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地域において担っている役割地方独立行政法人市立秋田総合病院は、公的医療機関として、結核・精神・感染症・救急等の政策的な医療やがん診療等の高度な医療を総合的に提供している。特に、秋田県がん診療連携推進病院として難易度の高い外科的治療等の提供や、救急告示病院として一般救急および小児救急を開設している。また、精神科領域では、秋田県で唯一の基幹型認知症疾患医療センターに指定され、地域の中核的医療機関としての役割を果たしている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和5年度は、前年度に引き続き、総務省の「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」を活用した経営改善に取り組んでおり、病床利用率が前年度に比べて向上したことなどから、医業収益は増となった一方、医業費用は、新病院建設に伴う減価償却費の増等により、前年度に比べて増となった。結果として、医業収支比率は前年度より改善したものの、経常収支比率は、100%を上回るには至らなかったほか、旧病院解体に伴う臨時損失を計上したことにより、累積欠損金が生じた。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について令和4年10月に新病院が開院したことから、今後は長寿命化等を視野に整備計画の立案・管理を行うとともに、医療機器の計画的更新を行うこととしている。 |
全体総括経常収支比率は、前年度より改善したものの、新病院の開院に伴う減価償却費増の影響等により、令和2年度から引き続き100%を下回った。こうしたことから、総務省の「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」を活用するなど、各種の経営改善に取組んでいるところであり、安定した財務基盤の確保に努めながら、地域における中核的な公的医療機関として、総合的かつ高度な医療を提供しているものである。今後とも、業務運営の効率化を図りながら、収益の確保と経費の節減に努め、良質な医療を安定的に提供していく。 |
出典:
経営比較分析表
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