循環器・呼吸器病センター
がんセンター
小児医療センター
精神医療センター
地域において担っている役割新生児に対する高度医療をはじめとして、一般の医療機関では対応困難な小児疾患の診療を行う小児専門医療機関である。平成28年度に新病院へ移転し、隣接するさいたま赤十字病院と連携することで総合周産期母子医療センターの指定を受けている。令和5年度は、超低出生体重児の受入れをはじめとした総合周産期医療や小児救命救急医療、がんゲノム医療を推進、生体肝移植は全国トップクラスの件数(14件)を実施するなど、地域医療機関で対応が困難な高度で専門的な小児医療を提供した。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について①新型コロナ関連補助金の減等により、前年度より1.1pt低下した。②③病床利用率の上昇等に伴い入院収益が向上し、医業収支比率0.9pt、修正医業収支比率0.3pt上昇した。④新型コロナと一般診療の両立が図られつつあり、前年度から2.9pt増加している。⑤⑥入院、外来とも患者1人1日当たり収益は前年度からやや減少しているものの、他病院平均に比べると高い水準を維持している。⑦処遇改善等の実施により給与費が伸びたことにより、2.4pt上昇している。⑧物価高による材料価格の上昇により前年度より0.9pt上回った。⑨累積欠損金比率はコロナ関連補助金の減により赤字収支となったため、1.1pt上昇し、2.0%となった。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について数値から見て医療機器の老朽化が進んでおり、高度・専門医療の提供に要する備品について、更新に備えて十分な医業収益を確保していく必要がある。 |
全体総括新病院に移転後、さいたま赤十字病院と連携して総合周産期母子医療センターとして運営し、重篤な新生児の受入れに尽力している。小児がん拠点病院にも指定されており、関東全域の小児がん診療の向上にも貢献している。そのほか、生体肝移植を実施するなど先進的な医療を提供している。また、移転後の新病院では年間を通して高い病床利用率で推移しており、PICU/HCUと一般病床との連携により効率的なベッドコントロールを行っている。今後は重症患者の集中化が進むと予測されていることから、第3次医療機関としての役割・機能を維持していく必要がある。 |
出典:
経営比較分析表
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