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地域において担っている役割地方独立行政法人市立秋田総合病院は、公的医療機関として、結核・精神・救急等の政策的な医療やがん診療等の高度な医療を総合的に提供している。特に、秋田県がん診療連携推進病院として難易度の高い外科的治療等の提供や救急告示病院として一般救急および小児救急を開設している。また、精神科領域では、秋田県で唯一の基幹型認知症疾患医療センターに指定され、地域の中核的医療機関としての役割を果たしている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について平成30年度の収益においては、前年度に比べ、入院患者数および診療単価がともに減少したことから、入院収益は減少した。一方、外来患者数は減少したものの、外来の診療単価は増加したことから外来収益は増加した。この結果、収益全体では前年度よりも増加した。費用においては、病院改築に係る基本設計委託費等の支出が生じたほか、職員数の増加による給与費の増加等により、前年度より費用全体が増加した。経常収支比率は100%超を維持しているが、平成29年度と比べ減少している。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について病院建物については竣工より34年が経ち老朽化が進行しており、有形固定資産減価償却率および器械備品減価償却率が増加傾向にある。今後も計画的に修繕を行っていくほか、医療機器についても、経過年数等を踏まえ計画的に更新を進めていく。現在、病院建物の老朽化や狭隘化の解消を図るため、新病院の建設を進めており、平成30年度は「市立秋田総合病院改築実施設計」に着手した。 |
全体総括平成26年度に地方独立行政法人に移行後、5年連続で経常収支比率100%以上を維持しており、安定した財務基盤の確保を図りながら、地域における中核的な公的医療機関として、総合的かつ高度な医療を提供してきているといえる。今後とも、業務運営の効率化を図りながら、収益の確保と経費の節減に努め、良質な医療を安定的に提供していく。 |
出典:
経営比較分析表
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