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地方財政ダッシュボード

愛媛県大洲市の財政状況(2015年度)

🏠大洲市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

平成17年1月1日に4市町村により合併しましたが、いずれの市町村も財政力が弱い団体であったため、合併以降も類似団体平均を下回っています。市内に中心となる産業がなく、財政基盤が弱い状況ですが、企業誘致の促進や、市税収入の増加など自主財源の確保に努めます。

経常収支比率の分析欄

公債費負担適正化計画に基づき公債費を抑制し、また、集中改革プランによる人件費や補助・負担金、委託料など経常的な支出の点検、見直しにより平成23年度は類似団体を下回る水準となっていましたが、平成24年度は臨時財政対策債を発行しなかったため、比率が悪くなりましたが、平成25年度及び平成26年度は、発行可能額の約半額を発行したため、経常収支比率が改善しています。平成27年度も臨時財政対策債を残高が増えない程度に借入を行ったため、数値が改善されました。今後も収支や起債残高等の状況を見ながら、適切な管理に努めます。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成17年1月に4市町村が合併した大洲市は行政区域が広いため、合併後、市民サービスの低下を招かないよう旧町村役場を支所として、また、連絡所、公民館、その他公共施設もそのまま存続させています。このような地理的要因により類似団体より行政経費が上回っている状況です。職員数の減少により、人件費は減少しているのですが、人口減少も進み、一人当たりの決算額は年々上昇しています。今後も集中改革プランによる組織・機構の改革を図り、各種関係施設の整理・統廃合などの見直しを進め、行政の効率化に取り組んでいきます。

ラスパイレス指数の分析欄

平成18年度に給与構造改革を実施し、市町村合併した職員間の給与格差の是正措置を行い、給与水準の適正化を図りましたが、ラスパイレス指数は依然として低い状況にあります。なお、平成23年度及び平成24年度は、東日本大震災復興財源に充てるため、国家公務員の給与削減が行われたことで、100を超える値(平成24年7月より当市も給与削減を行った結果、99.9となっています。)となりましたが、平成25年度は年度当初から給与削減を行っていたため、また、平成26年度以降はその措置が終了したため、再び100を切る値となりました。以降、ほぼ横ばいの状態となっています。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成23年度に類似団体の累計の変更があったものの、依然として類似団体平均を上回っている状況です。これは行政区域が広いという地理的要因により、公民館や保育所といった公共施設が多くなっていることが要因となっています。職員数は減少していますが、人口も減少しているため、平成27年度は数値が悪化しています。今後も定員管理適正化計画による適正な定員管理に努めます。

実質公債費比率の分析欄

公債費負担適正化計画を策定し、市債の発行を抑制したことで、公債費は平成18年度をピークに順次改善し、平成23年度決算値で16.9%となり、当面の目標であった18%未満を達成しました。平成27年度もその値は改善しており、引き続き18%を超えることのないよう、公債費の適切な管理に努め、財政の健全化を進めます。

将来負担比率の分析欄

過去の大型事業実施による市債発行の影響で、類似団体平均よりも高い数値となっていましたが、公費費負担適正化計画に基づき市債の新規発行を抑制し、市債残高の減少に努め、また、財政調整基金等への基金積み増しにより充当可能財源が増加したため、数値は年々改善し、平成25年度は類似団体平均よりも低い比率となり、以降、その状態が続いています。今後、学校耐震化など大型事業が予定されていますが、過疎対策事業債など有利な起債を活用することで比率の急激な悪化を防ぎます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

行政区域が広いという地理的要因により、人口千人当たり職員数は類似団体に比べ高い値となっていますが、ラスパイレス指数が低いことなどから、経常収支比率における人件費の割合は、類似団体平均と同程度となっています。給与水準や定員適正化計画に基づく職員数の削減に取り組み、今後も計画に沿った職員数の適正化に努めます。

物件費の分析欄

職員の減少を臨時職員等の雇用で補っていることなどの理由により、物件費は年々増加しています。また、平成26年度及び平成27年度は集中的に公共施設等の修繕に取り組んだことも増加の要因となっています。今後も集中改革プランに沿って事務事業の見直しを行い、委託料などの経常的支出の点検・見直しを進め、引き続き支出の抑制に努めます。

