秋田県横手市：横手病院の経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表（2023年度）

地域において担っている役割

生命と健康を守り、地域の健全な発展に貢献することを目的とし、県南唯一の消化器センターを設置し、他地域からも多くの患者を受け入れている。在宅療養後方支援病院として、地域包括ケア病棟を開設し、多職種の医療従事者が在宅・施設での療養に繋がる連携を行っている。また、第2種感染症指定医療機関として、秋田県内の新型コロナ感染症患者の受入れを行っている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者１人１日当たり収益

外来患者１人１日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

経営の健全性を示す経常収支比率は、新型コロナウイルス感染症に係る補助金がほぼ無くなり、収益が大きく減少した。また、原材料の高騰に伴う材料費や光熱水費、燃料費等の執行額の増により、前年度比5.6ポイント減の91.0％となった。経営の収益性を示す医業収支比率は、医業収益が前年度より増加したが、医業費用は前述の理由により執行額が増加したことにより、前年度比0.7ポイント減の85.9％となった。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

１床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

償却対象資産の減価償却の状況を示す有形固定資産減価償却率は、医療機器の購入額やネットワーク機器、電話設備の更新に係る費用より減価償却額の執行額の方が大きかったことから、前年度比2.0ポイント増の68.2％となった。今後、高額な医療機器の更新時期を迎えることから、経営状況の改善に取り組むとともに、引き続き計画的な施設・医療機器の更新を行っていく。

全体総括

経営的に今後も急性期病棟と地域包括ケア病棟の効果的な運用により、安定的経営を目指すものであるが、地域の人口減少等の影響もあり、患者数は以前の水準までの回復は見込めない状況となっている。令和３年度に完了した改修工事に伴う減価償却費の増加や新型コロナウイルス感染症が令和５年５月８日をもって指定感染症から５類感染症に位置付けが変更となり、各種補助金が大幅に減少したこと等から引き続き厳しい病院経営となることが予想される。将来の医療需要に対応した機能分化・連携を推進し、地域の方々に信頼される医療の提供を目指す。

出典：経営比較分析表,

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