山形県南陽市の財政状況(最新・2024年度)
山形県南陽市の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
基準財政需要額の減などから財政力指数は0.01ポイント増加し、類似団体内平均値より0.09ポイント上回っている。今後も、補助金・負担金の見直しにより更なる歳出削減を推進するとともに、市税等の収納率98.8%を目標に取り組み、財政基盤の強化を図る。
経常収支比率の分析欄
地方交付税及び地方税の減及び義務的経費の増により、前年度より3.6ポイント増加、類似団体平均より2.3ポイント上回っている。今後も経常経費の削減と起債の抑制を図り、財政の健全化を図っていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
昨年度と比較して14,396円増加したものの、類似団体平均と比較して59,844円少ない。人件費が増となったほか、物件費は自治体情報システム標準化対応業務委託料の増、ふるさと納税事業において補助費等から物件費へ変更したことにより増加となった。今後も、定員適正化やコスト削減に取り組み、人件費・物件費等の歳出削減を図る。
ラスパイレス指数の分析欄
前年度と比較して1.0ポイント増加し、類似団体内平均値を2.8ポイント、全国市平均も1.4ポイント上回っている。今後も地域の民間給与の状況を踏まえながら住民サービスを低下させることなく、計画的に採用することで給与の適正化に努めていく。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
前年度より0.19ポイント増加したが、これは人口の減少によるもので、これまでの行財政改革により、全国類似団体と比較しても少ない職員数で業務を効率的に執行しており、定員適正化は行われている。今後も引き続き、社会情勢の変化や住民ニーズに即して、事務事業の見直しや効率的な組織運営を行い、適切な定員管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
平成20~23年度小中学校改築整備事業、平成24~27年度新文化会館整備事業、平成30~令和元年度学校教育施設等冷房設備設置事業等の大規模公共事業の償還により、元利償還金の額が高い状態で推移している。特定財源等の減により前年度より0.6ポイント上昇し、類似団体内平均値と比べ4.3ポイント高くなっている。引き続き健全な財政運営を図っていく。
将来負担比率の分析欄
地方債残高の減少、算入公債費等の額の減などにより前年度より7.1ポイント回復しているが、依然として類似団体内平均値より大幅に上回っている。今後も、事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
会計年任用職員勤勉手当の支給などにより前年度より1.3ポイント増加し、類似団体内平均値より1.0ポイント上回っているため、今後もより適正な人員配置と人件費管理に努める。
物件費の分析欄
各種システム改修委託料、ふるさと納税事業経費の補助費等から物件費への変更により前年度より0.8ポイント増加している。類似団体内平均値と比較しては2.5ポイント下回っている。引き続きより一層の歳出削減に努めていく。
扶助費の分析欄
生活保護費の減により昨年度と比較して0.1ポイント減少したが、類似団体内平均値より2.0ポイント上回っている。社会福祉費、児童福祉費等の増加により今後もこの傾向は続くと見込まれる。
その他の分析欄
源泉長寿命化に係る特別会計繰出金の増により昨年度と比較して0.2ポイント増加し、類似団体内平均値より1.1ポイント上回っている。ここ数年横ばいで推移しているが、引き続き経常経費の削減に努めていく。
補助費等の分析欄
前年度より1.0ポイント増加し、類似団体内平均値より2.5ポイント上回っている。病院企業団への負担額は、病院改築整備の償還分により今後増加する見込みであるため、引き続き各種団体に対する補助金等について適正な執行に努めていく。
公債費の分析欄
類似団体内平均値より1.8ポイント下回っているが、平成20年度から平成27年度の大規模公共事業や令和元年度の学校施設整備事業などの償還により、高い状態で推移しておりほぼ横ばいとなっている。今後予想される上昇に対応するため計画的に繰上償還するなど、より一層の公債費抑制に努めていく。
公債費以外の分析欄
