滋賀県彦根市:彦根市立病院の経営状況(最新・2024年度)
滋賀県彦根市が所管する病院事業「彦根市立病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
本院は湖東保健医療圏内唯一の急性期医療を担う公立病院、また中核病院であり、高度先進医療や救急医療等の提供のほか、地域医療支援病院や感染症指定医療機関および災害拠点病院等の指定を受けている。令和6年3月に策定した「彦根市立病院経営強化プラン」(以下、経営強化プランという。)に基づき、持続可能な地域医療提供体制を確保し、役割・機能の最適化と連携の強化(地域医療支援病院としての役割強化、紹介・逆紹介率の向上、高度急性期機能の充実)、医師・看護師等の確保と働き方改革等に取り組んでいる。当年度の主な取組は、電子カルテシステムおよび医療情報システム系ネットワークを更新し、診療の効率化とセキュリティの向上を図ったほか、MR装置の更新を行い、MRI2台体制による検査体制の強化を行い、高度急性期機能の充実に取り組んだ。
経営の健全性・効率性について
令和6年度においては、病院経営の根幹である医業収益が、主に入院患者数が減少したため対前年度実績より悪化した。また、医業費用の増加率が上昇した結果、③修正医業収支比率は6.2ポイント悪化して90.6%となった。⑤⑥患者1人1日当たりの収益が前年度以前から上昇しているものの、入院・外来を合わせた患者数は前年度より減少しており、特に④病床利用率の低下については改善が必要である。一方、費用において⑧材料費対医業収益比率が高額薬品・診療材料の使用量増加に伴う材料費の増加に伴い1.6ポイント増加した。さらに、医業外収益が新型コロナウイルス感染症対応に係る空床補償等の補助金が廃止されたことにより、純損失約14億6千万円の赤字を計上する結果となった。よって、①経常収支比率も、同理由により8.0ポイント下降して、90.0%となっている。
老朽化の状況について
現在の建物は平成14年度に完成したもので、①有形固定資産減価償却率から考えると類似病院と比べ比較的新しいと考えられるものの、空調等の設備面で不具合が発生してきており、令和3年度に策定した長寿命化計画に基づき、更新や修繕を進めているところである。医療機器については、ここ数年②器械備品減価償却率が類似病院平均値を上回っていたが、令和6年度に電子カルテ等、高額な機器の更新を行ったことに伴って機器の除却を進めた結果、前年度比8.4ポイントの改善がみられている。医療機器の更新は安定した医療提供体制を構築するために、今後も老朽化したもの、業務効率の改善を図れるもの等、院内で優先順位を決め、進めていく必要がある。
全体総括
本院の延べ入院患者数はコロナ禍以前の水準には回復しておらず、また、費用に関しては、人事院勧告に準じた職員の給与改定や、物価高騰の影響から、人件費や薬品費、経費について増額となり収支は悪化している。今後、圏域の中核病院として、安全と信頼を備えた高度で良質な医療の提供と持続可能な病院経営を両立していくため、経営強化プランに基づいた取組を継続する。具体的には、入院診療に繋がる患者を重点的に受け入れるよう、病病連携・病診連携の強化と患者への啓発を促進するとともに、逆紹介の推進による外来診療負担の軽減、タスクシフトの体制拡充等の医師・看護師等の働き方改革を実施する。また、医療DXとして生成AIや病床管理システムの導入を行い業務効率化を図る。経費については、施設等の更新費用を平準化し長寿命化を図ることや、外部コンサルタントを活用した各種診療報酬算定率向上、薬品単価の引き下げ交渉の実施、共同購入による診療材料費の削減等の取組を実施する。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
彦根市立病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の彦根市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。