国民健康保険南丹病院組合:京都中部総合医療センタ-

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

南丹医療圏の最終拠点病院である事に高い意識を持ち、近隣の医療機関及び介護・福祉施設との連携を深め「急性期・がん診療を含む高度専門的医療」と「回復期・在宅支援機能」を持ち地域包括ケアシステムにおける中核病院の役割を担っているほか、慢性的な医師不足と言われている中、救急・小児救急・周産期医療等の不採算部門の責務も担い地域住民から高い評価を受けています。また南丹医療圏(南丹市・亀岡市・京丹波町)の災害拠点病院であり「災害医療」の役割も担っています。さらに平成31年1月に地域医療支援病院の承認を受けました。

経営の健全性・効率性について

収支比率のうち①について公立病院として収支の均衡が図れたものとなりました。②⑦について、回復期リハビリ病棟の充実化を実施したことで人員補充等の費用が増えたことが要因で前年度より上昇しましたが、平均値より良好な数値を保っています。(なお、⑤の減少は、平成29年度が平成28年度診療未収収納分を計上したことにより多額となったためです。)③の累積赤字額を示す比率について、昨年度とほぼ横ばいで赤字があるものの、類似施設・全国平均値と比べると良好な値を示しています。④については休床中の病棟(52床)が含んだものであり除いた値は78.6です。⑧については上記により収益は減少しましたが、付随する診療材料費も減少した事によるものであり、均衡のとれた値です。

老朽化の状況について

①建屋の老朽化(本館診療棟築44年・第一病棟築30年・第二病棟及び看護学校築16年)が進み類似施設と比較し高値となる。②器械備品については当医療圏の要である事の認識を深め、診療内容の充実(高度医療)・患者サービスの向上の為、医療機器等を順次更新及び新規の機器や管理システムを導入。平成27年度~リニアック装置導入及び病院情報システム(電子カルテ)の更新・第一MRI装置のリプレイス、第二MRI装置の新設、透析通信管理システムを更新し本年度については眼科手術顕微鏡・人工呼吸器・超音波装置を更新しました。③類似施設・全国のどちらと比較しても設備投資額は低値(少額)となっており老朽化がうかがえます。

全体総括

平成30年度について、僅かではありますがプラス収支となり昨年度に引き続き黒字決算を堅持しました。引き続き新公立病院改革プランに基づき経常収支・医業収支100%超えの安定した経営状態により益々高齢化が進む当医療圏の患者ニーズに応えるべく努めてまいります。それらを実現する為にも老朽化の進む病院施設の建屋について早急に新病棟建築の計画を進める事が直近の重要課題となっています。また、本医療圏では初めての「地域医療支援病院」として承認を受けましたが地域医療の充実・地元地域完結型医療を掲げ、地域住民の皆様に安心・安全な医療の提供に努めてまいります。

類似団体【2】

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