円の減となった。土木費では、雨水公共下水道整備事業の減や市民防災公園整備事業の減などにより、前年度比12,207円の減となった。消防費では、東出張所新築工事等による消防庁舎等整備事業の増や消防指令システム整備事業の増などにより、前年度比10,475円の増となった。教育費では、小学校の校舎等長寿命化事業が減となった一方、体験学習館建設事業の増などにより、前年度比9,439円の増となった。
類似団体内順位99位/ 132団体
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義務的経費では、人件費において会計年度任用職員の報酬の増額改定や勤勉手当の支給開始などにより前年度比3,906円の増となったことに加え、扶助費において定額減税補足給付金給付事業の皆増などにより前年度比2,574円の増となり、全体では前年度比6,632円の増となった。消費的経費では、維持補修費において大坪川等の河川浚渫事業の増などにより前年度比1,116円の増となったことに加え、補助費においてふるさと海南応援寄付金事業の増などにより前年度比510円の増となり、全体では前年度比1,405円の増となった。投資的経費では、普通建設事業費において東出張所新築工事等による消防庁舎等整備事業の増などにより前年度比1,316円の増となる一方で、災害復旧事業費において令和5年6月豪雨災害における災害復旧事業の減などにより前年度比3,635円の減となり、全体では前年度比2,319円の減となった。その他の経費では、投資及び出資金において水道事業会計への繰出しの減などにより前年度比1,396円の減となる一方で、繰出金において後期高齢者医療特別会計への繰出し増などにより前年度比2,259円の増となり、全体では前年度比1,182円の増となった。
類似団体内順位107位/ 132団体
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令和6年度では、地方交付税やふるさと海南応援寄附金の増などにより、実質単年度収支が黒字となった。今後も、総人件費の抑制をはじめとする歳出の抑制に取り組みつつ、子育て支援の拡充をはじめとした人口減少などの課題に対応するための施策を実施するとともに、さらなる財源確保に取り組み、持続可能な行財政運営に努める。
一般会計において、ふるさと海南応援寄附金の増などにより実質収支が増加となったことにより、前年度と比べ0.32ポイント改善した。国民健康保険特別会計において、普通交付金の増等による県支出金の増などに伴い、前年度比0.42ポイント改善した。介護保険特別会計において、介護給付費負担金の増等による国県支出金の増などに伴い、前年度比0.54ポイント改善した。病院事業会計においては、国・県補助金が減等による医業外収益が減や材料費や人件費の増等による医業費用の増により、前年度と比べ0.86ポイント悪化した。今後も、徹底した歳出削減、更なる財源確保に取り組み、持続可能な行財政運営に努める。
令和6年度においては、第三セクター等改革推進債の元金償還が完了し、元利償還金が前年度比で、約0.4億円の減少となったことにより、実質公債費比率の分子は前年度比約0.4億円の減となった。その結果、単年度の実質公債費比率は前年度と比べ、0.4ポイント減少した。一方で、過去の低い利率の年度が算定基礎から外れたことにより、三か年平均では前年度に比べ0.5ポイント上昇した。今後、学校適正配置(中学校)や下津消防署の移転整備などの大型事業により地方債現在高が増加する見込みであるが、交付税措置がある有利な地方債の活用や、計画的な繰上償還の実施等により、実質公債費比率の抑制に努める。
満期一括償還地方債の活用なし
財政調整基金や減債基金へ新規に積み立てた一方、基準財政需要額算入見込額が減となったことで、充当可能財源等は前年度と横ばいとなっている。また、退職手当負担金見込額が約0.9億円増加した一方、臨時財政対策債の新規発行額の減少などに伴い、地方債の現在高が前年度比で約2.5億円の減となっている。結果として、将来負担比率の分子は前年度で約2.1億円の減となり、前年度比2.9ポイント改善した。今後、学校適正配置(中学校)や下津消防署の移転整備などの大型事業により地方債の現在高が増加する見込みであるが、交付税措置がある有利な地方債の活用や、計画的な繰上償還の実施等により、将来負担比率の抑制に努める。
