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地方財政ダッシュボード

奈良県天川村の財政状況(2022年度)

奈良県天川村の財政状況について、2022年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

天川村水道事業簡易水道事業水道事業簡易水道事業下水道事業特定環境保全公共下水道排水処理事業特定地域生活排水処理

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2022年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2022年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や高齢化率上昇(令和6年1月1日現在約50%)に加え、村内に中心となる産業が少ないこと、特に主となる林業事業の低迷が続いていることにより、財政基盤が弱く、類似団体平均・全国平均・奈良県平均を大きく下回っている。人口減少対策として、空き家改修や解体に係る補助金や定住促進住宅の整備、子育て応援補助金など定住に繋がる政策を促進している。また村内雇用を増やすための事業(木材バイオマス事業やイチゴ試験栽培、トラフグ試験養殖)を進め、活力ある村づくりを展開し財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

H30年度から令和2年度にかけて類似団体を大きく下回っていたが、令和3年度から令和4年度では地方交付税の増加に伴い大きく上昇した。しかし地方交付税の基礎となる人口について、年々減少傾向にあり地方交付税も減少することが見込まれる。経常的収入では、人口減少による税収の減少、経常的支出では、職員(会計年度任用職員含む)定期昇給や公債費等による増加が見込まれ、経常収支比率は徐々に悪化していく。自主財源による事業等については、地方債の借入や公債費償還では財政調整基金の取り崩しなど活用し、現在の水準維持に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費及び維持補修の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費と物件費が要因となっている。人件費については、地域おこし協力隊の複数人採用により会計年度任用職員の人件費が増加している。また物件費では委託料が大きな割合を占めており、電算システム保守管理委託や指定管理者制度による温泉施設(3件)の管理委託、山林の地籍調査委託料が主な要因となる。これらについては、コストの低減が見込みにくく、今後電算システムについては、基幹系システムの標準化に伴い更なる増加が見込まれる。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は、全国町村平均(96.3)と比較しても依然低い水準(92.0)である。自主財源に乏しく、歳入のほとんどを地方交付税等の収入に依存している状況であり、指数が過度に上昇することのないよう定員管理とあわせて村の実態に即した行政運営を行う必要がある。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口1,000人当たりの職員数は約40人であり、類似団体・全国平均・奈良県平均を大きく上回っている。人口推計統計では今後も人口の減少が見込まれることから、対策として、空き家空き店舗利活用推進事業、定住促進住宅の整備、子育て支援の充実化、地域おこし協力隊制度等に取り組む。また事務事業の効率化を図り、人口規模に応じた適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、類似団体、全国平均、奈良県平均を大きく上回っており、また比率自体は年々増加している状況である。有利な財源が活用できない場合、地方債(過疎対策事業債及び辺地対策事業債)を借入しており、実質公債費比率を抑制することは難しい状況であり、元利償還金は今後も増加する見込みとなる。そのため大型投資事業の適切な取捨選択が必要であり、計画的な地方債の借入により起債発行額の抑制に努める。また減債基金の取り崩しによる繰上償還も視野に入れ、実質公債費比率の抑制も図る。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率について、類似団体・全国平均・奈良県平均を下回っており、主な要因は財政調整基金及び減債基金の積立による充当可能性基金の増があげられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)

人件費の分析欄

人件費の比率は、30~35%内で推移しており、全国平均・奈良県平均を上回っている。令和2年度に大きく増加しているのは会計年度任用職員制度創設による増加となる。今後は、実態に即して定員管理計画を見直し、ラスパイレス指数が類似団体の平均に近づけられるよう行政運営に努める。

物件費の分析欄

物件費の比率は10~16%内で推移しており、類似団体・全国平均・奈良県平均を下回っている。令和2年度より大きく減少しているのは、会計年度任用職員制度創設に伴い、これまで計上していた臨時職員への賃金が無くなったためとなる。需用費については、特に燃料費や光熱水費が物価高騰による影響で増加となるため、今後も経常経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費の比率は、1.6~2.4%で推移し年々減少しており、全国平均・奈良県平均を下回っている。人口減少に伴い、児童手当や高齢者の医療費も合わせて減少していることが要因と思われる。

その他の分析欄

その他の経費の比率については、8.6%であり、令和元年度より年々減少し、類似団体・全国平均・奈良県平均を下回っている。これは特別事業会計への繰出金減少や債務負担であった火葬場整備事業が完了したためである。今後も現在の水準を維持できるよう努めていく。