人件費、繰出金の増により、昨年度より3.2ポイント増となった。類似団体内平均値と比較しても4.1ポイント上回っているため、今後より一層の歳出削減に努めていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人当たり116,760円で、庁舎省エネ設備等導入事業の終了により、令和5年度に比べて減少し類似団体内平均値を下回っている。民生費は、住民一人当たり197,074円で、類似団体内平均値を下回っているが、定額減税補足給付金(調整給付)事業費などにより令和5年度に比べて増加している。衛生費は、住民一人当たり40,341円で、類似団体内平均値を下回っているが、一部事務組合負担金の増などにより令和5年度に比べて増加している。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり616,730円となっている。扶助費は、住民一人当たり125,780円で、類似団体内平均値を下回っているが、定額給減税補足給付金(調整給付)事業により令和5年度と比べて増加している。補助費等は、住民一人当たり105,131円で、置賜広域病院企業団負担金の増などはあるが、類似団体内平均値とほぼ同額となっている。普通建設事業費は、住民一人当たり66,220円で、類似団体内平均値を下回っており、庁舎省エネ設備等導入事業の終了により令和5年度と比べて減少している。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
令和6年度は、実質収支額は963,641千円の黒字で単年度収支額は65,505千円の赤字となった。財政調整基金は積立額よりも取り崩し額が増となったため、実質単年度収支はマイナスとなった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
一般会計及びすべての会計で赤字は生じていない。今後、公共施設等の更新費用の増加や、人口の減少に伴う市税等の減少による当該指標の悪化も懸念されることから、実質黒字を維持すべく引き続き、行政経費等の節減と歳入の確保を図り、健全財政を堅持する。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
実質公債費比率(分子)は、前年度と比較して81百万円の増となった。増加の主な要因は、元利償還金の増と算入公債費等の大幅減による影響が大きい。公債費は平成20年度から平成27年度の大規模公共事業や令和元年度の小中学校冷房設備事業、令和2~3年度にかけての新温浴施設整備事業により今後、高位で推移する見込みとなっている。今後予想される上昇に対応するため、減債基金への積立を実施し、可能であれば繰上償還を行うなど元利償還金の抑制に努めていく。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
将来負担比率(分子)は、前年度と比較して468百万円の減となった。主な要因は臨時財政対策債、学校教育施設等整備事業債などの地方債現在高の減が大きい。今後は組合等負担等見込額の高い推移が見込まれるため将来負担比率としては悪化が見込まれる。減債基金への積立を実施し、可能であれば繰上償還を行うなど改善を図っていく。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)令和6年度末の全ての積立基金の残高合計は26億3千8百万円となり、主に財政調整基金、公共施設維持管理基金の減少により前年度末から約1億2千4百万円減少した。(今後の方針)・目的基金については、設置目的に沿って、政策の実現に向け適切な運用を図っていく。・財政調整基金については、将来の歳入減少・歳出増加への備えのため、引き続き、行革、経費節減等により捻出した額又、入札差金など事業執行で発生した歳出の不用額等を財源として確保し、基金に積み立てていくことを予定している。
財政調整基金
(増減理由)・令和6年度末の基金残高は、8億5千8百万円となっており、前年度から4千7百万円の減少となっている。・繰越金確定に伴うルール分積立による増加(今後の方針)今後、災害等への備えとして、また、将来の財政基盤の安定のため標準財政規模の20%程度(16億円)まで積み立てることを目標としている。(災害時の対応分400百万円×2か年度、予算編成調整分400百万円、豪雪時の対応分200百万円、その他突発的な事案への対応として200百万円)
減債基金
(増減理由)運用益(預金利子)による増。(今後の方針)公債費の増高を抑制するため、高利率の債務の繰上償還を平成22年度から積極的に実施してきた。現在は実質公債費比率が安定しているが、今後高金利の地方債が増加した場合には、将来の繰上償還の財源とすべく可能であれば減債基金への積立てを計画的に実施する。
その他特定目的基金