(増減理由)令和6年度末の基金現在高は、普通会計で、約46.8億円となっており、前年度から約5.8億円の増加となっている。これは、地域振興基金で、市民防災公園整備事業等に基金を充当したことにより、約25百万円が減少した一方で、財政調整基金及び減債基金で新規に積み立てたことにより、約6.1億円が増加したことが主な要因である。(今後の方針)財政調整基金においては、将来の公債費の増額および公共施設の適正化に係る経費や大規模災害などの不測の事態が発生した際に備えるため、決算剰余金処分による積立てを行う。その他の基金においては、それぞれの目的に合わせて活用を行う。
(増減理由)令和6年度の現在高は、約43億円となっており、前年度から約5.5億円の増加となっている。決算剰余金処分により、5.4億円積み立てたこと等が要因である。(今後の方針)財政調整基金においては、将来の公債費の増額および公共施設の適正化に係る経費や大規模災害・感染症の感染拡大などの不測の事態が発生した際に備えるため、決算剰余金処分による積立てを行う。
(増減理由)令和6年度の現在高は、約1.3億円となっており、前年度から約57百万円の増加となっている。令和6年度に普通交付税として交付された「臨時財政対策債償還基金費」を新たに積み立てたことが要因である。(今後の方針)金利の動向を注視しながら、繰上償還実施に向けての積立てを検討する。
(基金の使途)地域づくり振興基金…個性豊かな地域づくりを推進し、本市の活性化を図るための経費地域振興基金…市民の連携の強化又は地域振興に要する経費赤坂地区排水処理施設管理基金…本市の赤坂地区排水処理施設の管理に要する経費(増減理由)地域振興基金…市民防災公園整備事業等に基金を充当したことにより、約25百万円の減少となっている。赤坂地区排水処理施設管理基金…令和6年度は、赤坂クリーンセンターの設備改修に基金を充当したことにより、約1百万円の減少となっている。つり公園シモツピアーランド整備事業基金…令和6年度は、つり公園シモツピアーランドの桟橋床面等補修工事などの施設整備に基金を充当したことにより、約3.5百万円の減少となっている。(今後の方針)地域振興基金においては、発行期限を迎える合併特例債が財源であるため、令和7年度末をもって廃止し、その剰余金を地域づくり推進基金に統合する。地域づくり推進基金においては、個性豊かな地域づくりを推進し、本市の活性化を図るための経費、赤坂地区・つつじヶ丘地区排水処理施設管理基金においては、本市の両地区排水処理施設の管理に要する経費など、それぞれの目的に合わせて引き続き活用を行う。
本市の数値は、和歌山県平均をやや下回っているが、全国平均や類似団体を上回っており、このことから老朽化した公共施設が多く存在していることがわかる。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設の統廃合も含め、施設保有量の最適化及び施設の適正な維持管理を進めていく必要がある。
類似団体内順位78位/ 131団体
全国平均及び和歌山県平均を上回っており、類似団体と比較しても高い水準にある。今後も、事業の選択と集中による地方債の発行抑制を図り、健全な財政運営に努める。
類似団体内順位127位/ 132団体
将来負担比率、有形固定資産減価償却率ともに類似団体平均より高い水準になっている。事業の優先度、緊急度、効果等を踏まえた施策展開による地方債の発行抑制を図るとともに、公共施設等総合管理計画に基づき策定した個別施設計画に沿った公共施設の統廃合を適切に推進するよう努める。
将来負担比率は類似団体平均より高い水準になっている。今後、消防庁舎の整備や学校適正配置(中学校)などの大型事業により地方債現在高が増加する見込みであるが、交付税措置がある有利な地方債の活用や、事業の優先度、緊急度、効果等を踏まえた施策展開等により、将来の公債費負担の抑制を図り健全な財政運営に努める。
有形固定資産減価償却率は全国平均や県平均、類似団体の数値を上回っており、特に道路や公営住宅などの他団体と比べて老朽化したインフラや施設が多いことがわかる。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設の統廃合も含め、施設保有量の最適化及び施設の適正な維持管理を進めていく必要がある。