補助費等の分析欄

補助費の比率は、ここ数年12%前後で推移していたが、令和4年度は9.2%となっており、類似団体・全国平均・奈良県平均を下回っている。これは令和3年度よりさくら広域環境衛生組合や奈良県広域消防組合への負担金が大きく減少したためであり、今後も現在の水準を維持できるよう努めていく。

公債費の分析欄

公債費の比率は22.7%であり、類似団体・全国平均・奈良県平均より上回っている。平成29~令和4年度にかけて大型の整備事業を実施したことより地方債発行額が増加している。令和4年度時点では公債費のピークは令和6年度と見込むが、今後も地方債償還額が増加する見込みであり、ピークは後年となっていく。計画的な事業展開により起債発行額の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の比率は70%台を推移していたが、令和4年度は61.6%まで減少し、類似団体・全国平均・奈良県平均を下回っている。これは令和3年度より普通地方交付税が大きく増加し、経常収支比率が減少したためである。今後も現在の水準を維持できるよう努めていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)

分析欄

平成18~19年度の行財政改革(人件費の抑制、定員管理、補助金等の削減)、平成20~26年度にかけての地方債発行の抑制などの効果により、ここ数年は単年度収支が黒字であり、余剰金の積立により財政調整基金残高は増加している。令和3年度については、財政調整基金の残高は増であるが、標準財政規模が増加しているため比率が下がっている。一方で令和元年以降大型の建設事業等の実施が続いており地方債発行額が増加している。今後は単年度収支も厳しくなることが見込まれるため、行財政改革に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)

分析欄

連結実質赤字比率は、近年は黒字で推移している。特別会計ごとでは、国民健康保険直診勘定、国民健康保険事業勘定、介護保険事業、簡易水道事業の特別会計への繰出金が減少している。下水道・簡易水道事業特別会計への繰出については、公債費繰出が下水道事業では令和15年度まで、簡易水道事業では令和21年度まで続く一方、人口減により収入の減少傾向であり、今後同水準あるいは微増の見込みである。国民健康保険直診勘定特別会計(病院)については、同様に人口減により診療収入が減少するなか、歳出については人件費などの割合が大きく削減することは困難である。当面の繰出金は同水準が続くと見込まれる。各事業における経常経費の効率的な削減に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

実質公債費比率(分子)の構造について、公債費の元利償還金は令和元年度から増加に転じている。平成27~28年度にかけて実施した庁舎等耐震事業、観光施設大規模改修事業、平成29年~令和元年度にかけて実施した火葬場整備事業の償還が開始したためである。その他令和元年度事業では、小規模多機能型居宅介護施設整備事業や洞川夏いちご試験栽培事業等の償還も開始し増加している。公営企業債の元利償還金について、近年は大きな借り入れはないものの、水道・下水道事業など長期にわたる償還が続くため、引き続き経営改革に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

将来負担比率(分子)の構造については、平成21年度地方債借入分が満了したことから一般会計における地方債現在高が減少している。また単年度収支の黒字により、その余剰金を財政調整基金に積み立てたことで充当可能財源等も増加しており、将来負担比率の分子として、ここ5年では減少傾向にある。本村においては、税収等自主財源に乏しく、今後も交付金等に依存した状況が続くと思われることから、不断の行財政改革に努めると共に、財源対策債など有利な財源の活用を図ることで、安定した財政運営を行う。

基金残高に係る経年分析(2022年度)

基金全体

増減理由)基金残高全体としては、令和2年から令和4年にかけて、おおよそ40%近く増加しており、その主な要因は減債基金の積立てである。特定目的基金では、森林環境整備促進基金が森林環境譲与税の増額に伴い、毎年度増加している。(今後の方針)令和4年度以降は、財政調整基金の積立の見込みはなく、基金全体としてほぼ横ばいで推移すると考える。中期的には、今後人件費や普通建設費(公営住宅建設)、公債費の増が見込まれるため、効率的な行財政運営に努め基金現在高を維持していきたい。

財政調整基金

(増減理由)令和2年から令和4年度にかけては、令和2年度に一般会計での余剰金を積み立てたことにより残高は増加している。積立金は、令和2年度は103百万円、令和3年度は1百万円、令和4年度は1百万円である。(今後の方針)令和3年度以降は、地方交付税の減等の要因により余剰金は発生しない見込みである。長期的な視点では、今後職員の平均年齢の上昇により給与費の増加が見込まれる。また公債費についても、平成27年~平成29年度にかけて実施した庁舎耐震事業、定住促進住宅整備事業、令和元年に実施した火葬場整備事業等大きな事業に係る償還金が始まる等の要因により、効率的な行財政運営を行い経常経費の削減により基金現在高を減らさないように努める。

