阿南町:簡易水道事業

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収録データの年度

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経営比較分析表(2019年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202165%70%75%80%85%90%95%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202155,000%60,000%65,000%70,000%75,000%80,000%85,000%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202150%52%54%56%58%60%62%64%66%68%70%有収率

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は平均値を下回っており、単年度収支が平均より赤字であることを示している。経営規模に対し地方債の規模が大きいことが収益圧迫要因となっていることが考えられる。企業債残高対給水収益比率の割合は年々下がっていたが、老朽化した設備の更新により平成29年度から増加した。今後、老朽管路の更新を行っていく必要があり、令和3年度より着手する予定であるため、さらに増加することが見込まれる。料金回収率は6割程度であり、給水に要する費用の3割強を使用料以外の収入で賄っている状況である。有収率が6割と低く、喫緊の課題となっている。少しずつではあるが上昇傾向であるので、さらなる漏水調査・修繕に努める。
201020112012201320142015201620172018201920202021-0.01%-0%0.01%0.02%0.03%0.04%0.05%0.06%0.07%0.08%0.09%0.1%0.11%管路更新率

老朽化の状況について

施設、管路共に老朽化が進んでいるが、心臓部である浄水場ついては補助事業等により、平成28年度から令和元年度までかけて機械・電気設備の更新を行った。管路については、本管の総延長が140km程あり、経営規模に対して大変長いものとなっているが、その多くが昭和の終わりから平成の始めに掛けて整備されたものであり、老朽化が懸念される。一挙に更新することは困難であるため、令和元年度から令和2年度にかけて優先順位を付けて更新計画の策定を行った。令和3年度より更新に着手する予定である。

全体総括

給水に要する費用が高く、使用料以外の収入に依存している状況である。また、漏水が原因で水を捨てている状況があるため、漏水調査・修繕に取り組んでいる。今後、管路更新を行っていく必要があると共に、浄水場の設備更新に充てた起債の償還もピークを迎え、経費の増加が見込まれる。使用料収入については、人口や使用水量の減少に伴い減少していく見込みである。適正な料金設定及び経費の抑制を行う必要があり、平成30年度には10%程度値上げする料金改定を実施した。また、令和元年10月からの消費増税に伴い、令和2年度より増税相当分の料金改定を実施した。適正な料金設定については、継続的に検証していく必要がある。