類似団体内順位117位/ 131団体
類似団体内順位91位/ 130団体
類似団体内順位123位/ 129団体
類似団体内順位21位/ 53団体
類似団体内順位18位/ 120団体
類似団体内順位120位/ 131団体
類似団体内順位62位/ 77団体
類似団体内順位88位/ 117団体
本市の有形固定資産減価償却率は全国平均や県平均、類似団体の数値を上回っていることから、特に一般廃棄物処理施設や福祉施設について、他団体と比べて老朽化した施設が多いことがわかる。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設の統廃合も含め、施設保有量の最適化及び施設の適正な維持管理を進めていく必要がある。
類似団体内順位71位/ 128団体
類似団体内順位75位/ 130団体
類似団体内順位91位/ 110団体
類似団体内順位19位/ 116団体
類似団体内順位80位/ 120団体
類似団体内順位29位/ 113団体
類似団体内順位70位/ 127団体
類似団体内順位30位/ 131団体
一般会計等の資産合計は69,910百万円であり、令和4年度末72,330百万円と比較して、2,420百万円の減少(▲3.3%)となった。主な要因は、決算剰余金の一部を財政調整基金に積み立てたことにより、流動資産に計上する「基金」が、1,985百万円から3,711百万円へ増加したものの、海南医療センター及び野上厚生病院に対する投資損失引当金3,695百万円の計上などにより、「投資その他の資産」が9,033百万円から4,266百万円へ大きく減少したこと、また、道の駅整備事業に対する地域振興基金の取り崩しなどにより、固定資産に計上する「基金」が、1,578百万円から313百万円へ減少となったことによる。有形固定資産が387百万円の増加となっていることを踏まえ、今後も、施設の集約化・複合化などの施設配置の適正化に努める必要がある。負債合計は36,696百万円であり、令和4年度末37,430百万円と比較して、734百万円の減少(△2.0%)となった。主に、道の駅整備事業費債の発行額が減少したことなどにより、固定負債に計上する「地方債」が353百万円、「1年内償還予定地方債」が148百万円減少したことによる。今後、消防庁舎の整備や学校適正配置(中学校)などの大型事業に係る地方債発行を控えていることも踏まえ、事業の有効性や優先度等をしっかりと見極めた上で、真に必要な施策の展開に努める。
一般会計等の純経常行政コストは21,225百万円であり、令和4年度と比較して、112百万円の増加(+0.5%)となった。主な要因は、経常収益において、道の駅運営収益分配金の皆増などにより前年度から466百万円増加し、1,668百万円となった一方、経常費用において、物価高騰などにより前年度から578百万円増加し、22,893百万円となったことによる。また、純行政コストは24,916百万円であり、令和4年度と比較して、3,795百万円の増加(+18.0%)となった。これは、海南医療センター及び野上厚生病院に対する投資損失引当金繰入額3,695百万円を臨時損失として計上したことが要因であり、経常的な行政コストが大幅に増加したものではないものの、今後も物件費や維持補修費の推移を注視し、公共施設等の適正管理や事務事業の見直しにより、経常的な行政コストの抑制に努める。
一般会計等において、純行政コスト24,916百万円に対し、財源は23,205百万円であったことから、本年度差額は1,711百万円となった。前年度の本年度差額1,416百万円から3,127百万円の悪化となったが、これは主に、海南医療センターと野上厚生病院に対する投資損失引当金繰入額の計上により純行政コストが大きく増加したことによる。一方、資産評価差額1百万円及び無償所管換等270百万円の増加により、本年度純資産変動額は△1,440百万円となり、本年度差額より271百万円縮小した。その結果、純資産残高は33,214百万円であり、令和4年度末34,900百万円と比較して、1,686百万円の減少(△4.8%)となった。今回の減少は、臨時的な要因の影響が大きいものの、今後も行政コストの抑制と安定的な財源確保に取り組み、純資産残高の推移を注視する必要がある。
