宇和島市:漁業集落排水施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は、主に老朽化等の影響で修繕費が増加傾向にあり、低下傾向にある。企業債残高については、現在新規借入れを行っていないため、年々減少し、比率も低下している。しかし施設の老朽化に伴う機能診断を実施中であり、今後予定している更新に向けて適切な数値となるよう努める。経費回収率においては、使用料収入の減少により減少傾向にある。汚水処理原価については、処理水量が減少しても維持管理費等についての経費は必要であり、更に離島・海岸半島部という地理的要因により小規模であるため高水準となっている。施設利用率においては、人口減少により今後も低下傾向となるため、改善するためには広域化等による効率化を図ることも選択肢ではあるが、離島・海岸半島部に点在しており、隣接する集落が近隣にはないため広域化は困難な状況である。また、水洗化率においては、新規接続世帯は微増している。現状では、経費のうち使用料収入で賄えない部分について、一般会計からの基準外繰入を行っている状況である。今後の使用料金の改定予定については、現在他市と比較して高料金となっており、利用者に更なる負担を求めることは当面困難と考える。

老朽化の状況について

各施設、供用開始から16年から22年が経過している。管渠について、法定耐用年数が経過するまでには期間があり、改修計画の見直しや大規模な修繕改修は予定していない。しかし、海岸部のため塩害等も予想されるため、適正な点検・維持管理に努める。また、設備・機器については、機能診断を実施し長寿命化計画を策定中であり、今後その計画に基づき適正な更新・改修等を随時実施する予定である。

全体総括

今後も人口減少が主な要因となり、使用料収入の減少や施設利用率の低下が懸念されている。しかし、事業の広域化、管路延伸による区域の拡大は離島・海岸半島部に点在しているため、今後も困難な現状である。使用料金については、1月20㎥あたり津島地区が5,400円、遊子地区が4,795円と他市に比べて大変高い料金設定を導入しており、利用者に更なる負担を求める改定は当面困難である。しかしながら、地区住民にとっては生活環境を維持し快適な市民生活を送るために必要不可欠な施設であり、今後も安定的にサービスを提供する必要がある。そのため今年度から順次、長寿命化計画を策定し、その計画に基づき効率的で適正な施設の更新等を行うとともに、人口減少に対応するために地域にあった処理方法等を検討する。また、未接続の世帯に対しても、接続による地域環境の改善に理解を求めるなど普及・啓発活動の推進を行い、使用料の増収に努めるとともに、随時点検等を細かに実施することで費用発生の抑制を図り、今後も更なる経費削減に努める。

類似団体【H2】

北見市 北斗市 上ノ国町 奥尻町 せたな町 泊村 積丹町 猿払村 枝幸町 利尻町 佐呂間町 湧別町 別海町 五所川原市 むつ市 平内町 深浦町 中泊町 東通村 佐井村 階上町 宮古市 大船渡市 久慈市 山田町 普代村 野田村 塩竈市 気仙沼市 南三陸町 男鹿市 由利本荘市 北茨城市 新島村 糸魚川市 氷見市 七尾市 輪島市 穴水町 能登町 敦賀市 小浜市 越前町 高浜町 若狭町 沼津市 下田市 南伊豆町 松崎町 南知多町 志摩市 南伊勢町 舞鶴市 京丹後市 伊根町 姫路市 豊岡市 南あわじ市 香美町 新温泉町 和歌山市 日高町 由良町 鳥取市 岩美町 海士町 西ノ島町 知夫村 隠岐の島町 笠岡市 瀬戸内市 呉市 三原市 福山市 大竹市 大崎上島町 下関市 長門市 周南市 周防大島町 阿武町 美波町 海陽町 さぬき市 三豊市 今治市 宇和島市 八幡浜市 伊方町 愛南町 須崎市 宿毛市 香南市 奈半利町 黒潮町 北九州市 糸島市 岡垣町 唐津市 太良町 長崎市 佐世保市 松浦市 対馬市 壱岐市 五島市 西海市 東彼杵町 小値賀町 臼杵市 豊後高田市 姫島村 日出町 延岡市 日南市 串間市 川南町 南さつま市 長島町 宇検村 宮古島市 南城市 座間味村 与那国町