扶助費の分析欄

類似団体よりも割合は低いものの、年々増加傾向にあります。平成27年度は前年度と比べ0.2ポイント増加しましたが、これは障害者福祉費扶助費の増加が主な原因となっています。高齢化も進み、今後も医療や介護分野での支出の増加により、扶助費の増加が見込まれますが、限られた財源を効率的に活用するよう努めます。

その他の分析欄

その他の経費は主に公営企業(法非適)等に対する繰出金となっています。施設の老朽化や下水道の整備を進めていることなどにより年々繰出額が大きくなっています。下水道、簡易水道事業等建設改良により地方債の発行が伴う事業については、後年度に過度な負担が伴わないよう、引き続き公債費負担適正化計画に沿った健全経営に努めます。

補助費等の分析欄

消防・し尿処理・特別養護老人ホーム等を運営している事務組合に対する負担金が要因となり、類似団体平均を上回っています。平成25年度及び平成26年度と、加入している一部事務組合の一部起債の償還が終了したため負担金が減り数値が改善しましたが、施設の老朽化も進み、その維持に係る経費も増え、平成27年度は前年度より高い値となりました。今後も集中改革プランに沿って負担金・補助金等の支出に対する見直しを行い、その抑制に努めます。

公債費の分析欄

過去に実施した大型建設事業の際に発行した市債の償還金の影響で、類似団体平均より上回っている状況したが、平成18年度に公債費負担適正化計画を策定し、計画に基づき新規発行額を抑制することで、改善を図りました。以降、元利償還金額の減少により、数値の改善が図られました。今後も、学校耐震化等大型の建設事業が予定されていますが、適切な起債管理に努めます。

公債費以外の分析欄

扶助費と繰出金については類似団体を下回り、逆に物件費については類似団体平均を大きく上回り、それ以外の費目はほぼ平均値となり、その結果、公債費以外の経常経費については、ほぼ類似団体の平均と同値となっています。今後も膠着化した財政状況を招かないよう、各種計画に基づき、健全な経営に努めます。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

議会費については、平成24年度途中から議員定数が3減となったため、平成23年度から平成25年度にかけ減少しており、以降横ばいの状態となっています。また、総務費においては、職員数の減により年々減少しています。民生費は高齢化や子育て施策の充実により、また、臨時福祉給付金事業などの実施により、特に26年度及び27年度の値が増加しています。労働費については、緊急雇用創出事業の影響で平成23年度から平成26年度の値が大きくなっています。商工費については、6次産業化やブランド化の推進のため年々コストが増加しています。なお、平成27年度に大幅に増加しているのは、国の平成26年度補正予算によるプレミアム付商品券やふるさと旅行券発行事業を行ったためです。教育費については、平成24年度に小学校の改築事業や給食センター整備事業を実施したことによりコストが大きくなっています。公債費については、過去に行った大型事業に係る起債の償還が終了したことや起債発行額抑制の影響で住民一人当たりコストは減少しています。それ以外の費目については、ほぼ横ばいの状況です。多くの費目で住民コストは類似団体平均より低い状態にありますが、今後も効率的な行財政運営に努めていきます。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

住民一人当たりコストのうち、当市の最も多いコストは、人件費に係るコストとなっています。これは、人口に対し、行政区域が広いという地理的要因により、住民サービス水準の低下を防ぐため、人口一人当たりの職員数が類似団体と比較し多くなり、それに伴い、一人当たり人件費も高くなっていましたが、定員適正化計画に基づき職員数を減少させたことにより、現在はほぼ類似団体の平均値となっています。しかし、職員数の減分を臨時職員の雇用などで対応したことにより、物件費が増加しています。次に多いコストは、普通建設事業費となっていますが、現在、学校施設の耐震化事業を集中的に行っているため、年々増加傾向となっています。施設の老朽化も進んでおり、普通建設事業費(うち更新整備)や維持補修費についてもコストは増加しています。扶助費については、類似団体平均を下回っています。しかし、今後、高齢化等による医療や介護、また、子育て環境の充実のため支出の増大が予測されます。一方、公債費は、過去の大型事業の償還が終了していること、及び、起債の借入額を抑制していたことにより減少しております。繰出金については、下水道整備や簡易水道施設などの老朽化が進み、その対応などで繰出額が増加しています。また、補助費は平成29年度に開催される「愛顔つなぐえひめ国体」の競技会場整備を一部事務組合で行っているため、その整備に係る負担金支出により平成27年度の値が大きくなっています。多くの費目において、住民一人当たりのコストは、類似団体平均を下回っている状況ですが、今後も効率的な行財政運営に努めていきます。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

