太良町：漁業集落排水施設

経営の健全性・効率性について

〇収益的収支比率は今回82％と例年並みになっている。H29が最終年度の越波対策事業が終了したためである。〇経費回収率は低い割合で推移しており今回も４割程度となっている。これは当初計画の処理対象人口に比べ高齢化、少子化による人口減が進んでいることで料金収入が減少し、一般会計からの繰入金に頼ざらるを得ない状況が続いているためである。収入面においても検討しているものの料金引き上げも難しく厳しい状況である。支出面では施設稼働サイクル見直しによる電気量削減などで維持管理費では一定の成果は出ている。〇汚水処理原価は現在は類似団体と単価はほぼ変わらない状況である。〇施設利用率は34％台で推移している。ただし処理量は季節によって大きな変動がある。〇水洗化率は高い水準であり、今回91％に達した。

老朽化の状況について

〇処理場の計画的な機器更新や中継ポンプの点検、交換等を行い長寿命化を図っている。

全体総括

〇維持管理費を一般会計繰入金で賄っている状況が続いているが、今回も４割程度である。今後もさらなる維持管理費の削減につとめるとともに、料金収入の見直し等も視野に入れて検討する。