(基金の使途)公共施設維持管理基金:施設の老朽化に伴い維持管理・更新費用の増加が見込まれることから、費用負担の平準化を図るために積立てるもの。地域振興基金:ふるさと納税による寄付金を財源とした積立基金、また、地域振興を推進する目的。中小企業緊急経済対策利子補給等基金:新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者を支援するため令和7年度までの期限で新たに設定。(増減理由)公共施設維持管理基金:事業費への充当ため取り崩したことによる減、主に中学校スクールバス購入事業費、文化会館管理運営費、給食関係器具類等更新事業費、健康長寿センター施設修繕及び改修工事分として取崩しを行い約1億9千9万円の減。地域振興基金:運用益、ふるさと納税事業として5億1千3百万円積立、ふるさと納税事業費として4億3百万円取崩し。中小企業緊急経済対策利子補給等基金:令和2年度に新規設定し、240百万円を積み立てた。以後は毎年度取り崩していき、令和7年度をもって廃止する。(今後の方針)重点施策等(教育まちづくり、産業まちづくり、健康まちづくり)への充当を基本としながら、今後とも適正な運用となるよう努める。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
令和5年度の有形固定資産減価償却率は、類似団体内平均値より5.5ポイント低くなっている。しかし、人口減少のなか、公共施設の約5割が築30年を経過するなど老朽化が進んでいる状況にあるため、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、同一類型施設の集約化、統廃合等を含む公共施設等の最適な配置の実現を計画的に進めているところである。
債務償還比率の分析欄
学校教育施設等整備事業債等の地方債現在高の減少により、将来負担額は減少しているが、平成20~23年度小中学校改築整備事業、平成24~27年度文化会館整備事業、令和4年度~都市構造再編集中支援事業による地方債現在高が引き続き高く推移していくため、公共施設等総合管理計画に基づき、長期的な視点をもって公共施設等の更新・統廃合等の検討や更新費用の抑制等により、財政負担の縮減・平準化を図っていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
令和5年度の将来負担比率は類似団体内平均値と比較して高い水準にある一方、有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値よりも低くなっている。これは、平成21年度から中学校再編及び学校耐震化事業を行ってきたこと、また、文化会館が平成26年に建築された影響で、類似団体内平均値より低く推移しているためである。しかし、公共施設の約5割が築30年を経過するなど老朽化が進んでいる状況にある。今後の人口減少により財政状況が一層厳しくなる段階にも関わらず、これらの施設の大規模改修・更新の必要性が出てくることから、工事の実施時期を計画的に分散し財政負担の平準化を図る必要がある。また、同一類型施設の集約化など統廃合等を含む更新費用削減に向けた検討を行っているところである。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、地方債残高の減少により昨年度に比べ減少しているが、類似団体内平均値と比較すると高い水準となった。実質公債費比率においては、平成20~23年度小中学校改築整備事業、平成24~27年度新文化会館整備事業、平成30~令和元年度学校教育施設等冷房設備設置事業等の大規模公共事業の償還により、元利償還金の額が高い状態で推移しておりほぼ横ばいとなっている。類似団体内平均値と比較しても高い状態となっており、今後、令和4年度~の都市構造再編集中支援事業等の元金償還開始で予想される上昇に対応するため、減債基金への積立や計画的な繰上償還を行うなど元利償還金の抑制に努めていく。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
令和5年度において類似団体内平均値と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、児童館の100.0%、認定こども園・幼稚園・保育所の95.2%、公営住宅の87.5%である。児童館は耐用年数22年で設定しているが、築30年程度を経過しているため、類似団体内平均値より41.3%高い水準である。また、認定こども園・幼稚園・保育所は類似団体内平均値より36.8%高くなっており、引き続き、今後の人口動態や保育需要を見据えつつ必要な整備を進めていく。公営住宅については、類似団体内平均値より15.9%高い水準であるが、南陽市公営住宅長寿命化計画に基づき工事を行い老朽化対策に取り組んでいる。今後、人口減少が進む中でも、こうした施設を長く維持し活用していくために南陽市公共施設等総合管理計画に基づき、長期的な視点をもって公共施設等の更新・統廃合等の検討や更新費用の抑制等により、財政負担の縮減・平準化を図るとともに、公共施設等の最適な配置の実現を図る取り組みを行っていく。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