一般会計等の業務活動収支は、令和4年度と比較して379百万円増加し、3,469百万円の黒字となった。主な要因は、物件費等支出の増加などにより、業務支出も595百万円増加した一方、市税収入やふるさと海南応援寄附金が堅調であったことから、業務収入が974百万円増加したことによる。投資活動収支については、2,774百万円の赤字となったが、令和5年6月の豪雨災害に対し財政調整基金を取り崩したことなどにより、赤字幅は前年度から153百万円縮小した。財務活動収支については、地方債償還額が発行額を上回り、地方債残高が減少した結果、501百万円の赤字となった。これらの結果、本年度資金収支額は、令和4年度の△152百万円から194百万円へ改善し、本年度末資金残高は1,172百万円となった。しかしながら、単年では、業務活動の黒字で投資・財務活動の赤字を賄えている状態ではあるが、今後も、安定的な資金確保に努めるとともに、物件費等の支出抑制に努める必要がある。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は148.2万円で、類似団体平均278.8万円を130.6万円下回っている。また、歳入額対資産比率も2.47年で、類似団体平均3.58年を1.11年下回っており、歳入規模に対する資産形成の程度は比較的小さい。有形固定資産減価償却率は66.0%で、類似団体平均64.9%を1.1ポイント上回っており、償却資産の老朽化が相対的に進んでいる。今後は、施設の点検・診断と予防保全による長寿命化を進めるとともに、利用状況や更新費用を踏まえ、施設の集約化・複合化などによる保有量の適正化に取り組む。
純資産比率は47.5%で、類似団体平均72.3%を24.8ポイント下回っており、保有資産のうち過去および現世代の負担によって形成された割合が相対的に低く、負債によって形成された割合が高い。一方、特例地方債の残高を控除して算定する将来世代負担比率は40.0%で、類似団体平均21.0%を19.0ポイント上回っているため、社会資本等の形成に係る将来世代の負担は、類似団体と比べて高い。昭和40年代後半から昭和50年代前半に整備した施設が一斉に更新時期を迎える中、今後も公共施設等の更新需要を踏まえつつ、新規事業の必要性や緊急性を精査するとともに、地方債の発行額と償還額を適切に管理し、世代間の負担の均衡を図る必要がある。
住民一人当たり行政コストは52.8万円で、類似団体平均63.3万円を10.5万円下回っており、類似団体と比べて低い。行政サービスを提供するための純行政コストが、人口規模に対して相対的に抑えられているが、人口減少の中、純行政コストの総額が横ばいであっても、住民一人当たりの数値が上昇する可能性があるため、類似団体平均を下回っている現状のみで判断せず、費用項目ごとの経年変化を継続的に確認する必要がある。今後も、事務事業の見直し、デジタル化、民間活力の活用および公共施設の適正管理を進め、行政サービスの水準を維持しながら、効率的な行政運営に努める。
住民一人当たり負債額は77.8万円で、類似団体平均77.1万円を0.7万円上回るものの、おおむね同程度である一方、業務・投資活動収支は1,084百万円の黒字で、類似団体平均661.7百万円を422.3百万円上回っている。これは、基金の積立て・取崩しの影響を除いた上で、経常的な業務活動で生じた資金により投資活動の支出を賄い、なお余力が生じているが、公共施設の老朽化に伴う更新投資が増加すれば、収支が悪化する可能性がある。今後も地方債の発行額と償還額、施設更新需要および業務活動収支の推移を管理し、地方債残高の適正化に努める。
道の駅収益分配金の皆増などによる経常収益の増加したことで、受益者負担比率は7.3%となり、類似団体平均3.8%を3.5ポイント上回っている。受益者負担比率が高いことのみをもって、直ちに良好とは評価できず、サービスの公共性、利用者と非利用者の負担の公平性、低所得者への配慮などを含めた判断が必要である。今後も施設ごとの維持管理費、利用状況および近隣団体の料金水準を把握し、使用料・手数料を定期的に検証するとともに、稼働率の向上と経常費用の削減に取り組む。
和歌山県海南市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。