・財政調整基金残高…平成20年度以降、毎年積み増しを行うことができ、平成24年度に目標としていた30億円を積み立てることができました。以降、取り崩すことなく、運用益の積立を行っています。・実質収支額…行政改革大綱などに基づき人件費の削減や補助・負担金の見直し・削減などを進め、その割合が高くなってきました。平成26年度まで、財政調整基金以外の基金へ積立を行ってきましたが、平成27年度は積立を見送ったため数値は改善しています。・実質単年度収支…基金積立を行うことに伴う繰越金の減少や臨時財政対策債の借入を抑制したことにより、平成22年度をピークに年々低くなっています。平成25年度及び26年度は、基金積立を財政調整基金ではなく、他の目的基金に積み立てたため赤字となりましたが、平成27年度は基金積み立てを見送ったため黒字となりました。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

住宅新築資金等貸付事業特別会計については、貸付金償還金の徴収に力を入れるものの、滞納額は年々増え、赤字額も増加しています。一般会計については、行政改革大綱等に基づく行政改革の成果により黒字額を確保しています。病院事業会計については診療収入の減少等により、厳しい事業運営となっており、資金剰余金は減少傾向にあります。水道事業会計については水道使用料の改定を行ったため、前年度と比較し数値が改善しています。工業用水道事業会計については、一定程度の資金剰余額を保っています。国民健康保険特別会計については、国民健康保険財政調整基金を取り崩しながら会計を運営していましたが、平成26年度に赤字となりました。それを受け、平成27年度に保険税の改定を行いましたが、医療費の増等により、再び赤字となっています。後期高齢者医療特別会計については、徴収した保険料のうち、年度を超えて県後期高齢者医療広域連合へ納める額が実質収支額となっています。介護保険事業特別会計については、3年に1度、事業計画を見直しながら保険料を見直し、黒字額を確保しています。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

【元利償還金等(A)について】○元利償還金公債費負担適正化計画に沿って新規起債の抑制を図ってきたこと及び借入利息の高い起債の償還が終了していることなどから減少しています。○公営企業債の元利償還金に対する繰入金主に病院事業及び上水道事業において元利償還金が増加しており、それに伴い増加傾向にあります。○組合が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等し尿処理施設整備に対する負担金が主なものですが、一部起債の償還が終了したことにより減少しています。○債務負担行為に基づく支出金支出額は年々減少しており、今後も減少傾向です。【算入交際費等(B)について】○算入公債費等元利償還金は減少傾向にあるのに対し、算入公債費等は算入率の高い新規発行債を発行しているため、ほぼ横ばいで推移しています。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、公債費負担適正化計画に沿った地方債発行の抑制により年々減少しています。公営企業債等繰入見込額については。現在、公共下水道の整備などを進めていますが、一般会計同様、公債費負担適正化計画に沿って地方債発行を抑制することで、繰入見込額は、ほぼ横ばいで推移しています。組合等負担等見込額については、新規借入があまりなく、毎年減少傾向となっています。平成26年度は、消防事務組合が新規借入を行ったため増加しています。充当可能基金については、財政調整基金などへの積み増しを行い、年々増加しています。基準財政需要額算入見込額は、一般会計等に係る地方債の現在高が減少しているにもかかわらず、ほぼ横ばいで推移しています。これは、新規発行債について、算入率の高いものを発行しているためです。将来負担額は毎年減少していますが、充当可能財源はほぼ横ばいで推移しているため、将来負担比率の分子は年々減少しています。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

過去の大型事業の実施により、将来負担比率、実質公債費比率ともに高い数値となっていましたが、公債費負担適正化計画に基づき市債の新規発行を抑制し市債残高の削減に努め、また、財政調整基金等への積み増しを行い充当可能財源を確保することによって、大幅に数値を改善することができました。今後、学校施設耐震化事業などの大型事業が予定されていますが、公債費の適切な管理に努め、両比率が急激に悪化することのないよう、健全な財政運営に努めます。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,