令和5年度において有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より特に高くなっているのは、庁舎の75.5%である。庁舎については、耐用年数は38年で設定しており、耐震化診断も問題なかったが、昭和57年建築で築40年以上経過しているため高くなっている。老朽化が進んでいるところは修繕をするなど、使用する上で問題はないが、平成28年度作成した公共施設等総合管理計画に基づき、適切な維持管理を行っていく。一方、市民会館は、有形固定資産減価償却率が45.5%で、類似団体内平均値より8.5%下回っている。これは、平成26年に新しく文化会館を建設し、築9年であることによる。耐用年数は本体22年、設備棟31年で設定しており、1人当たり面積は類似団体内平均値同等である。今後、人口減少が進む中でも、こうした施設を長く維持し活用していくために南陽市公共施設等総合管理計画に基づき、長期的な視点をもって公共施設等の更新・統廃合等の検討や更新費用の抑制等により、財政負担の縮減・平準化を図るとともに、公共施設等の最適な配置の実現を図る取り組みを行っていく。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、前年度と比較して、資産が▲134百万円(▲0.3%)、負債が253百万円(▲1.5%)それぞれ減少している。資産の減少要因としては、事業用資産中「建物減価償却累計額」の増加(+508百万円)、インフラ資産中「工作物減価償却累計額」の増加(+587百万円)等が挙げられる。特に「建物減価償却累計額」の増加に関しては、南陽市文化会館の影響が大きい。南陽市文化会館は、大規模かつ木造であるため単年度の減価償却額が大きくなっている。(建物評価額5,590百万円で、本市全体の建物評価額の1/6を占める)負債の減少は、固定負債中「地方債等」の減少▲216百万円(13,571百万円→13,355百万円)による。連結の資産が871百万円(+1.2%)増加しているのは、置賜広域行政事務組合のし尿受入施設建設工事などが新たに計上されたことによる。平成29年3月に策定した公共施設等総合管理計画、個別計画により、引き続き公共施設の適正管理と維持管理コストの平準化に努めていきたい。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は15,380百万円となり、前年度比442百万円の増加(+3.0%)となった。そのうち、人件費等の「業務費用」は8,184百万円(+42百万円)、補助金や社会保障給付等の移転費用は7,196百万円(+400百万円)となっている。経常費用のうち最も金額が大きいのは物件費(3,367百万円、前年度比+57百万円)、次いで補助金等(3,057百万円、前年度比+301百万円)である。純行政コストが増加した要因としては、「経常費用」内の、福祉サービスの提供などの資産形成に結びつかない行政サービスに要したコストのうち「移転費用」に区分される費用(特に「補助金等」)が増加したためである。その主な要因は、令和5年度に実施した電力・ガス食料品等価格高騰生活支援給付金の増によるものである。今後は高齢化の進展などにより、「移転費用」中「社会保障給付」の伸びが続くことが見込まれるため、事業の見直しや介護予防の推進等により、経費の抑制に努めていきたい。全体純経常行政コストは239百万円減少、連結純経常行政コストは320百万円減少となっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(14,945百万円)が純行政コスト(14,966百万円)を下回っており、本年度差額は▲21百万円となったが、純資産残高は、調査判明による資産増などにより119百万円増加し、25,685百万円となった。本年度差額の増については、純行政コストが前年比+431百万円(14,535百万円→14,966百万円)となったが、税収等の財源も前年比+753百万円(14,192百万円→14,945百万円)となったためである。要因としては、税収の増と、「経常費用」内の「移転費用」に区分される費用(特に「補助金等」)が増加したためで、これは物価高騰対策にかかる補助金が増加したことなどによるものである。全体においても同様である。連結では、純資産変動額が+1,086百万円となった。これは、経常収益の使用料及び手数料が791百万円増えたことにより、純行政コストが前年比▲218百万円となり、財源が+366百万円となったことなどによる。これからも地方税の徴収業務の強化等による税収等の増加、その他の歳入の確保に努めていく必要がある。
4.資金収支の状況
