北海道留萌市:市立病院の経営状況(最新・2024年度)
北海道留萌市が所管する病院事業「市立病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
地域の医療水準を守るため、常勤医の減少が続く中でも、非常勤医師を確保しながら地域において不在・不足診療科を堅持するとともに、24時間、365日対応する救急医療や医療圏で唯一緊急手術に対応しています。また、子どもを安心して産んで育てる環境づくりのため周産期・小児医療を提供しています。災害拠点病院の指定を受け、自家発電設備や災害医薬・備蓄品を備え、必要時に適切な医療を提供できる体制を維持しています。感染症指定病院として、新興感染症の感染拡大時に備え、感染症発生・まん延時に必要な医療提供体制を確保することとして北海道と医療措置協定を結ぶなど、感染症対策に求められる役割を果たしています。研修医の教育や医学生の臨床実習の提供など、医療人育成の役割を担っています。
経営の健全性・効率性について
コロナ禍を契機とした受療行動の変容や常勤医師の派遣縮小に加え、賃金上昇・物価高騰の影響により、経営状況は急激に悪化しています。費用に見合った収益を確保できず、①~③の比率は悪化、④は非常に低い数値となっていますが、令和7年3月31日付けで病床数適正化を実施し、令和7年度以降の利用率は70%を超えます。提供する医療の質を維持することで、病床数適正化後は、⑤⑥は類似団体の平均を上回ります。診療収益が上がらない中、給与水準の上昇により、⑦は上昇していますが、様々な見直しにより、⑧は減少しています。過去からの経常赤字により累積欠損金は積みあがっており、⑨は類似団体の平均を大きく上回っているため、直面する課題に対応しつつ、健全経営に向けて経営改革に取組みます。
老朽化の状況について
平成13年度の病院建設から23年が経過し、施設・設備の老朽化が進んでいることもあり、①は類似団体の平均を上回っています。②は、老朽化した医療器械、医療システムの更新が続いていることから上昇しています。③は、病床数適正化に伴い、令和6年度に類似団体の平均を上回り、高額医療器械の更新が続くことから、今後も上昇することが見込まれます。医療器械については、耐用年数の超過及び、メーカーによる保守対応が終了となるものが多数発生しているため、優先度の高いものから計画的に更新します。施設・設備に関しては、長寿命化を基本とした計画的な更新・修繕を進めます。
全体総括
令和6年度の診療報酬改定後には、全国の約7割の病院で経営が悪化しているとされ、現在の診療報酬の水準化では健全経営は難しい環境であると考えられますが、留萌市立病院においては、深刻な医師不足に起因する患者数の減少、収益の減少に加え、出張医での診療体制の維持は費用が割高となり、さらに、賃金上昇・物価高騰により、経営状況は急激に悪化しています。常勤医の確保にめどが立たず、病床利用率の低下や地域の人口減少など今後の患者動向を踏まえ、早急に規模の見直しと効率化・経営改善を進める必要があることから、令和7年3月31日付けで一般病床246床を144床に改めるとともに、療養病床50床を廃止し、病棟を4棟から3棟体制に再編しました。今後は、適正な組織体制を再構築するなど、経営の効率化を進めるとともに、担っている役割を果たし、地域に必要とされる医療の提供体制を守っていきます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
市立病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の留萌市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。