宮城県立循環器・呼吸器病センター
宮城県立精神医療センター
宮城県立がんセンター
📅2023年度📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度
地域において担っている役割都道府県がん診療連携拠点病院として、(イ)がん患者の状態に応じた適切な治療の提供(ロ)がん予防に関する県民への啓発(ハ)東北大学病院との機能分担による「全県的がん診療体制」の構築(ニ)がん患者の療養生活における質的向上(ホ)がん研究の促進と研究成果の応用等に取り組み,県民に必要な医療・情報を提供するという役割を担っている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和4年度の病床利用率については、前年と比べ改善しているが、新型コロナウイルスの影響を受け、平均値よりは下回っている状況であり、医業収支比率も悪化している。経常収支比率も前年と比べ悪化しており、これは、職員数の増加、給与改定による給与費の増加及び物価の高騰に伴う光熱水費等の増加によるものと考えられる。患者単価は外来が平均値を上回っており、化学療法による治療等により高い水準となっている。入院は前年度と比べると増えているが、平均値をわずかに下回っている。材料費比率は、主に外来での化学療法に伴う薬剤や高額薬剤の使用により平均値を上回っている。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について有形固定資産減価償却率が平均値を上回っている。病院の建設から28年が経過し建物の老朽化が進んでいるが、病院機能の維持のため、現状回復の修繕工事を適宜行っている状況である。器械備品についても減価償却率が平均値を上回っており、耐用年数を過ぎた機器も多く存在するので、費用対効果を意識しながら計画的な更新が必要となる。1床当たりの有形固定資産の金額は平均を大きく下回っている。 |
全体総括令和4年度においては新型コロナウイルスの影響が続いている状況の中、入院外来共に、患者数は増加傾向である。外来では化学療法による治療に伴い、患者単価が高い水準となっているが、それに伴い材料費の比率も高くなっている。経常収支比率・医業収支比率を改善させるため、患者を確保し収益の増加につなげていくとともに費用を削減していく必要がある。また、建物・器械備品等の有形固定資産の老朽化が進んでいることから、診療に支障がないように最低限の修繕・更新を費用の削減と両立して行っていく必要がある。 |
出典:
経営比較分析表
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