一般、全体、連結ともほぼ同様な傾向となっている。基礎的財政収支は、平成27年度から令和5年度までプラスの数値を確保している。9年連続してプラスの数値を確保できていることから、この期間は、借金に依存しない財政運営なされたことを示している。特に一般会計においては、業務活動収支は1,199百万円であったが、投資活動収支については庁舎省エネ設備等導入改修工事などにより1,204百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額(1,383百万円)が地方債発行収入(1,178百万円)を上回ったことから、206百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から211百万円減少し、1,065百万円となったが、地方債の償還は進んでおり、経常的な活動に係る経費は税収等の収入で賄えている状況である。一般、全体、連結とも引き続きこの状態を継続することで財政の健全化を図っていく。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率は類似団体平均値を大きく下回っており、類似団体と比較し資産額が少なくなっている。有形固定資産減価償却率は、文化会館が平成26年に建築された影響(取得価格が大きく、かつ、減価償却累計額が比較的小さいのでこの数値を押し下げる要因となる。)で、類似団体と比較し低くなっている。しかしながら、公共施設の4割超が築30年を経過するなど、全体としては施設の老朽化が進んでいる状況にある。今後とも公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めるなど、公共施設等の適正管理に努めていく。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均値を下回っている。前年度比では0.5ポイント上昇したが、令和元年度から令和5年度にかけては0.8ポイントの減となっている。これは、純資産総額の減少幅が比較的大きいためで、理由としては、経常経費のうち、物件費などの「業務費用」や社会保障給付などの「移転費用」が増加傾向となっていることが挙げられる。将来世代負担比率は、令和元年度から令和5年度にかけて、3.5ポイント増加している。これは、地方債残高の増加(+272百万円)と、有形・無形固定資産合計が減少(▲130百万円)したことによる。理由としては、施設等の長寿命化に取り組んでいる結果、資産の数値が減少している事が挙げられる。類似団体に比較し高い数値となっているのは、過去の大型事業により地方債残高が大きいためである。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値を下回っているが、前年度比で2.1ポイント増加している。これは、「経常費用」の「移転費用」に含まれる「補助金等」が物価高騰対策事業により大幅に増加し、純行政コストが大きく増加したことが影響している。コロナの影響を受けない令和元年度との比較しても、行政コストは増加している。これは、人口の減少に加え、「経常「費用」のうち、「業務費用」に含まれる物件費や、「移転費用」に区分される費用(社会保障給付支出、補助金等支出)が増加したためである。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、前年度比で0.1ポイント減少している。これは、負債のうち、地方債(地方債と1年内償還予定地方債の合計額)が減少したことによる。令和5年度は、市債発行額1,178百万円に対し、元金償還額1,383百万円となっており、新規発行額を償還額が上回った。業務・投資活動収支は、業務活動収支の黒字が、投資活動収支の赤字を上回ったため、317百万円の黒字となっている。投資活動収支が赤字となっているのは、令和5年度においては、地方債を発行して市庁舎の省エネ設備等導入改修事業などの公共施設の整備を行ったためである。基礎的財政収支は、継続してプラスの数値を確保できていることから、現時点においては、このままの財政運営を継続していくことが可能と判断される。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、前年度比で0.1ポイント増加しているが、類似団体平均値を下回っており、行政サービスに係る受益者負担の割合は低いと考えられる。施設使用料の適切な見直しなどによる経常収益の増加や経常費用の圧縮を図り、受益者負担の適正化に努めていく。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
山形県南陽市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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