青森県つがる西北五広域連合:つがる総合病院の経営状況(最新・2024年度)
青森県つがる西北五広域連合が所管する病院事業「つがる総合病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
つがる西北五広域連合
つがる総合病院
西北中央病院
かなぎ病院
鰺ヶ沢病院
つがる成人病センター
鶴田病院
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
つがる総合病院は、西北五保健医療圏における不採算地区中核病院(第2種)として、以下の役割を担っている。•地域医療連携の要:令和6年4月より「紹介受診重点医療機関」として公表されており、かかりつけ医等との機能分化と高度急性期医療への集中を推進している。•救急・災害医療の拠点:災害拠点病院、救急告示病院、病院群輪番制病院として、年間約3,500件規模の救急搬送を受け入れる圏域の基幹病院である。•不採算・特殊部門の提供:精神病床(44床)や感染症病床(4床)を備え、民間での維持が困難な特殊医療を継続的に提供する地域のセーフティネットである。•人材育成:臨床研修病院として将来の地域医療を支える医師の育成・派遣拠点の機能を担っている。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は90.6%と前年度(98.9%)から大幅に低下し、類似病院平均(93.6%)を下回る厳しい決算となった。要因は、病床利用率(66.4%)の低迷に加え、コロナ対策の補助金や臨時特例措置の終了により、国庫補助金(2億4,800万円減)を含む計2億8,300万円規模の収益が消失した影響が甚大であったため。費用面では、人事院勧告に伴う給与単価増や翌年度の高度治療室(HCU)開設等に向けた看護師等の職員数増加、さらに物価高騰に伴う委託料増(6,600万円)が収支を強く圧迫した。今後は、令和7年度に開設したHCUのフル稼働による入院単価向上と、医療DX推進による抜本的な経営効率化を徹底し、早期の収支均衡と収益力回復を図っていく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は53.8%で平均以下だが、器械備品減価償却率は71.9%と平均(69.5%)を上回っている。ただし、令和6年度に実施したCTや血管造影装置等の高額医療機器の更新投資により、前年度(78.5%)からは改善した。今後も経営強化プランに基づき、残る機器の計画的な更新を進めるとともに、令和8年度の電子カルテシステム更新に向けた準備を行い、最新の医療提供体制を維持していく。
全体総括
当院の経営環境は、急速な人口減少に伴う需要減、施設・設備の老朽化、人材確保の困難、そして人事院勧告や物価高騰に伴う委託料増等のコスト急増により、極めて厳しい局面にある。【今後の改善策】課題克服に向け、令和7年度に開設した高度治療室(HCU)入院診療単価の底上げによる収益確保を最優先とする。あわせて、将来的な「医療DX」の推進を視野に入れ、看護記録支援システムやAI問診、動画説明支援システム等の導入を進める。デジタル技術の活用により、タスクシフト(業務移管)を推進して現場の負担軽減と人的資源の最適配置を徹底し、健全経営と地域医療の質維持の両立を目指す。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
つがる総合病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部のつがる西北五広域連合リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。