経営の健全性・効率性について
H28年度から企業会計を適用し、初年度は移行による経費があるため比較出来ない項目があります。①経常収支比率、⑧水洗化率は類似団体平均値を上回っております。②累積欠損金は当町では発生しておりません。③流動比率は、H29年度より翌年度の企業債償還元金を固定負債から流動負債へ移行したことによる減となっています。④企業債残高対事業規模比率は、28年度決算数値は比率の計算方法の違いにより比較は出来ませんが、ピークは過ぎ下降傾向にあります。⑤経費回収率は当該値が100%以下に変化しました、100%以上に向け対策が必要であります。⑥汚水処理原価は類似団体平均値より低く、汚水処理費が抑えられている現状にあります。⑦施設利用率が類似団体平均値より低いのは、接続率が89.4%の状況であり、近年の水の使用量の低下及び少子高齢化による使用者の減少等が考えられます。経営の健全性・効率性を考えるうえで、引き続き経費の節減に向けた検討を進めていきます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より高い傾向へ変化しました。法定耐用年数に近づいている固定資産が増加傾向にあります。③管渠の更新・改良は、現在ありません。施設供用開始から19年経過しつつあり、経年劣化による修繕等がでてきております。R2年度に機能保全計画を策定し、今後は計画に沿った施設の整備を進めていく必要があります。
全体総括
R2年度に機能保全計画を策定し経営戦略に盛込み、投資の合理化を図り、健全で効率的な経営を目指していきます。