減債基金

(増減理由)減債基金については、公債費の増加が見込むため令和2~4年度にかけて残高が大きく増加している。積立金は、令和2年度100百万円、令和3年度300百万円、令和4年度200百万円である。(今後の方針)今後、中長期的な視点では公債費が大きく増加することを見込むため、基金残高を減らさないよう効率的な行財政運営に努める。

その他特定目的基金

(基金の使途)特定目的金のうち、ふるさと創生基金については、「観光商工振興事業」山癒の里基金については、「観光施設・登山道遊歩道等整備」文教施設整備基金については、「学校・幼稚園等の教育施設整備」退職金手当基金については、「職員退職金」森林環境整備促進基金については、「森林整備」に充てることが出来る。(増減理由)ふるさと創生基金は、観光商工振興事業の財源不足を補うため計画的に取崩しを実施しており、取崩し額は各年度6百万円であり、基金残高は減となっている。山癒の里基金は、山癒の里寄付金(指定寄付金)を積み立てるもので、大きな取崩しが無かったことから基金残高は増となっている。森林環境整備促進基金は、森林環境譲与税を積み立てるもので、取崩しが無かったことから基金残高は増となっている。(今後の方針)ふるさと創生基金については、今後も観光趣向振興事業の財源不足の補てんとして各年度5~10百万円程度の取り崩しを予定している。山癒の里基金については、指定寄付金の積立により増が見込まれる。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は、H30からR04にかけての4年間で4.3%低下しているが、概ね全国平均と同水準となっている。これはH30村立体育館大規模改修工事、R1火葬場整備事業、R2老人福祉施設整備事業、R3保育所整備事業、R4火葬場解体工事や洞川温泉施設整備事業などを実施したことで比率が改善したものである。今後、公共施設総合管理計画に基づき、統合・集約の検討も含めて公共施設の長寿命化対策を講じる必要がある。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は250.0%であり、R3からみると経常収入が増となったことなどの要因により54.3%低下しており全国平均・奈良県平均よりは低いが、類似団体を上回っている。H30以降、火葬場整備事業(H29~R1)、天の川温泉大規模改修事業(H29)、小規模多機能型居宅介護施設整備事業(R1~R2)、保育所整備や洞川温泉駐車場整備事業(R3)、火葬場解体工事や洞川温泉施設整備(R4)など大規模事業に伴い地方債発行額が増大しており、今後、これら地方債の元金償還が始まる。一方で、経常一般財源収入は横ばいであることから、今後さらに比率の悪化が見込まれるため債務償還能力に見合った計画的な財政運営を行う必要がある。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、近年減少(改善)傾向にありH30以降は0%以下である。これは、H24~R3にかけて財政調整期金積立金残高が増大したことと、地方債借入の際に過疎対策事業債など有利な地方債を選択することで、一般財源による後年負担が減少したためである。一方で、有形固定資産減価償却率は、H29-R2にかけて低下していたが、R3より微増している。また60%に近く高い水準であり、公有施設の経年劣化が進んでいる状況であり、今後、公共施設総合管理計画に基づき、施設の転用・集約化の検討も含め、長寿命化対策が必要である。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、近年減少(改善)傾向にありH30以降は0%以下である。これは、H24~R4にかけて財政調整期金積立金残高が増大したことと、地方債借入の際に過疎対策事業債など有利な地方債を選択することで一般財源による後年負担が減少したためである。一方で、実質公債費比率は、H29~R4にかけて0.4%悪化しており、これは、H26~H30にかけて実施した南奈良総合医療センター整備事業(一部事務組合への負担金)、庁舎耐震事業、火葬場整備事業、小規模多機能型居宅介護施設、保育所整備事業、洞川温泉駐車場整備事業、火葬場解体工事などの大規模事業の財源として多額の地方債(主に過疎対策事業債)を発行したことが要因である。国勢調査人口も減少していることから標準財政規模も縮小が予測され、今後2~3年はさらに比率は上昇すると見込まれる。計画的な事業実施により将来にわたり健全な財政運営が必要である。

施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2022年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2022年度)

財務書類に関する情報②(2022年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

奈良県天川村の2022年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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